メディア批評 rss

シリアでのロシア機撃墜で関係悪化が懸念されるイスラエルとロシア

◆食い違う両者の主張  内戦が続くシリアで17日、ロシアの偵察機イリューシン20がシリア軍による「誤射」で撃墜されたことを受けて、情勢がいっそう複雑化するとの懸念の声が上がっている。  搭乗していたロシア兵15人が死亡、…

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杉田論文騒動の第2幕 肥大化するLGBT運動

「新潮45」休刊で批判萎縮を危惧  保守派の衆院議員、杉田水脈(みお)(自民党)の論考「『LGBT』支援の度が過ぎる」(LGBTとは性的少数者のこと)を8月号に掲載し、左派の新聞・テレビを中心にした“杉田バッシング”のき…

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またも仮想通貨流出で業界にずさんな管理態勢の改善を求めた各紙

◆対策怠り流出阻めず  今度は金融庁が認めた「登録業者」からの仮想通貨流出である。  大阪市の仮想通貨交換業者の「テックビューロ」がシステムへの不正アクセスを受け、1時間余りの時間に70億円相当が外部に流出し、そのうち4…

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中国企業を介しての中国当局への重要情報漏洩の危険性を警告する日経

◆重箱の隅つつく論議  この数週間、新聞の話題はもっぱら自民党の総裁選挙だった。結果は下馬評通り安倍晋三総裁が約7割の支持を得て、3選を果たした。党員票では安倍氏が55%、対抗馬の石破茂氏が45%獲得したが、これをめぐっ…

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LGBTへの「共感」に惑わされ疑問追及を放棄した「深層NEWS」

◆深層迫らず広告塔に  多くのメディアが煽(あお)る“LGBT(性的少数者)ブーム”の中で、国文学研究資料館長で東京大学名誉教授のロバート・キャンベルがゲイ(男性同性愛者)であることを自身のブログで公表した。  BS日テ…

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引退した安室さんを巻き込んだ沖縄県知事選での謀略戦を伝える新潮

◆“小泉効果”吹っ飛ぶ  1週間後(9月30日)に迫った沖縄県知事選挙。さる関係者が「いつも最後に何か出てくる。事故だったり、事件だったり」と顔を曇らす。事故・事件で一気に選挙戦の流れが変わってしまうということが過去、何…

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LGBTへの「共感」に惑わされ疑問追及を放棄した「深層NEWS」

◆深層迫らず広告塔に  多くのメディアが煽(あお)る“LGBT(性的少数者)ブーム”の中で、国文学研究資料館長で東京大学名誉教授のロバート・キャンベルがゲイ(男性同性愛者)であることを自身のブログで公表した。  BS日テ…

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各党首選に注目度の差 支持率に繋がらぬ国民民主

ネットや青年動員も実らず  9月は国民民主党代表選、自民党総裁選が行われたが、双方の注目度の差は大きかった。  国民民主党の機関紙「国民民主」(9・21)は、4日の代表選結果を受けて「玉木雄一郎新代表を選出」の見出しで結…

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「公明」の日中40年特集 駐日中国大使が米国批判

「公明」の日中40年特集 駐日中国大使が米国批判

対米統一戦線形成に加担  このところ公明党の機関誌「公明」には日中平和友好条約締結40周年の特集が目立つ。同誌9月号の特集「恒久平和への潮流を促進」には、山口那津男代表インタビュー「東アジアの安定を目指し幅広い交流が必要…

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沖縄知事選で「辺野古」を争点とする朝日・産経とあるべき姿を説く読売

◆保革一騎打ちの構図  自民、公明、維新など4党が推薦する佐喜真淳・前宜野湾市長と、共産、立憲民主、自由など「オール沖縄」が擁立した玉城デニー・前衆院議員の事実上の保革一騎打ちとなった沖縄県知事選挙(13日告示)は30日…

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自民党総裁選をめぐり慎重に石破氏を持ち上げモリカケ論争を煽る朝日

◆「天敵」の敵は味方  「敵の敵は味方」。孫氏の兵法では聞かないが、時に耳にする諺(ことわざ)だ。ネットのフリー百科事典「ウィキペディア」のパロディ版(アンサイクロペディア)はこんな風に書いている。  「敵の敵を味方に引…

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日中の産業・経済力を比較し、中国の世界制覇の野望を分析した2誌

◆良好とは言えぬ関係  今年は日中平和友好条約締結から40周年を迎える。この条約は1972年の日中共同声明を踏まえてのものだったが、締結までに6年の歳月を要している。一方、締結後40年で日中両国の様相は一変している。何よ…

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放送終了近づく「時事放談」自民総裁選では石破氏サイドの出演一色

◆選挙に不公平な放談  TBSの政治討論番組「時事放談」が今月末の30日放送を最後に終了するという。時期はちょうど自民党総裁選と重なり、毎週テーマになるが、安倍晋三首相と石破茂元幹事長の当落を決める選挙でも、安倍首相への…

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スルガ銀の組織ぐるみ不正融資を断罪し、金融庁の責任も問う各紙

◆優等生とされた地銀  低金利でも収益上げた地銀の優等生、実はコンプライアンス(法令順守)無視の“トンデモ”銀行だった――。  シェアハウスへの不適正な融資問題で、スルガ銀行(静岡県)の第三者委員会がまとめた調査報告書か…

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北朝鮮の脅威に重点を置く平成30年版防衛白書を素っ気なく報じた朝日

◆対照的な読売の報道  「白書」。政府が外交・内政など各分野の現状を明らかにし、将来の政策を述べるために発表する報告書のことだ。英国政府の報告書が白い表紙を付け「ホワイト・ペーパー」と呼ばれたことから、わが国では「白書」…

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女子体操界パワハラ騒動の背景に「日体大」対「朝日生命ク」の構図

◆全く視点の違う両誌  同じことでも視点を変えると全く違って見えてくる。人間は感情の動物だから、事実よりもいったん抱いた感情の方が勝り、ものの見方が歪(ゆが)むのだ。その歪み方は白が黒と見え、黒が白と見えることはしばしば…

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辺野古埋め立て承認を「撤回」

辺野古埋め立て承認を「撤回」

《 沖 縄 時 評 》 県の撤回事由に根拠なし、知事選へのパフォーマンス ◆反辺野古派の断末魔  翁長雄志沖縄県知事の死去に伴う県知事選が13日に告示され、30日に投開票が行われる。自民、公明、維新が推す佐喜真淳氏(前宜…

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辺野古埋め立て移設の承認撤回で沖縄県の手法を疑問視する読、産経、小紙

◆何が何でも移設阻止  沖縄県による承認の「撤回」と「取り消し」。いったい何が違うのか。米軍普天間飛行場(沖縄・宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、沖縄県は先月末に、仲井真弘多前知事が行った辺野古沿岸部の埋め立て承認を…

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歴史教科書「大誤報」を認めず「書き換えさせた」と言い募る毎日・伊藤氏

◆外交問題にまで発展  いまだ、こんな誤報がまかり通っているのかと、いささか憂鬱(ゆううつ)になった。  毎日9月1日付の「時の在りか」と題するコラムで、編集委員兼論説委員の伊藤智永氏が「80年代、文部省が歴史教科書の『…

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「女性受験者冷遇」と断じたが、追及不足だったアエラ「東京医大の闇」

◆生え抜き医師を優遇  アエラ8月27日号は「東京医大の闇」と題して、同大学への政府高官子弟の情実入学やその後明らかになった男女受験者に対する採点のさじ加減の実態を捉え、「女子が『合格しにくい』医学部ランキング」の調査記…

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朝ご飯紹介にゲイカップル、女性の生き方に「複数愛」登場させたNHK

◆「同性婚」認知に狙い  LGBT(性的少数者)支援に力を入れるNHKの“暴走”が止まらない。朝ご飯を紹介する番組で、同性カップルの食卓を放送したかと思えば、「ポリアモリー」(複数の相手と同時期に性愛関係を結ぶ人)のドキ…

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米中の第2弾貿易制裁・報復に対話継続を訴えるしかない各紙社説

◆対米懸念を示す毎日  読売「摩擦の泥沼化回避に力尽くせ」、朝日「拡大回避へ対話続けよ」、毎日「混乱広げる不毛な根比べ」、日経「貿易摩擦緩和へ米中対話の窓口閉ざすな」――  米国が中国の知的財産権侵害を理由に、160億㌦…

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内閣府世論調査報道で「生活満足」の結果を矮小化・抹殺する朝日・毎日

◆「満足」が過去最高に  内閣府の世論調査に「国民生活に関する世論調査」というのがある。今年は6月に行われ、8月24日に公表された。  同調査は新聞の世論調査と違って政治に関する質問がなく、生活に対する満足感や今後の生き…

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