メディア批評 rss

辺野古めぐる県民投票 黙殺された「普天間返還」

《 沖 縄 時 評 》 恣意的民意づくり正当性なし ◆撤回理由に根拠なし  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題は県知事選後、新たな動きを見せている。一つは県の埋め立て承認の撤回をめぐって国土交通…

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火の出る舌鋒で日中の「ムードに流された関係改善」を危ぶんだ産経

◆朝日さえ醒めた見方  「競争から協調へ、日中関係を新しい時代へと押し上げていきたい」という安倍晋三首相の呼び掛けに、中国の習近平国家主席は「中日関係は曲折を経験したが、双方の努力で正しい軌道に戻り、前向きな勢いを見せて…

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「ヘイト」のレッテル貼りと言葉狩りで言論抑圧する「エセ・リベラル」紙

◆保守論調に過剰反応  「私はあなたが言うことには賛成しないが、私はあなたがそれを言う権利を、死んでも守るだろう」  フランスの哲学者ヴォルテールの言葉として知られるが、最近のリベラル派の報道を見ると、すっかり忘れ去られ…

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「予見可能性」の判断を冷静に行うべきだったアエラの東電裁判傍聴記

◆東電元副社長が証言  東京電力福島第1原発事故を受け、入院患者らが無理な避難で死亡したなどとして、東電元幹部らが強制起訴された刑事裁判。その30回公判が今月中旬開かれ、東電元副社長の武藤栄氏(68)が証言台に立った。 …

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セレブの街・青山に児童相談所建設で紛糾する説明会を特報したフジ

◆怒号が飛ぶ録画入手  ブランド店が集まる高級繁華街と児童虐待や家庭内暴力(DV)対策。いわば世間の光と影の組み合わせに論争を巻き起こしたのが、東京・南青山5丁目に「子ども家庭総合支援センター」を建設する港区の計画だ。 …

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「LGBT」と表現の自由 バッシング恐れる出版界

「新潮45」休刊で覚悟の有無表面化  「LGBT」(性的少数者)に関する特別企画を掲載した月刊誌「新潮45」10月号に批判が殺到したことから、発行所の新潮社が突如、同誌の休刊を決めたのは9月25日だった。出版活動をめぐっ…

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今度は免震装置のデータ不正に「あきれるばかり」と批判した各紙

◆顧客への裏切り行為  高品質な「モノづくり」で世界的に評価されてきた日本の製造業で、今度は地震による建物の揺れを抑える免震・制振装置の検査データに改竄(かいざん)が行われていた――。  先週半ばに東証1部上場で油圧機器…

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閣僚の首を取ることに汲々とし野党議員の腐敗は大目に見る左派紙

◆生産性ない追及国会  明日から臨時国会が始まる。といっても、いま一つ心が動かない。何せ最近の国会といえば、政策論議よりも安倍一強への「追及国会」に終始し、それこそ生産性がない。  むろん議論すべき課題がないわけではない…

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「移民大流入」に日本人が耐え得るのかとの問い掛けがない新潮の特集

◆欧州とは条件異なる  知り合いの都内の大学に通う女子学生のアルバイト先は秋葉原のしゃぶしゃぶ屋だ。バイトはベトナム人、ミャンマー人ばかりで、日本人は彼女を含めてたったの2人だという。しかも店長は韓国人女性。だが、今やこ…

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米の対イラン経済制裁をめぐり効果を疑問視する米・イスラエル紙

◆「逆の結果」出る恐れ  米国は5月にイラン核合意から離脱、それに伴い8月に経済制裁を再開し、11月4日には原油の完全禁輸などを実施する。制裁により、イランでは経済が悪化、国内でも反乱が起きるなど動揺しているが、イラン政…

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「赤旗」に「統一地方選」 「いっせい」変えた共産党

革新統一より保守造反誘う  各党メディアに来年の統一地方選挙、参院通常選挙に向けた記事が目立ってきた。自民党機関紙「自由民主」(10・16)は、「統一地方選・参院選の勝利に全力」の見出しで「二階俊博幹事長に聞く」を載せ、…

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沖縄知事選「プレス自由」 「幹事長」圧勝に怪気炎

沖縄知事選「プレス自由」 「幹事長」圧勝に怪気炎

小沢氏の言行は支離滅裂  自由党の玉城デニー氏が、急逝した翁長雄志前知事の支持基盤「オール沖縄」の要請を受けて9月30日投開票の沖縄県知事選に出馬し、当選した。「オール沖縄」は共産党などが担い、「しんぶん赤旗」が大きく報…

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安倍首相の予定通りの消費税率引き上げ表明に総じて肯定的な各紙論調

◆積極的に評価の読売  「来週の秋の大運動会は予定通り開催します」。  日経の1面コラム「春秋」(16日付)はこんなお知らせが回ってきた気分だと言う。「中止の告知ならともかく、予定通りというのにあえてアナウンスに及ぶとは…

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佐々淳行氏の“遺言”スパイ防止法制定に触れなかった各紙の訃報記事

◆情報戦の重要性訴え  初代内閣安全保障室長を務め「ミスター危機管理」と呼ばれた佐々淳行氏がメディアから姿を消されて久しい。ご病気かと案じていたら11日付の各紙に訃報が載った。長年、警察で警備や外事に携わり、あさま山荘事…

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キャッシュレス化は時代の潮流であり「乗り遅れるな」と主張する2誌

◆地方コンビニも導入  近年、キャッシュレス決済が注目を集めている。これまで商品やサービスへの決済といえば現金やクレジットカードが主だった。それが、スマートフォンや電子マネーなど新しい情報ツールによってキャッシュレス化が…

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新NAFTA合意に最悪回避も「禍根残した」と米国を批判する各紙

◆数量規制など問題視  「新NAFTAに盛る規制を拡散するな」(4日付日経)、「米の保護主義政策拡大を懸念」(本紙5日付)、「禍根残した米国の恫喝外交」(6日付読売)、「管理貿易の危惧を強めた」(7日付産経)、「数量規制…

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柴山文科相の教育勅語に関する発言の揚げ足を取り騒ぎ立てる朝毎

◆加地氏の道徳教育論  大阪大学名誉教授の加地伸行氏が産経コラム欄『古典個展』で道徳についてこう述べておられたことがある。  「小学校・中学校における道徳教育に対して、否定的に文句を言っている人が多いが、そのほとんどは、…

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貴乃花など“時の人”に発言の場を提供するも掘り下げ不足だった文春

◆新聞TV報道も批判  週刊誌は“時の人”をつかまえて話を聞くのが商売だ。それも守勢に立たされていたり、なかなか大手メディアで取り上げられない人の声を引き出して伝える。新聞TVの逆を突いて、読者の“情報飢餓感”を満足させ…

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彼氏チェンジと性病検査繰り返す女子高生に理解示す女医使うNHK

◆偏った思想刷り込む  公共の財産である電波を使うテレビには「政治的な公平」が法律で義務付けられているから、意見の分かれるテーマは公平に扱う必要がある。しかし、ドキュメンタリー、教育、福祉など分野を問わず、偏った視点で作…

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玉城デニー氏、沖縄県知事選に圧勝の理由

玉城デニー氏、沖縄県知事選に圧勝の理由

《 沖 縄 時 評 》 「翁長氏の遺志」前面に 「亡霊」と闘った佐喜真氏 ◆地元2紙勝利の前回  翁長(おなが)雄志(たけし)沖縄県知事の急逝を受けて行われた知事選は、翁長氏の「後継者」をうたい文句にした玉城(たまき)デ…

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本庶氏ノーベル受賞で日本の基礎研究の現状に警鐘を鳴らす産経・毎日

◆「免疫療法」に道開く  ユーラシア大陸の北西の果てスカンジナビア半島から2日、朗報が飛び込んできた。ノーベル賞週間の皮切りとなる医学生理学賞に京都大学特別教授の本庶(ほんじょ)佑(たすく)氏が選ばれた。  人間の体には…

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マルクスの言う「妖怪」を想起させるLGBT支援派による言論つぶし

◆批判一切許容せず  かの有名なマルクスの『共産党宣言』(1848年)は「一個の妖怪がヨーロッパに徘徊している。共産主義という妖怪が」との書き出しで始まる。昨今のLGBT支援のマスコミ報道に接するたびに、この一文が脳裏を…

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ハイテクが起こす問題をハイテクで解決できるか疑問なアエラ記事

◆投資フォーラム盛況  アエラ9月24日号「個人の体験が進歩を後押し 中国テクノロジー日進月歩の原動力」は、中国でハイテク開発や起業の目的に福祉充実などを挙げる起業家も少なくないという記事。リード文で「ITの進化が速い中…

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