メディア批評 rss

高浜原発再稼働差し止め仮処分の福井地裁判事の信条を暴く産経抄

◆誤認と人格権で判決  飲酒運転の車に突っ込まれた人が相手の運転手ではなく、自分の車の製造会社を「頑丈に造らなかった」と訴え、1300億円の賠償命令の判決。47年間たばこを吸い続けて肺がんになった男性がたばこ会社を訴え3…

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中国の「琉球独立」工作と翁長沖縄県政の深い関係に警鐘発した文春

◆江戸時代以前を狙う  元校長の「フィリピン買春」が週刊誌のトップを飾っているが、いくらグロテスクな「教育者とエロ」がけしからんと言っても、所詮は個人の問題。本人は社会的に葬られ、家族はいい迷惑だが、別に直接国を危うくす…

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海外で養子取る同性カップル紹介しながら是非論じぬ「グッディ!」

◆男女結婚と価値混同  同性カップルであっても「結婚に相当する関係」と認めて、証明書を発行することを盛り込んだ東京都渋谷区の「同性婚」条例が先月31日、成立した。その直後に記者会見した桑原敏武区長はこう語って胸を張った。…

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統一選前半戦の「自由民主」 政策実現のスピード強調

地方対策は喫緊の課題  安倍政権が「地方創生政策」を掲げて臨んだ統一地方選前半戦の投開票が12日に行われ、自民党は10知事選すべての推薦した現職が当選、政令指定都市市長選では推薦した4候補のうち札幌は民主党推薦候補に敗れ…

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18歳選挙権に各党関心 改憲手続きの教育も必要

 「20歳以上」の選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案を与野党6党が国会に再提出し、成立する見通しだ。来年夏の参院選を見据えて各党とも10代有権者に関心を示しており、自民・民主の機関紙では高校や大学など…

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統一選前半戦の「赤旗」 独善的に捉える「民意」

弱気民主の虚を突く共産党  統一地方選前半戦の結果を受け、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(4・14)は「前半戦の成果を確信に、後半戦で必ず勝利・躍進を勝ち取ろう」と題する党中央委員会常任幹部会の文書を1面に掲載した。…

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親の監督責任/最高裁判決で親の適切な指導が大切と説く毎日社説

◆産、毎、読が肯定評価  小学生(11歳)が校庭でサッカーの練習中に蹴ったボールが、ゴールポスト、門扉、側溝を飛び越えて道路に転がった。オートバイで走っていた85歳の男性がこれを避けようとして転倒し足の骨折などで入院。入…

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翁長知事に反米「戦車闘争」を指南した沖縄タイムスの日米安保潰し

◆故リー元首相の忠告  シンガポールの「建国の父」リー・クアンユー元首相が3月に亡くなった。朝日は「世界史に名を残すアジアの巨人」(同24日付社説)と書き、他紙も資源のない小国を急成長させた経済的手腕を称(たた)えた。だ…

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流血事件多発の中東情勢に歴史と宗教を特集したエコノミストなど

◆重なり合う帰属意識  宗教に関心の薄い日本人にとって現在、世界で起こっている出来事はなかなか理解できないことが多い。例えば、中東でのIS(「イスラム国」)のようなイスラム過激派による残忍な殺戮(さつりく)事件は、単なる…

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菅長官・翁長知事会談に際し橋本元首相を持ち上げた「サンモニ」

◆違法行動に論評せず  沖縄・米軍普天間基地の辺野古移設のための埋め立て工事が進んでいるところへ、昨年11月に辺野古移設反対を掲げて沖縄県知事選挙で当選した翁長雄志(おながたけし)知事と国との対立が深まっている。5日放送…

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敢えて“蔑視”で問う“無能” 月刊朝鮮に陸奥宗光「蹇蹇録」

困難な韓国の外交情勢  現在、韓国では日本政府の対韓政策に対する危機意識が高まっている。安倍晋三首相と朴槿恵(パククネ)大統領との間で、就任以来1度も首脳会談が開かれないという異常事態が続いているのを受け、与党内に「対日…

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江戸時代の旺盛な知識欲 日本で読まれた李朝「懲毖録」

東郷平八郎ら李舜臣評価に  「韓国外交がおかしい」という言葉をよく聞く。米国と中国という2大国の間で「あいまい外交」を展開しているというのだが、結局それは、安全保障は米国との同盟に依存し、経済は中国に頼るという「二股外交…

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「黒田日銀」金融緩和2年、「短観」足踏みで各紙に日銀への注文目立つ

◆論評テーマは3通り  新年度がスタートした。経済面では税制が変更になったり、年金額が変わったり、食料品などの一部ではまた値上がりもした。今年4月は消費税増税から1年、黒田東彦(はるひこ)日銀総裁による「異次元」金融緩和…

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緊急条項で改憲しなくてもと国民保護法まで持ち出した朝日の方便

◆説明と合意説く日経  戦後70年にして憲法改正の動きが本格化してきた。安倍晋三首相は国会発議とその賛否を問う国民投票の実施時期を2016年夏の参院選後とする認識をすでに示している。首相が改憲への政治日程を明らかにしたの…

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報ステ騒動を詳報した文春と官邸の「メディア操縦」に着目した新潮

◆脱線した古賀茂明氏  久しぶりに、なんだかんだ言っても予定調和でまとめていたテレビ番組が、確信犯によるハプニングで、ぐだぐだになった「放送事故」を視(み)た。  3月27日のテレビ朝日「報道ステーション」で、元経産省官…

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イスラエル選挙で強硬派勝利に警戒表したエルサレム・ポストなど

◆右派リクードが勝利  イスラエルの総選挙が3月17日に行われ、右派の現与党リクードが勝利した。投票直前まで中道左派労働党を中核とする統一会派「シオニスト連合」が勝利するとみられていたが、予想を覆し、リクードが30議席を…

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与那国町住民投票紀行記 「反対派は外から来る」

《 沖 縄 時 評 》 ◆自衛隊配備賛成を求めて  去る2月22日、沖縄県与那国町で自衛隊配備の是非を問う住民投票が行われた。  結果は、632票対445票で賛成派が反対派に187票の差をつけて勝利した。同町の通常の選挙…

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衆院「1票の格差」各判決に現実的アプローチで提言した読売や日経

◆具体策は乏しい朝毎  「1票の格差」が最大2・13倍だった昨年12月衆院選の区割りをめぐり、弁護士グループが全295選挙区の選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の高裁判決で、その判断が分かれている。提訴された17件の訴訟の…

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「世界は一家」の八紘一宇を「侵略正当化標語」と曲げて批判する朝毎

◆国旗の次は言葉狩り  「八紘一宇(はっこういちう)」がやり玉に挙げられている。自民党の三原じゅん子女性局長が参院予算委員会で「日本が建国以来、大切にしてきた価値観」として紹介したところ、朝日と毎日から「戦争推進のスロー…

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「福島の内部被ばくはほぼゼロ!」明かした新潮連載「がんの練習帳」

◆食料品に厳格な基準  5年目の3・11を迎え、福島第一原発の事故による放射線の影響について、週刊新潮の連載「がんの練習帳」(中川恵一)の3月19、26日号で整理している。  事故後からこの間、住民に対する被ばく量測定な…

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多党化で議論がますます薄まった統一地方選前のNHK「日曜討論」

◆10党は多すぎる印象  統一地方選が26日の10道府県知事選告示をもって開幕した。22日放送のNHK「日曜討論」は選挙に向けて「地方創生・原発・安保 10党に問う」と題した政治討論を行った。  10党の出席者は、自民党…

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子供を生まない女性、口出しタブーの風潮

自由強調は未熟な精神性  世の中、「ダイバーシティ」(多様性)が大流行である。日本では近年、多様な人材の積極登用など、企業活動の分野で多用されていた外来語だが、今は経済から教育・文化まで、幅広い分野で使われている。多様性…

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日本の「右傾化」、政権批判に利用するレッテル

 慰安婦問題と原発事故における「吉田調書」についての誤報で朝日新聞批判が高まった時、中国共産党機関紙、人民日報は安倍首相の下で進む日本の右傾化の産物と報道した。韓国のメディアも、歴史認識の問題で論議が起きると、日本の右傾…

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