窪田 伸雄 rss

中国批判の北朝鮮に「自信」を見た「新報道」、「日曜討論」は圧力評価

◆米中朝の新たな展開  偽札、麻薬が北朝鮮の資金源になってきたことは知られているが、今度は世界中の銀行を狙ったサイバー犯罪が明るみになってきた。10日に米国の上院で情報セキュリティー会社幹部や国家安全保障会議(NSA)長…

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「核兵器禁止条約」交渉を絶賛

「赤旗」の国連誇大報道 日米反対し志位氏ら独壇場  日本共産党は、3月下旬にニューヨークの国連本部で行われた核兵器を法的に禁止する条約の制定に向けた初の交渉会議に志位和夫委員長をはじめとする党代表団を派遣し、機関紙「しん…

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「都議選前」を小池百合子都知事に要望

豊洲「判断」促す公明 “劇場効果”続くかは微妙  公明党は東京都議選を小池百合子都知事との選挙協力で乗り切ろうとしている。同党機関誌「公明」5月号は「上げ潮の党勢のままに首都決戦の完勝を」と題し、井上義久幹事長インタビュ…

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中国によるガス田開発を憂慮

中国によるガス田開発を憂慮

東シナ海危惧する「自由民主」 仲裁裁判所に提訴促す  中国による東シナ海でのガス田開発に対して、自民党は国際仲裁裁判所への提訴を含めた強い対応を取るように政府に働き掛けた。同党の資源・エネルギー戦略調査会、外交部会、経済…

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シリアでの化学兵器使用で北朝鮮との軍事関係に着目した「新報道」

◆米露対立で情報戦に  猛毒サリンを用いた化学兵器がシリア北西部のイドリブ県で使用され、トランプ米大統領は「レッドラインを越えた」と批判し、米中首脳会談の最中にシリア空軍基地へのミサイル攻撃に踏み切った。化学兵器による住…

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「民進プレス」の紙面改革 月刊化しネット併用の試み

二大政党・政権選択に使命感  民進党の機関紙「民進プレス」が3月17日号から衣替えした。1面で日本地図の上に書かれた「次の日本」との特集タイトルの下に「民進プレスは生まれ変わります。」と大きく告示した内容は、月刊化すると…

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「自由民主」で竹島問題 「全力で取り組む」と決意

日韓合意不履行に失望か  2月は領土問題に対する行事が二つある。7日「北方領土の日」と、22日「竹島の日」だ。前者は1945年終戦後に旧ソ連によって不法占拠された北方領土の返還運動によって、1980年に解決を求める国会決…

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自民党の党勢拡大 党員100万人超え党大会

自民党の党勢拡大 党員100万人超え党大会

青年・女性ら前日行事が充実  自民党は長期政権時代を築きつつある。これは「安倍晋三首相の」と言い換え得るかも知れない。党大会(第84回、3月5日)特集だった同党機関紙「自由民主」3月14日号の4面片隅に、総裁任期3期とす…

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大震災6年で脱原発の発言ばかり取り上げたTBS「サンモニ」

◆難問山積の事故処理  東日本大震災から6年――。12日放送のNHK「日曜討論」で内堀雅雄福島県知事が福島の状況の「光」と「影」について、「光」は「復興が進む明るい部分」で、インフラ復旧、拠点整備の進展、観光地のにぎわい…

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北への圧力や敵基地攻撃を議論の俎上に載せたNHK「日曜討論」

◆世界を驚かせた暗殺  トランプ米大統領と安倍晋三首相との日米首脳会談、北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射、クアラルンプール国際空港での金正男氏殺害―と、10~13日のうちにトップニュースが入れ替わった。  故金正日総書記の…

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各党「教育」の競い合い、「給付」に「無償化」で対抗

民進「5兆円」どう捻出?  少子化、人口減少に伴い教育政策で各党が競い合っている。政府・与党の「給付型奨学金」に野党は「無償化」でアピールしている。教育無償化は憲法論議にもなり、憲法に明記せよと主張する日本維新の会に対し…

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7月期限の共産党運動、党勢が減衰

都議選は微妙、共闘を元自民でアピール  日本共産党は第27回党大会の「成功」を宣伝している。大会に出席した3野党1会派代表をインタビューした機関誌「前衛」(3月号)を、機関紙「しんぶん赤旗」(2・2)1面記事で宣伝。党大…

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「自由民主」に区議除名、小池新党に劇場を提供

「自由民主」に区議除名、小池新党に劇場を提供

空回りした対立回避策  東京都議選の前哨戦として注目された5日の千代田区長選は、自民党推薦候補の与謝野信氏が小池百合子都知事らが応援する現職・石川雅己区長に惨敗した。得票は3倍以上の大差。都議会のドンと言われた自民党の内…

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「民進」に目玉政策 「教育」が経済政策の基本

「ベーシックインカム」も  政権時代に公約実現で行き詰まった教訓を持つ民進党が、衆院選に向け目玉政策づくりを進めている。機関紙「民進プレス」1月6日号と1月20日号から見てみたい。  蓮舫代表は同紙1月6日号で、旧民主党…

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「公明」のポピュリズム批判 反グローバリズムに警鐘

劇場型・小池都政とは連携  公明党の機関誌「公明」2月号は、特集1「『大衆とともに』公明党が希望を開く」に山口那津男代表の新年巻頭インタビューなど。特集2「世界で広がる反グローバリズム」に宮家邦彦キヤノングローバル戦略研…

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共産党の「野党連合政権」 自力より民共共闘に活路

共産党の「野党連合政権」 自力より民共共闘に活路

党大会で初の他野党出席  衣の下の鎧(よろい)を共産党は気にしなくなった。衆院選に向け、選挙協力を交渉材料に共産党の連立政権入りを他の野党に認めさせる運動にかかることを第27回党大会(15日~18日)で決めた。これは安保…

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トランプ米政権で米中戦争が起こるリスクを議論する新年「新報道」

◆警鐘鳴らすナバロ氏  米中戦争は起こるのか――、そんな物騒なテーマに新年最初のフジテレビ「新報道2001」(8日放送)の議論は及んだ。米国で20日に発足するトランプ政権で新設される国家通商会議の代表に「米中もし戦わば」…

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「民進」の「閣法賛成」 少ない政府との政策差

公約目玉は教育無償化に  民進党の機関紙「民進プレス」12月16日号1面左下に「87パーセントの閣法に賛成」の見出しが目についた。2日号は神津里季生連合会長と蓮舫代表の対談、16日号は枝野幸男同党憲法調査会長の登場だった…

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「自由民主」の教育重視 質高め格差克服の財源検討

地域ぐるみ小中一貫校を評価  自民党の機関紙「自由民主」に教育のテーマが目立った。同党教育再生実行本部の話題を扱い、11月22日号で「地域とともにある学校づくりを」と題し同本部各部会の議論や教育現場視察、12月13日号で…

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「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ

二階氏の言葉借りた「赤旗」  年末を迎えた。与党側から解散風が吹き一時期「年末解散」の臆測も流れた一方、野党の機関紙には今年も解散を求める見出しが躍らなかった。  民主党政権時代に野党の自民・公明両党は、「政権奪還」のた…

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日露首脳会談前にプーチン大統領に聞き期待を沈めた日テレ・読売

◆国策的インタビュー  安倍晋三首相とプーチン大統領による日露首脳会談の直前、プーチン大統領に行ったインタビューを、13日夕方の日テレ「news every.(ニュース・エブリィ)」、14日夜のBS日テレ「深層ニュース」…

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朴槿恵大統領支持派のデモから「国家の危機」の声を拾った「新報道」

◆参加者を3倍水増し  世界の耳目がトランプ次期米大統領に集中しているところ、お隣の韓国の激動も小さく見えてしまう。先週日曜(20日)の報道番組はいずれもトランプ氏関連の特集が断トツだったが、退陣要求が高まる朴槿恵大統領…

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北方領土で「自由民主」 「二島返還」下慣らし?

東郷和彦氏が連載記事  ロシアのプーチン大統領訪日を12月に控え、北方領土交渉への「新しいアプローチ」(安倍晋三首相)が取り沙汰されている。大手紙では読売新聞9月23日付「北方領土、2島返還が最低限」「平和条約『4島帰属…

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