コラム
昨年12月から半年間、国際宇宙ステーション…
昨年12月から半年間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した米女性宇宙飛行士が、その間、元パートナーの銀行口座にオンラインで不正にアクセスした疑いで米航空宇宙局(NASA)が調査に乗り出した――8月24日付米紙ニュー…
このごろ、雨模様の日にはやや気温が下がり…
このごろ、雨模様の日にはやや気温が下がり、蒸し暑さは変わらないが、少し過ごしやすくなっている。気温が乱高下するので、カゼを引いている人も少なくない。 作家の三島由紀夫の『戦後日記』(中公文庫オリジナル版)は、昭和23…
横浜市で開かれていた第7回アフリカ開発会議…
横浜市で開かれていた第7回アフリカ開発会議(TICAD)は「自由で開かれたインド太平洋」構想に好意的に留意することなどを盛り込んだ「横浜宣言」を採択して閉幕した。一連の報道に接して、ロンドン赴任中に自宅に招いたアフリカ…
エビと棒付き飴の意味するもの
地球だより 最近、現地の人気バラエティ番組で「ヒポン・ガール」なる女性が注目を集めているのを知った。日本でも自分の容姿を自虐的な笑いに変える女性芸人がいるが、フィリピンにも似たような芸風のコメディアンがいるのだ。 さ…
高齢化が進行する中、「老い」というテーマ…
高齢化が進行する中、「老い」というテーマの比重は高くなっているはずだが、その具体像について高齢者の側から語られるケースは意外に少ない。そんな中、黒井千次氏(作家、日本芸術院長、昭和7年生まれ)の著書『老いのゆくえ』(中…
お金を求めるミッキー
地球だより 先日、ニューヨーク中心部の繁華街「タイムズスクエア」を家族と観光していた時、ミッキーマウスなどのコスチュームを着た陽気な3人組に出会った。彼らは先を歩いていた2歳の息子を手招きして迎え、ポーズを取ると、筆者…
45歳定年の悪夢
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1997年冬。その年はいつもの年よりも寒かった。わが国を襲った金融為替危機。税金をつぎ込んでやっと破産を免れた銀行は資金融資を渋った。工場の運転資金まで底をついた多くの企業。倒産の…
北アルプスの三俣山荘から伊藤新道を通って…
北アルプスの三俣山荘から伊藤新道を通って湯俣川を下り、湯俣温泉にテントを張って1泊したことがあった。1971年夏のことで、渓谷沿いの道はひどく荒れていて、その下流の高瀬川に沿った山道は消えていた。 前年の台風で山の状…
首脳宣言採択も見送られ、成果の乏しい先進…
首脳宣言採択も見送られ、成果の乏しい先進7カ国首脳会議(G7サミット)だったが、初参加のジョンソン英首相にとっては国際外交舞台へのデビューとなった。安倍晋三首相との初会談では、欧州連合(EU)からの離脱問題で「円滑な離…
あおり運転が多いワケ
地球だより 先日、日本で度が過ぎたあおり運転を繰り返した揚げ句、車から降りて暴行まで加えた男が逮捕されて大きなニュースになったが、韓国でもあおり運転が全国で多発し社会問題になっている。こちらでは主に「報復運転」と呼ばれ…
文氏側近の不正疑惑深まる
去る23日、韓国は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を正式通告したが、翌24日には、北朝鮮がミサイル2発を試射。先月25日以来7回目だが、韓米合同軍事演習の終了(20日)後の発射は協定破棄で揺れる日韓の間隙…
今どきのお墓事情
遠くの墓地を墓じまいし、住まいの近くに新たに墓を持つ人が増えている。今、首都圏は空前の墓ブームである。わが家の近くの永代供養墓の霊園チラシには、樹木葬墓など「お一人様」「ご家族お二人様」に向けた多様なプランが並んでいる…
さすがにここまでやるとは思わなかった――…
さすがにここまでやるとは思わなかった――というのが正直なところだ。日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を決定した韓国の文在寅政権である。 協定破棄は中国やロシア、北朝鮮に付け込むスキを与えることになる。米国の…
萩生田発言に怒る二階氏
燻り続ける「棚上げ」への導火線 例外はある。往生際が悪いのもいる。会社によっても異なるに違いない。だが、実権を揮(ふる)っていた社長から会長になる、勲章をもらう話が出たら、そろそろ経営の「第一線」からお引き取りいただき…
大手玩具メーカーのバンダイが今夏、小中学生…
大手玩具メーカーのバンダイが今夏、小中学生の子供を持つ親900人に子供の防災対策に関して尋ねた結果を、来月1日の防災の日を前に発表した。その中で、災害が起きた時の集合場所や連絡手段について子供としっかり話し合えている家…
中国が香港抗議デモで宣伝工作
中国共産党が最近、香港の民主派による抗議デモに関して好意的な報道をしないよう国営メディアに命じる内部文書を出していたことが明らかになった。米国へ亡命申請をしている中国人実業家、郭文貴氏が運営するサイト「郭媒体(グオ・メ…
「朝顔のしづかにひらく折目かな」(片岡…
「朝顔のしづかにひらく折目かな」(片岡片々子)。蒸し暑い日々が続くが、早朝は少し涼を感じることができる。朝に花開くアサガオは、その青や赤の色彩で涼しさを感じさせてくれる。 夏の風物詩といえばいろいろあるが、花ではアサ…
占領期に初代宮内庁長官として昭和天皇に…
占領期に初代宮内庁長官として昭和天皇に仕えた田島道治の「拝謁記」が発見され、NHKスペシャルで紹介された。資料の一部は他の報道機関にも公開された。昭和天皇が、先の大戦とこれからの日本についてどう考えておられたか、またそ…
日本カレーの勝負どころ
地球だより 雪舟は水墨画の本場・中国に渡っている。その中国でも、「これより右に出るものなし」との評価を与えられたというから、水墨画で新境地を開いた雪舟は、男子の本懐を遂げたと言っていいだろう。 さてカレーハウスCoC…
人に何かを頼む場合、丁重にやると断られる…
人に何かを頼む場合、丁重にやると断られることがある。むしろ威張って対応すると、うまくいく。大したことのない画家でも、1枚何百円(明治30年代)という値を付けると、案外その値で売れることがある。 小堀桂一郎訳・解説「森…
酷暑の旅行の心得
地球だより エジプトの夏の暑さは、年々酷(ひど)さを増している。赴任当初は太陽光の強さに驚かされたものの、暑さはこれほどではなかった。 最近、治安状況の改善もあって、日本人旅行客の数が回復傾向にあるが、それに比例する…
脱北2世少年の死
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 脱北2世の少年の霊魂は死んでも自由になれなかった。先月31日、ソウル冠岳区奉天洞の賃貸アパートで脱北者の母と一緒に死体で発見された6歳の少年は20日が過ぎようとしているのに葬儀すら…
2016年に日本で公開されたブラジル映画…
2016年に日本で公開されたブラジル映画「ストリートオーケストラ」は、スラム街に住む学生たちが交響楽団を作り上げていく物語。暴力、麻薬、貧困などを抱えた社会だが、音楽を通して若者が未来に夢を抱いていく。 この映画に特…