「津波防災の日」知識と行動


濱口 和久

「てんでんこ」で高台に

拓殖大学地方政治行政研究所客員教授 濱口 和久

 11月5日が「何の日」か知っている国民は、どれだけいるのだろうか。日本政府(内閣府・気象庁など)の広報不足もあり、ほとんどの国民が、11月5日が「何の日」か知らない。正解は「津波防災の日」である。

 平成23(2011)年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、津波によって多くの犠牲者が出た。日本政府はこれを踏まえて同年6月、「津波対策の推進に関する法律」を制定した。そして、広く津波対策についての理解と関心を深めることを目的として、毎年11月5日を「津波防災の日」と定めた。


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