メディア批評 rss

渋谷区の同性愛結婚相当条例案に社会規範差し置いて賛成する朝毎

◆同性愛とHIV感染  最近、エイズ(後天性免疫不全症候群)に関するニュースがめっきり減ったように思う。かつては厚生労働省のエイズ動向委員会の発表モノが新聞の1面を飾ることもあった。それが慣れっこになったのか、新薬の開発…

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介護報酬引き下げに超高齢化社会の深刻な現実に関心を寄せる各誌

◆老人漂流と嘆く毎日  4月からの介護報酬引き下げを受けて、週刊誌各誌は判で押したように「高齢者介護」問題を取り上げている。「介護現場での労働力空洞化」「介護崩壊に拍車」「外国人スタッフ頼み」などの見出しが目に突き刺さる…

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「イスラム国」の日本人人質事件を安倍政権批判に利用する「報ステ」

◆番組に外務省が抗議  今月に入って、テレビ朝日「報道ステーション」の放送内容が話題になっている。  3日には外務省が前日の内容に抗議と訂正を申し入れ、9日には放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会が昨年9月…

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朝日「強制連行プロパガンダ」 国際社会に悪影響

「独立検証委員会」が報告書  朝日新聞の一連の慰安婦報道を独立した立場の学識者で検証する「朝日新聞『慰安婦報道』に対する独立検証委員会」(委員長・中西輝政京大名誉教授)は19日、都内で記者会見し検証結果をまとめた報告書を…

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「公明」の教育特集 奨学金制度改革訴える識者

 大学受験シーズンもたけなわだが、待ちに待った合格発表の後に来るのが高い入学金・授業料の振り込み手続きだ。高学歴化が進んだ社会では、高い教育費が少子化の一因にもなっている。公明党の機関誌「公明」3月号は特集2番目に「グロ…

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共産党の議案提出 最初に政党助成法廃止案

「国民の声」より党利党略  日本共産党は1月5日の党旗開きで志位和夫委員長が政党助成金廃止法案提出を表明し、通常国会が開会した26日に同法案を提出した。機関紙「しんぶん赤旗」1月27日付は1面でこれを報じ、2面の「主張」…

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施政方針と「自由民主」 農協改革を看板に打ち出す

統一地方選に影響も  安倍晋三首相が「改革断行国会」と称する通常国会が開幕した。自民党の機関紙「自由民主」(2・24)は、「『戦後以来の大改革』を断行」「農政、電力分野の『岩盤』を打破」の見出しで、首相の施政方針演説を扱…

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現実的な電源比率を求めた日経、産経、小紙と原発ゼロありきの朝、毎

◆最適な電源構成議論  エネルギーのベストミックス(最適な電源構成)についての議論が、政府(経済産業省)の有識者会議「長期エネルギー需給見通し小委員会」で始まった。2030年の時点で、火力や原子力、水力や太陽光発電などの…

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災害時の軍の救援支援するODA大綱の趣旨を解さぬ朝日「素粒子」

◆軍=悪玉の決めつけ  イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画はイスラム教徒の心を傷つけたとして物議を醸しているが、朝日の夕刊、題字下の社会風刺コラム「素粒子」にも傷つけられた人は少なからずいる。  かつて鳩山邦夫法相が…

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シェールオイルにらみ原油減産見送ったOPECなど動向探る各誌

◆分かれたサウジ評価  ひと頃の高騰を思えば、最近は「安くなった」と思ってしまうガソリン価格。昨年7月には1㍑=160円だったのが、現在では120円台に低下し、“安心”して満タンを入れる客も増えたとか。消費者の関心はガソ…

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虐待による愛着障害の治療で脳科学への過剰な期待諫めた「クロ現」

◆唯物論的な人間観に  近年、脳科学の発達は目覚ましく、脳のどの部位がどのような精神作用に関わっているのかが分かるようになってきた。かつてNHKスペシャルが電極の付いた細い管を脳に差し込んで、うつを治療する「脳深部刺激」…

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各紙評価する岩盤規制打破の農協改革は本当に農業再生に繋がるか

◆10日各社説は同論調  「岩盤規制」の一つに挙げられていた農協改革が事実上決着した。全国約700の地域農協を統括する全国農業協同組合中央会(JA全中)が、政府・自民党がまとめた農協改革案の受け入れを9日に表明した。農協…

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「イスラム国」邦人人質事件でテロ批判が米国批判にすり替わる朝日

◆テロ集団に与した?  イスラム過激派「イスラム国」の残虐極まりないテロ行為に国際社会はどう立ち向かうか、新たな段階に入った。わが国は2邦人を殺害され、標的に名指しされただけにテロ対策が急がれる。  テロ集団は「世界16…

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宗教戒律に無頓着な日本人の軽率な行為にテロの危うさ報じた文春

◆警察情報追った新潮  イスラムスンニ派過激テロ組織「イスラム国」は2人の日本人を殺害し、さらにその刃を日本にも向けると公言した。週刊誌はこの話題で持ち切りだ。  週刊朝日(2月13日号)は安倍晋三首相に対し、「イスラム…

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辺野古埋め立てを妨害、地元2紙が「赤旗」同様に

《 沖 縄 時 評 》 ◆翁長革新県政で基地闘争過激化  「沖縄の新聞はどこかの反戦、反基地団体の機関紙みたい。どこの面を開いても過激な基地反対報道がいっぱい。対立や反対闘争だけをイメージさせる生臭い地域(観光地)のよう…

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人質殺害映像に各紙談話でイスラム観形成に冷静さ求めた専門家ら

◆ジャーナリスト受難  イスラム過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)に日本人2人が拘束され身代金やテロ事件犯死刑囚の釈放を要求されていた人質事件は、湯川遥菜さんに続き、フリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したと…

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秘密保護法や共謀罪に反対の朝日と毎日にテロ対策を語る資格なし

◆邦人殺害で両紙社説  過激組織「イスラム国」によって日本人2人が殺害された。「痛恨の極み」(安倍晋三首相)の最悪の結末だ。テロリストは今後も容赦なく日本人に矛先を向けてくる。2020年には世界の耳目を集める東京オリンピ…

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アエラの安倍政権の原発政策は「具体的な道筋示せず」は偏った見方

◆国内48基稼働はゼロ  アエラ2月2日号で「絵に描いた餅も描けない混沌/原発再稼働後に広がる不安」と題し、リード文で「再稼働したとしても、原発政策は八方ふさがり。原発維持に方針転換した安倍政権だが、具体的な道筋は示せず…

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「イスラム国」邦人人質事件を過激派組織同士の競争と見た「新報道」

◆守勢に立った過激派  シリアとイラクに勢力を持つ中東の過激派組織「イスラム国」が日本人人質1人を殺害したとみられ、解放に向けた交渉は難航している。  フランスで先月7日に起きた風刺週刊紙「シャルリエブド」襲撃事件の衝撃…

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植村隆・元朝日記者VS西岡力教授

元慰安婦の履歴「捏造」と東京基督教大学教授・西岡氏 法的措置の元朝日記者・植村氏に厳しい論考  前回のこの欄で、慰安婦報道と原発事故に関わる「吉田調書」についての誤報問題で、反省しない朝日OBについて書いた。この点に関し…

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2年ぶり改定の宇宙基本計画に安保能力強化を是とした読売と日経

◆沈黙したリベラル系  政府の宇宙開発戦略本部が今月上旬にわが国宇宙開発の2015年度から10年間の基本方針となる新しい宇宙基本計画を決定した。現行の計画(5年間)は13年1月に策定したばかりで、2年ぶりの改定は異例であ…

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護憲論調の朝毎に「表現の自由」に責任伴う主張せしめた風刺画事件

◆ムハンマド画の扱い  テロをめぐって1月に二つの衝撃が走った。イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した仏週刊新聞「シャルリー・エブド」の襲撃事件と日本人人質事件だ。いずれもイスラム過激派の犯行だ。  言うまでもな…

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仏国のテロに風刺と表現の自由、宗教の尊厳など文春で説く識者ら

◆キリスト教にも風刺  フランスの風刺画週刊紙「シャルリー・エブド」がイスラム過激派に襲撃された事件は「表現の自由」とともに、宗教に対する理解の重要さを実感させた。  わが国でも「表現」をめぐってメディアが抗議されたり、…

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