コラム
新賭博法めぐり国民投票
地球だより カジノの先進国スイスで6月10日、「新賭博法」をめぐる国民投票が実施される。スイスからの情報では、賛成派と反対派が激しい争いを展開。焦点は、賭博依存症対策と治安・マネーロンダリング(資金洗浄)対策の2点だ。…
子供の養育環境改善
先日、机まわりの資料を整理していると、昔の雑誌が出てきた。買ったことも忘れていたが、9年前の『週刊ダイヤモンド』(2009年7月25日号)だ。 この号の特集は「子ども危機―この国で産み育てるリスク」。子供をめぐる五つ…
黒海に臨むジョージアは、日本の約5分の1の…
黒海に臨むジョージアは、日本の約5分の1の約7万平方㌔に人口400万人(首都トビリシ)が住む。旧ソ連から1991年に独立したが、2008年にロシアとの武力衝突が起き、その反発からロシア語由来の国名「グルジア」から英語読…
トランプ氏、中絶への公的資金停止
米コラムニスト マーク・ティーセン 保守派キリスト教徒が支持 民主党は強く反発 トランプ大統領に批判的な人々は、トランプ氏が先週、犯罪組織MS13を「動物」と呼んだことに激しく反発した。もちろん、誰であれ非人間的な扱い…
波紋が広がるアメリカンフットボールの悪質な…
波紋が広がるアメリカンフットボールの悪質なタックルの問題で、識者らが一様に説くのは、日本大の初動対応のまずさだ。 テレビで繰り返し流される問題のタックルの映像を見ると、重大な反則行為であるのは一目で分かる。ところが、…
「雨二滴日は照りかへす麦の秋」(高浜虚子)…
「雨二滴日は照りかへす麦の秋」(高浜虚子)。俳句の季語は「春」や「秋」という語があっても、その季節のものではない場合がある。例えば、「小春」というのは春ではなく、11月ごろの冬の季語で、春のような暖かさがある日を指す。…
激しい爆発で吹き飛ぶ建物や土砂、舞い上がる…
激しい爆発で吹き飛ぶ建物や土砂、舞い上がる土煙。北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場の爆破が海外のメディアを前に行われた。同じ日にトランプ米大統領は、来月予定されていた米朝首脳会談の中止を北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に書簡…
税関職員が密輸幇助
地球だより 何かと悪評が尽きないマニラのニノイ・アキノ国際空港で、今度は密輸未遂があり関与していた税関職員が逮捕された。 密輸の手口は海外から手荷物で持ち込まれた宝飾品を、税関職員が空港内で受け取って手荷物検査を通り…
団地の管理組合から人事に関する文書が回って…
団地の管理組合から人事に関する文書が回ってきた。新役員の名前は「ワタナベ」という。「渡」はともかく「ナベ」の字が恐ろしく難解だ。文書はパソコンで書かれていたが、パソコンでは表記できなかったらしく、「ナベ」は手書きの丁寧…
ハリス駐韓大使内定者
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ハリー・ハリス駐韓米大使内定者は米中央情報局(CIA)からメダル(SealMedal)を受けたCIAの功労者だ。CIAの情報収集活動に大きく寄与した非組織員に与えられる賞だ。CIA…
落語の独演会には寄席とは違った面白さが…
落語の独演会には寄席とは違った面白さがある。メインの噺家(はなしか)を中心に弟弟子やゲストが出演して、なんとなく一族が集ったようでもあり、噺家たちの普段見えない姿も感じられて、親しみが一層深まる。 先週末、東京の日本…
ベトナム残留日本兵、家族の絆の強さ印象づける
先日NHK・BSで放映された「遥かなる父の国へ ベトナム残留日本兵家族の旅」は、ベトナムに残された家族たちの父親との絆を強く印象づけるドキュメンタリーだった。 ベトナム残留日本兵は、1945年の日本敗戦後、ベトミン(…
地元が満足する那覇国際通りへ
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 那覇市の国際通り県庁駅前商店街振興組合は昨年11月、県庁前にあるデパート「パレットくもじ」周辺で、地元客と国内観光客、外国人観光客に対し「国際通りの満足度」アンケート調査を行った。…
全くの無防備状態で後ろから強烈なタックル…
全くの無防備状態で後ろから強烈なタックルを受けのけぞる選手。テレビで流された映像を見て「これはひどい」と思わない人はいないだろう。アメリカンフットボールの日本大-関西学院大の定期戦で行われた悪質反則行為は、スポーツマン…
「男無罪、女有罪」を糾弾
地球だより 先週末、ソウルで女性だけに参加を呼び掛けた異色の大規模デモ集会があった。発端はある美大の授業でヌードのクロッキー(速写)が行われた際、モデルの男女がケンカになり、女性モデルが密かに携帯カメラで撮影していた男…
「こうのとりのゆりかご」11年
棄(す)てられる命を救いたいと、熊本の慈恵病院が始めた「こうのとりのゆりかご」(通称赤ちゃんポスト)は、5月10日でちょうど11年。当初「年に1人あるかないか」という予想に反し、10年で130事例を超えた。 「安易な…
高い医療水準と制度を誇り、平均寿命、健康寿命…
高い医療水準と制度を誇り、平均寿命、健康寿命が世界トップクラスの日本なのに、結核の抑制では課題を残している。1年間に結核と診断された新規患者が人口10万人当たりで10人以下の国は「低蔓延(まんえん)国」とされるが、日本…
北朝鮮への圧力弱めるな
米コラムニスト マーク・ティーセン 米国の対北戦略は順調 演習への反発は焦りの証拠 北朝鮮が米韓軍事演習に反発し、トランプ大統領との首脳会談の中止を警告したことは、トランプ氏の北朝鮮戦略が順調に進んでいることの証拠だ。…
組織改編進む陸上自衛隊
陸上自衛隊には16の職種がある。普通科、機甲科、野戦特科、高射特科、施設科、航空科、武器科、通信科、需品科、衛生科、輸送科、化学科、警務科、音楽科、会計科、そして、平成23年3月に新たな職種として情報科が加わった。 …
福島県いわき市で開かれた日本と18の太平洋…
福島県いわき市で開かれた日本と18の太平洋島嶼(とうしょ)国・地域による首脳会議「太平洋・島サミット」。北朝鮮に拉致・核・ミサイルといった懸案の解決を要求する首脳宣言を採択した。 昨年来、島嶼国・地域の間には、北朝鮮…
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)…
「夏めくや塗替へて居る山の駅」(森夢筆)。このところ東京では気温が上昇し、既に真夏の天候となっている。蒸し暑い部屋にいるだけで汗が出てくる。 「夏日」「真夏日」「猛暑日」という言葉がある。それぞれ日中の最高気温が25…
「強制不妊手術」。こんなおぞましいことが…
「強制不妊手術」。こんなおぞましいことが旧優生保護法の下で行われていたことを、つい最近までほとんどの日本人は知らないできた。気流子も同様で、我ながら不覚としか言いようがない。 自身の同意のないまま不妊治療をさせられ、…
10月からの新会計年度
地球だより ベトナムで車のノックダウン(組み立て)工場を取材した折、スコールが降り出したことがある。 屋外にある数台の車両が気になった。エンジンなど精密機械にとって、水は天敵に近い存在だろう。だが担当者は平然と「シャ…