窪田 伸雄
近く廃刊?「民進プレス」 「希望の党」全力で支援
立憲参戦で野党版“応仁の乱” 民進党の機関紙「民進プレス」は第3金曜日が発行日だ。10月は20日。衆院選も終盤大詰めだ。 そこへ1面に「党員・サポーター、そして国民の皆さまへ」と題した前原誠司代表の、9月28日両院議…
苦戦伝えた「赤旗」 比例票求め連日大見出し
「共闘」歓迎するも痛痒 昨年の参院選で「民共共闘」を実現し、「野党統一候補」の支援に紙面を費やした共産党機関紙「しんぶん赤旗」(日刊)だが、今回の衆院選で中盤から終盤にかけて断トツに目立つのは「比例は共産党」の見出しと…
政策訴える「自由民主」 希望より「新党ブーム」批判
立憲・共産共闘に言及なし 衆院解散から総選挙終盤までの間、自民党の機関紙「自由民主」は10月10日付、17日付、24日付(実際の発行は日付の1週間前の火曜)が出た。党総裁の安倍晋三首相が打った解散であり、自ら選挙に問う…
消える民進党にこそ総選挙戦略を問うてほしかったNHK「日曜討論」
◆希望は野党第1党か 10日公示の衆院選に向け役者も出そろった。しかし、民進党が存在しながら審判を受けないのは腑(ふ)に落ちない。9月1日代表選で、共産党との共闘を見直すと表明して選出された前原誠司代表は、同党の原点だ…
「自由民主」に党外交/トップに日中与党交流
「一帯一路」へ誘う中国 8月の安倍内閣改造と自民党役員人事の後、同党機関紙「自由民主」1面記事は、「第6回日中与党交流協議会」「新しい時代に相応しい日中関係を」(8・29)、「青年局海外研修団がベトナム訪問」(9・5)…
女性活躍の「公明」特集/制度より教育で増やせ
指導的地位を目指す女性 今年は女性議員受難の年と見え、蓮舫、稲田朋美、山尾志桜里、豊田真由子、今井絵理子の各氏らが、選挙、失言、暴言、不倫などさまざまな理由でマスコミを賑(にぎ)わした。これも女性議員が増えた証拠と思わ…
「民進」に前原新代表 ワンボイスの訴え試金石
続く「赤旗」民共共闘記事 突如解散風が吹き、臨時国会の初めに衆院解散、来月には総選挙だ。これも、民進党の離党問題と無縁ではないだろう。前原誠司代表を選んで後、不倫疑惑で山尾志桜里元政調会長の幹事長内定取り消しがあり、山…
北ミサイルに米韓演習への対抗経費の苦しさ指摘した「日曜討論」等
◆否めない手詰まり感 相次ぐ北朝鮮のミサイル発射だ。8月29日には、日本領空を越えて2700キロ飛行し、襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下した。朝鮮中央通信は30日に新型中距離弾道ミサイル「火星12」の試射に「成…
戸別補償制度を再主張
「民進」の農政特集/北日本では選挙効果も 民進党の機関紙「民進プレス」は、政策特集中心の月刊紙という体裁になってから半年経(た)つ。党の動きは同党ホームページなどネットで、ということだ。党内対立が激しく、党内動向を編集…
幹事長が評論家インタビュー
一新を図る「自由民主」/変わるか?政治スタイル 評論家は政治家をインタビューするが、政治家が評論家をインタビューするのはまれだ。自民党の機関紙「自由民主」(7・25)1面では、二階俊博幹事長が政治評論家・森田実氏の表敬…
原爆の日の共産系大会、禁止条約で「核の傘」離脱狙う
「赤旗」が仕掛ける亡国世論 日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」紙上では、8月になると広島・長崎の原爆の日を挟んで反核キャンペーンが盛んだ。特に今年は、同党も肩入れした核兵器禁止条約が7月7日に採択され、勢いづいた。 …
日本新党ゆかりの小池都知事らの因縁で政界再編を囃した「新報道」
◆国政進出アナウンス 7月の東京都議選での自民党敗退から1カ月。安倍晋三首相は3日に内閣改造を行い、第3次安倍第3次改造内閣を発足させた一方、圧勝した都民ファーストの会を率いた小池百合子都知事が国政進出に動き出した。 …
「公明」の「分権」特集 改憲前提の佐々木氏論文
「日本型州構想」を紹介 公明党の機関誌「公明」8月号は、「分権改革と地方創生・地域づくり」を特集し、地方行政問題に焦点を当てた。その巻頭論文に中央大学教授・佐々木信夫氏の「地方創生の切り札は『日本型州構想』の実現だ」を…
自民党惨敗叫ぶ「赤旗」 保守分裂に便乗した共産
「野党共闘」枠の票吸収 東京都議選で議席を17議席から19議席に増やした日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(7・3)は、「共産勝利 自民歴史的惨敗」と紙幅横いっぱいの白抜き見出しを打ち、まるで共産党政権が誕生したかのよ…
自民党の都議選大敗 「おごり」で政権失いかねず
野党時代は対話を重視 政権奪還5年目にして選挙で大敗した自民党。森友・加計学園問題、女性議員の暴言・失言など逆風が吹く中で、2日の東京都議会議員選挙は過去最低議席に終わり、地方選ながら次期衆院選に大きく影響すると予想さ…
時の党首人気が生む「チルドレン」議員問題を案じた「時事放談」など
◆豊田議員の声を分析 今回の東京都議選に与えたテレビの影響は大きかったと言えよう。例えば、週刊誌が告発報道した豊田真由子衆院議員の秘書に浴びせた暴言は、活字で表現するには限界がある。テレビでは生声が伝わりインパクトは数…
「テロ等準備罪」共産党の反対
底流に暴力路線とった過去、「治安維持法」背景に革命 参院で15日に「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案が可決し、同法は改正された。法改正の目的は世界187カ国が締結する国際組織犯罪防止条約を締結するためだ。同…
東京都議選と各党機関紙
自民が小池新党と対決、共産は「自公」に標的 東京都議選(23日告示、7月2日投開票)を前に小池百合子都知事が1日、知事選の確執を残した自民党に離党届を提出し、都民ファーストの会代表に就任した。名実ともに小池新党の旗揚げ…
「自由民主」の科学政策重視
第4次産業革命が成長戦略、「骨太」「未来投資」で新社会像 「第4次産業革命」に安倍政権はアベノミクスの成長戦略を期待している。自民党の機関紙「自由民主」(6・20)は、1面で政府が9日に閣議決定した経済財政運営の基本指…
英国テロを扱いながら「テロ等準備罪」法案に反対一辺倒のサンモニ
◆元活動家が過剰反応 北朝鮮のミサイル発射を盛んに放送しながら、防衛に不可欠な自衛隊を憲法に明記する9条改正には反対の声を多く取り上げる。「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案にも凄惨(せいさん)なテロ事件を報…
憲法スルーの「民進」
政策資料的編集は2度目、党内軋轢尻目に無難な装い 民進党の機関紙「民進プレス」が3月17日号から第3金曜日の月1回発行になりレイアウトを変えたが、月2回発行の2月17日号以前の紙面と比べると、機関紙的な党の主張や訴えの…
「赤旗」今年の部数減
日刊・日曜合わせ2万以上、下降線たどった1~3月 日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(5・2)の1面に「日刊紙・日曜版とも前進」の見出しで4月に同紙読者数が増えた記事が載った。「日本共産党は4月、総選挙・都議選での躍進…
憲法70年と各党機関紙
主張控えた「自由民主」、公明の「加憲」は自民と開き 日本国憲法施行70年の節目を5月3日に迎え、安倍晋三首相が改憲派集会にビデオメッセージを寄せ、9条に新たな条文を加えて「自衛隊の存在を憲法上にしっかりと位置付けるべき…