Viewpoint
日本人拉致を忘れず許さず
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 無残な北朝鮮人権問題 茶番にすぎなかった再調査 胸にブルーバッチを付けているが、時々そのバッチは何ですかと聞かれるので、このバッチは「北朝鮮に拉致された日本人を救出支援するためのシンボ…
和の精神で憲法13条凌駕を
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 理解不能な「個」の思想 日本人に馴染まぬ西洋哲学 日本国憲法は連合軍総司令部(GHQ)により「個人」という異様な思想の上に構成されているがために、戦後70年…
公民教科書と反安保法の因果
大月短期大学名誉教授 小山 常実 記述ない国家観・国防 優等生ほどお花畑の世界観 本年9月19日、安保法制が成立した。混迷に混迷を深めた安保法制論議を聞いていて、三つのことを思った。相互に関連する日本共産党、公民教科書…
憂うべき人口減時代の到来
経済ジャーナリスト 尾関 通允 国内経済の停滞に直結 ロボット活用など対策必要 小児科や産科のある病院数が減り始めているとのニュースを、しばらく前に聞いた。また、それより少し前には、学習塾の数がかつてほどには多くなくな…
中国領海侵犯に黙る翁長知事
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 報道避ける沖縄地元紙 論理破綻の「日米安保理解」 中国海警局の艦船3隻が11月23日に沖縄尖閣諸島の領海内に挑発侵入したため、警戒監視体制の海上保安庁の巡視船が再三退去命…
独における反イスラム言動
日本大学名誉教授 小林 宏晨 平和的共存を乱す危険 無制限ではない言論の自由 人々は、その意見を自由に表明し、議論する場合にのみ、その政治意思を形成することができる。これこそが民主制の基盤である。しかし、他者を中傷し、…
中台首脳の握手を危惧する
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 台湾の民主主義を守れ 移民論議は宗教を前提に 現象を見て原因を軽視する傾向が現在の日本の指導層に見えるのは残念である。これは政界のみならず財界や言論界でも言えることである。だから…
中国の南シナ海領有の野望
元統幕議長 杉山 蕃 巧妙に進める実効支配 国際協議による解決が重要 APEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議が行われ、懸案の南シナ海における中国の一方的な領有権主張、…
衝撃的なパリ同時テロ事件
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 通信手段駆使するIS 対策が追いつかぬ治安機関 パリでの同時多発テロは、2001年にアメリカで起きた9・11同時多発テロと同じ深い衝撃と恐怖をもたらした。今…
海外の沖縄ウォッチャー<English付>
エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 学者というより活動家 罵声浴びせ飛行妨害も画策 今回は沖縄の学者と親密な海外識者の公平な学識を犠牲にした行動主義、日本居住または訪問客としての地位の問題に…
危うい高層マンション事例
経済ジャーナリスト 尾関 通允 恐るべき工事の手抜き 企業の社会的責任感が不足 明治期から大正・昭和期にかけて文壇で活躍した幸田露伴(1867~1947)に『五重塔』という名作がある。仕事一筋の頑固者の大工の十兵衛が、…
社会主義者の米ユダヤ系議員
獨協大学教授 佐藤 唯行 サンダース氏は3人目 民主党大統領予備選で健闘 米民主党の大統領選予備選で首位に立つクリントンを一時、窮地に追い込む勢いを見せ、現在でも第2位を占めているのがバーニー・サンダース上院議員だ。サ…
道徳教育教科化と今後の課題
教育研究者 杉原 誠四郎 生徒指導と一体で見直せ 他教科と異なる文章評価で 道徳教育の教科化が実現に向けて準備が進んでいる。本年3月学習指導要領の一部が改訂され、従来の教科書になかった「道徳の時間」が、教科書のある「特…
米海軍の南シナ海自由航行
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 紛争化は抑制する米中 仲裁の役割果たし得る日本 去る10月27日に第7艦隊所属のイージス艦・ラッセンが南シナ海のスービ(渚碧)礁・人工島から12カイリ以内をデモ航行した。中国は強く反発し、…
有力になる「写楽、写楽説」
文芸評論家 菊田 均 強力だった別人説30件 「謎」の面白さが生む諸著作 東洲斎写楽(写楽)の正体については、四半世紀前ぐらいまでは「謎」とされていた。「写楽の正体は不明」が常識だった。私自身も、だれか別の人物が写楽と…
伊犁事件調査した明治軍人
歴史家 金子 民雄 日本にない宗教民族闘争 「南京虐殺」の風説生む大陸 世界には日本人によく理解できないものがあるようだ。その一つが民族紛争。狭い島国に単一民族が居住しているから、互いに争ったり殺し合いをする民族闘争と…
アベノミクスは大丈夫か
鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 生産性向上対策が大切 政策の道筋を明確にせよ 先月発足した安倍改造内閣は、アベノミクスの「新3本の矢」を揚げ、「一億総活躍」大臣を任命し、「一億総活躍」国民会議を発足させ…
対中韓関係は「半身の構え」で
東洋学園大学教授 櫻田 淳 幻滅に近い日本の感情 生命線視した戦前は大失敗 約3年半ぶりに再開された日中韓首脳会談は、来年以降の「定例化」という成果を残したと報じられた。この首脳会談を機に日中関係や日韓関係の膠着が打開…
安保関連法成立を振り返る
ロシア研究家 乾 一宇 自衛に実のある議論を 常識ない特殊な国情を露呈 歴史を遡ると日本という国は、多くのアジアの国が植民地として支配されている時代、日清・日露戦争で大国、清・露国に勝った。大東亜戦争では連合軍に敗れ…
「津波防災の日」知識と行動
拓殖大学地方政治行政研究所客員教授 濱口 和久 「てんでんこ」で高台に 早期避難し自分で命を守れ 11月5日が「何の日」か知っている国民は、どれだけいるのだろうか。日本政府(内閣府・気象庁など)の広報不足もあり、ほとん…
憲法9条で盲信する「平和」
軍事評論家 竹田 五郎 軍事力を誇示する中国 安保法に「戦争法」論は誤り 現憲法公布から69年が経つが、第9条による国民の「平和ボケ」は強く、9月19日未明に参議院において野党の強い抵抗を排して成立した安保法により我が…
「健康寿命」を延ばす養生法
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 予防医学で「未病」治す 食、息、睡眠など秘訣八カ条 「健康寿命」とは、病気などで日常生活が制限されることなく、自立的に生活できる期間で、世界保健機関が健康の指標として提唱している…
戦後教育の失敗を修復せよ
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 制度いじりで解決せず 個性を育む鍛錬など基盤に 昨今、フェミニスト諸団体や「反日NGO」さらには外務省までもが「児童の権利条約」の実効措置を奨励してきたがた…