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対中政策の再検討迫られる米政権

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 中東の空白を埋める中国 サウジやイスラエルにも接近  バイデン米政権はサウジアラビアに対し厳しい姿勢を取ってきた。同国出身でワシントン・ポスト紙記者のジャマル・カ…

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中国の脅威にやっと覚醒した日本

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 台湾情勢重視の防衛白書 インド太平洋構想の具体化を  2021年7月1日、中国政府は二つの大きな記念式典を同時に華々しく開催した。中国共産党創立100周年と、中国のチベット…

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腐敗断ち切れぬバイデン米政権

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 次男の絵画、高値で販売へ 大統領へのアクセスとの疑惑  アメリカでジョー・バイデン政権が誕生してから、ちょうど半年が経(た)った。不安の中で発足した同政権に…

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菅政権は基地問題解決に指導力を

東洋大学名誉教授 西川 佳秀 台湾有事は即沖縄有事 不可欠な防衛施設の安定運用  菅総理は4月の日米首脳会談で「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」共同声明を発表した。日米首脳間の文書に「台湾」が明記されたのは、19…

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他人事でない熱海の土砂災害

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 日頃から防災意識定着を 自然界の現象は想定外が基本  静岡県熱海市で7月3日10時30分頃に起きた土砂災害(土石流災害)による行方不明者の捜索が続いている(18日時点…

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漁業・養殖業復活へ政策大転換を

一般社団法人生態系総合研究所代表理事 小松 正之 水産資源は国民共有財産 漁業権制度改め新規参入促進を  2018年改正漁業法が20年12月に施行された。そこで改正漁業法の効果としての漁業・養殖業と水産業の将来の展望につ…

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下期の日本経済回復の展望

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 設備投資・輸出リード型に 非製造業・中小企業は低迷続く  1~3月期のマイナス成長に続き、4~6月期もマイナス成長と予想される日本経済は、欧米に比べてコロナ禍からの立ち直り…

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注意要する「こども庁」審議

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 自民勉強会に左翼活動家 当初案の名称から「家庭」削除  櫻井よしこ氏が毎月連載している産経新聞のコラムで、「自民左傾化 危うい兆候」「『家族』壊す保守政治家」と題し、「極左の運動家が首…

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新型コロナ第3波迎えたロシア

ロシア研究家 乾 一宇 連日数百人の死者を記録 新たな政策を求められる政府  ロシアの新型コロナの感染状況(累計約550万人)を見ると、昨年8月26日に新規感染者が最低(4576人/日)となり、第1波が底を打った。その後…

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台湾認識めぐる日中の同床異夢

平成国際大学教授 浅野 和生 “中国の統治圏外”と茂木氏 WHO参加促す参院決議で表明  5月上旬まで、国内の新型コロナウイルス感染拡大を完全に抑えこんでいた台湾で、その後、感染が急拡大し死者が増加する事態となった。する…

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粛々と行われた米露首脳会談

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 核戦争回避の原則再確認 流れを決めた事前の外相会談  バイデン米大統領就任後初のプーチン露大統領との対面による米露首脳会談が予定通り、6月16日、ジュネーブのレマン湖のほとりの会場で約3…

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「北京2022」への対応を考える秋

東洋学園大学教授 櫻田 淳 「体制の宣伝」利用は明白 西側がボイコットなら日本も  「東京2020」(東京オリンピック・パラリンピック)の開幕まで、3週間を切った。オリンピック・パラリンピックが単なる「スポーツ競技の場」…

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改めて「デジタル教科書」を問う

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 知の基本は紙の教科書 人間は言語によって人格形成  昨今、若い世代の自殺が急増し、加えて、「いじめ」が多発している状況は座視することができず、極めて憂慮に堪え難い思いである。さらに…

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尖閣問題、中国が「三戦」攻勢

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 デジタル博物館で領有主張 わが国もソフト戦略で反撃を  中国では、4月25日に福建師範大学釣魚島研究チームが設計・創建した「中国的釣魚(尖閣)島デジタル博物館(以下、博物館)」が、第4回デジ…

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国家的権威失いつつある中国

元統幕議長 杉山 蕃 軍事面でも包囲網強まる 日米豪印と欧州3ヵ国が連携  3月の米中外交トップ会談で、多分に威圧的態度を楊潔●(「竹かんむり」に「褫」のつくり)代表が国際メディアに見せつけて以来、所謂(いわゆる)中国包…

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見えだしたバイデン・ドクトリン

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 「21世紀の新同盟」構築へ 国際秩序揺るがす中国と対峙  第2次世界大戦後、米大統領トルーマンがソ連と共産主義圏からの挑戦に立ち向かうために、自由民主主義国による…

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人口と文明を考える

哲学者 小林 道憲 21世紀は「流民の世紀」に 中心と周辺が逆転する可能性  人口減少は、今日の先進国の悩みの一つである。欧米諸国でも、日本でも、出生率は年々減少し、このまま出生率の減少が続けば、先進国の人口は、今世紀の…

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中露に対抗、米政権が「ワクチン外交」に本腰

バイデン米政権の対中政策

東洋大学現代社会総合研究所研究員 西川 佳秀 その本気度を見極めよ 舌鋒は鋭いが政策は現状維持  バイデン米政権は、中国に宥和(ゆうわ)的な政策を採るのではないかとの懸念が強かった。バイデン大統領の長男が中国系金融機関と…

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武田信玄生誕500年と信玄堤

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 我が国の治水技術の始祖 洪水被害緩和し農業生産安定  先日、甲斐の国(山梨県)を支配した武田信玄の居城だった躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)跡を5年ぶりに訪れた。信玄…

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チベット侵略を正当化する中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 「白書」発表し必死に弁明 近代化強調も目的は支配強化  世界が中国の正体に目覚め、今や中国は世界中から警戒される対象となっている。つい1年ほど前まで日本では世界日報など限ら…

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功利主義はびこる日本を立て直そう

NPO法人修学院院長 久保田 信之 日本人支えた「職人気質」 「自己陶冶」こそ教育実践の目的  西洋近代との関係が深まるに伴い、一神教社会の影響が強まるに従い、多様性を基盤とした日本社会を根底から崩し始めた。新自由主義の…

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米欧に遅れた日本経済の回復

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 ワクチン接種の速さで差 感染拡大中に二兎追った日本  日本と米欧の間で、コロナ禍による経済の落ち込みからの回復に、差がついてきた。  米欧の5月のPMI(購買担当者景気指数…

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文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文

ふたつの「ジェノサイド」 米は「ウイグル」に集中を

文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文 「第三世界」取り込む度量期待   さる4月24日は、オスマン帝国によるアルメニア人大量虐殺から106年目の記念日であった。同日、バイデン米大統領は、あのような「ジェノサイド(集団…

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