コラム
日露平和条約を「年末までにいかなる前提条件もなしで…
日露平和条約を「年末までにいかなる前提条件もなしで締結しよう」。ウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムで、ロシアのプーチン大統領が唐突に提案した。到底受け入れられない提案で、安倍晋三首相と日本国民を愚弄しているので…
生徒が主体の授業
地球だより 日本のある大学関係者がフィンランドの学校の授業を視察したいということで、面識のある中・高校の校長先生にお願いして授業を見せてもらった。授業内容は、中学の数学と高校の社会学だった。 数学の授業は、生徒たちが…
台風襲来で暴風が吹き荒れる現地からの中継で…
台風襲来で暴風が吹き荒れる現地からの中継で、冒頭に「安全を確保した上でお伝えしています」という言葉を聞くことが多くなった。以前はそんな前置きはなかった。ごく最近になって様子が変わったのだろう。 「何があったんだろう?…
喉の痛みにプロポリス
地球だより ブラジルは健康食品や薬草の宝庫だ。日本でもよく知られる滋養強壮効果のあるガラナやアサイーの実などさまざまな健康食品がある。市中を歩けば、健康食品を集めた店も多く、その効能は滋養強壮からダイエット、風邪、糖尿…
冷遇される陸士
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 今日の形態の陸軍士官学校(陸士)は李承晩大統領とジェームズ・ヴァン・フリート在韓国連軍司令官(米第8軍司令官)が建てた。韓国動乱の最中に赴任したヴァン・フリート司令官は連戦連敗だっ…
秋雨前線が西日本から長く東北にまで延びて…
秋雨前線が西日本から長く東北にまで延びていた。福島県はまだ前線の南側だったが、小雨が降ったりやんだり。東北自動車道から西を見ると奥羽山脈には雲がかかっている。吾妻スカイラインに向かった。 だが、福島に来て分かったのは…
自衛官不足解消への課題
防衛省は、自衛隊の人員不足を解消するため、自衛官の定年を延長する方針を固めた。2020年度以降、階級に応じて定年年齢を1~5歳引き上げるとしている。 防衛省が公表している現在の自衛官の階級に応じた人数(充足率)は以下…
行き渡らない「選挙公報」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団(普天間爆音訴訟)の原告の一人が、普天間飛行場の早期撤去と辺野古移設を明言した宜野湾市議選の新人候補を激励に訪ねた。 「ここに書いてあるあなた…
北海道地震への対応で延期されていた自民党…
北海道地震への対応で延期されていた自民党総裁選の本格論戦がスタートした。6年ぶりとなる選挙にしては、盛り上がりはいまひとつ。せっかくの機会だ。活発な論戦とその深化を望みたい。 国会議員選挙の場合、特に野党に多いが、ほ…
東大門で会談取材
地球だより 来週、北朝鮮の平壌で行われる南北首脳会談の取材は現地同行できない多くの居残り組のためにソウル市内に臨時プレスセンターが設けられる。場所は4年前に完成した「東大門デジタルプラザ」という流線形の施設だ。過去の会…
数学の公式を疑った高校生
最近、知人から高輝度青色LEDの開発によってノーベル物理学賞を受賞した中村修二カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の高校時代の話を聞いた。 四国・愛媛の大洲高校出身の知人は中村教授と同学年で、文系と理系の違いはある…
テニスの四大大会シングルスで日本人選手が…
テニスの四大大会シングルスで日本人選手が初めて挑戦した1912年から1世紀を超え、ついに日本テニス界の悲願を達成した大坂なおみ(日清食品)。全米オープン女子シングルス決勝は、主審の判定にブチ切れしたセリーナ・ウィリアム…
器問われるトランプ大統領
米コラムニスト マーク・ティーセン マケイン氏攻撃に終始 経済好調も支持率は低迷 建国以来、合衆国上院議員は1974人いる。大統領と副大統領以外で、議会議事堂に遺体が公開安置された上院議員は、ジョン・マケイン氏が8人目…
米国防総省、ミサイルの宇宙配備検討
米国防総省は、中国とロシアからの高速ミサイルの脅威に対抗するため、宇宙へのミサイルと新型センサーの配備を検討している。国防総省幹部が4日、議会で開催されたミサイル防衛に関する会合で明らかにした。間もなく公表される国防総…
「撫子(なでしこ)や堤ともなく草の原」…
「撫子(なでしこ)や堤ともなく草の原」(高浜虚子)。日本女性の姿に例えられる花といえば、ナデシコが代表的。サッカー日本女子代表の愛称「なでしこジャパン」で有名になった。そのナデシコは秋の七草の一つ。 といっても、春の…
北海道胆振地方を震源とした今回の地震では…
北海道胆振地方を震源とした今回の地震では一時、道内のほぼ全世帯に当たる約295万戸で停電する「ブラックアウト」が起きた。2003年、ニューヨークも含む米北東部からカナダ南部をまたがる広い地域で起きたのと同じことが日本で…
ジプニー利用の豆知識
地球だより フィリピンの庶民の足であるジプニー。自家用車の普及により渋滞や公害の原因としてやり玉に挙げられることが多くなったが、庶民にとっては最安の移動手段として通勤通学になくてはならない存在だ。 この乗り降り自由な…
数字や数値の疑わしい報道が多くなった。…
数字や数値の疑わしい報道が多くなった。こうした問題はもともと多かったのが、最近になって問題視される機会が増えただけかもしれない。 何かの集会などで、主催者発表が5万人という場合がある。ところが、警察発表は1万人だった…
一夫多妻制度の功罪
地球だより イスラム世界の諸国が、他の国々と著しく異なる文化として一夫多妻がある。1人の男性が妻を同時に4人まで持てると法律で保障されているのだ。もちろん、4人を平等に愛するとの条件があるとはいえ、現実はどうしても不平…
焼酎の健康負担金
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 韓国の焼酎は長久の歴史を持つ酒だ。高麗後期に元王朝から伝来した。穀酒を煮て得た蒸留式の酒なので、露酒・火酒・汗酒とも言った。高価なぜいたく品だった。モンゴル軍の駐屯地だった安東、開…
「女みな運転出来て梨出荷」(堀恭子)。…
「女みな運転出来て梨出荷」(堀恭子)。男女を問わず運転免許証を持つ時代、果樹園では出荷を女性が担当しているところもあるようだ。畑の脇に直売所を置いているところもある。 埼玉県蓮田市の高虫地区でもナシ栽培が盛んで、その…
フェイク退治を名分に、世界で報道の自由抑圧が進む
世界流行語大賞があれば、今年の1位は「フェイク(偽)ニュース」だろう。 報道を「国民の敵」と呼ぶトランプ米大統領は、先日も「報道の80%はフェイク」と決め付けた。 日本にも例の慰安婦報道などがあるから、トランプ流毒…
空飛ぶじゅうたんならぬ空飛ぶ自動車が日本…
空飛ぶじゅうたんならぬ空飛ぶ自動車が日本でも開発されることになった。空飛ぶ自動車は今のところ、電動のプロペラで垂直に離着陸ができる機体のことを指し、ふわふわと浮き上がる様子は車というよりはヘリコプターやドローンに近いイ…