編集局 
「早春賦とは風の音水の音」(田上頼子)。歳時記では…
「早春賦とは風の音水の音」(田上頼子)。歳時記では、2月は「春」になる。実際にはまだ寒さが残っているので、季語の「寒明け」「早春」「春浅し」などがこの時期の句には使われている。 とはいえ、季節は確実に移り変わろうとし…


三笠宮殿下の百日祭
三笠宮殿下が昨年10月に亡くなられてから100日となる3日午後、東京都文京区の豊島岡墓地で「墓所百日祭の儀」が行われた。 天皇、皇后両陛下の使者に続いて、喪主の三笠宮妃百合子殿下が玉串をささげられ拝礼。続いて秋篠宮殿…

対北朝鮮政策、米国は強い姿勢で圧力高めよ
マティス米国防長官は就任後初の外遊先として韓国を訪れ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の脅威について、トランプ米政権が「最優先の安保課題」として取り組む方針を表明した。 米国防長官が韓国訪問 北朝鮮はオバマ前米政権下…

核ドクトリンの見直し迫られる米国 U.S. urged to revamp nuclear doctrine
オバマ政権の核ドクトリンは、増大するロシアと中国による核の脅威を考慮に入れて、変更しなければならない。国防総省の元核兵器専門家はこう指摘した。 バージニア州のシンクタンク、全米公共政策研究所の共同設立者キース・ペイン…

きょうは立春。厳密には雨水の前日の19日まで…
きょうは立春。厳密には雨水の前日の19日までが、二十四節気の立春に当たる。空気はまだ冷たいが、日脚は確実に伸びてきている。 「袖ひちてむすびし水の凍れるを春立つ今日の風やとくらむ」。『古今和歌集』春歌上の紀貫之の歌で…


トランプ的“逆発想”で北核問題を解決すれば
韓国紙セゲイルボ 「トランプ的な思考」の特徴は交渉の場を変える“逆発想”だ。もし北朝鮮に対して強い制裁を武器に直接交渉し、さらに米国の懐に抱きしめて、北核問題を解決するという逆発想をすればどうなるだろうか。 このよう…

アーミッシュの馬糞騒動
地球だより だいぶ前だが、米東部ペンシルベニア州ランカスター郡を旅行したことがある。ここは電気や自動車など現代技術の利用を拒むキリスト教の一派「アーミッシュ」が多く住む地域。彼らの交通手段である馬車が自動車と同じように…

特殊詐欺、根絶に向け一層の官民協力を
振り込め詐欺など特殊詐欺の被害額が、2016年は406億3000万円で、前年から75億6800万円(15・7%)減少した。認知件数は1万4151件と6年連続で増加した。 被害額減少は2年連続だが、それでも400億円以…

曜変天目茶碗は、陶芸作品の最高峰と言われる…
曜変天目茶碗(ちゃわん)は、陶芸作品の最高峰と言われる。12~13世紀、中国福建省で焼かれた。現在、世界に3点が存在し、いずれも日本(東京、大阪、京都)にある。3点とも国宝だ。 昨年12月、人気テレビ番組「開運!なん…

勇敢な父ちゃん
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 16年前の今頃。体育部の記者としてバスケットボールを担当していた。2人目の出産を控えた妻から急ぎの電話がかかってきた。「陣痛があって病院に行くので早く帰ってきて」という。しばらく考…

サード、慰安婦像、大統領風刺画
韓国紙セゲイルボ 事大主義・マルクス主義の罠に 韓国人はいま分裂と党派争い、偽善と怒号のドラマの中にいる。ドラマの決定的な3場面がまさにサード(高高度防衛ミサイル)、慰安婦像、大統領風刺ヌード画だ。一見、何の関連もない…

米入国禁止、国内外の懸念払拭に努めよ
トランプ米大統領が、シリア難民の無期限受け入れ停止や中東・アフリカ諸国の出身者の一時的な入国禁止を柱とする大統領令を出した。 大統領令の題名は「外国テロリストの入国からの米国の保護」。これら諸国の出身者や難民にはテロ…

トランプ氏のNSC改編はブッシュ政権と同じ Donald Trump’s National Security Council reorganization copies previous GOP president
トランプ大統領の国家安全保障会議(NSC)プリンシパル委員会の改編、統合参謀本部議長の関与をめぐる命令は、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の2001年2月のものと同じだ。 この改編は、劇的な変化というよりも、前の共和党…

マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙…
マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』が公開され、話題を呼んでいる。遠藤周作の同名の小説を映画化した作品で、同監督は「神の沈黙」という原作者と同じ問題意識を抱いていたそうだ。 この小説は1971年、篠…


両陛下、葉山で御散策
葉山御用邸(神奈川県葉山町)で静養中の天皇、皇后両陛下は31日午前、御用邸裏の「小磯の鼻」と呼ばれる海岸を散策された。 前日から一転した厳しい寒さの中、両陛下は午前11時ごろから、海の上に浮かぶように見える富士山を眺…

受動喫煙、対策強化は待ったなしだ
2020年の東京五輪・パラリンピック開催に向け、政府は受動喫煙防止対策を盛り込んだ健康増進法改正案を3月上旬に国会に提出する方針だ。 受動喫煙による死者は年1万5000人を超えるとされる。対策強化は待ったなしだ。 …

ドナルド・トランプの第一の仕事 Donald Trump’s Job One
約束は、するのは簡単だが、守るのは難しい。ドナルド・トランプは、米国の第45代大統領として宣誓した時、連邦議会議事堂の西正面から少なからぬ約束をした。大統領は職務遂行に先立ち「合衆国憲法を維持し、擁護し、防衛する」と宣…

2020年東京五輪・パラリンピックの大会公式…
2020年東京五輪・パラリンピックの大会公式グッズに、伝統工芸品「東京染小紋(そめこもん)」の技法を生かした風呂敷が決まった。大会エンブレム「組市松紋(くみいちまつもん)」があしらわれている。 オンラインショップで先…

音楽の都でテロ計画
地球だより 世界の耳目がワシントンの連邦議会議事堂で20日に開催されたドナルド・トランプ新米大統領の就任式に集まっていた時、音楽の都ウィーンで、速報が流れた。18歳のアルバニア出身のオーストリア人が地下鉄で爆弾テロを計…

敵基地攻撃能力、直ちに保有に踏み出すべきだ
安倍晋三首相が衆院予算委員会で、敵基地攻撃能力の保有について検討する意向を明らかにした。小野寺五典氏(自民党)の北朝鮮の弾道ミサイル絡みでの質問に答えたものだが、一国の防衛のため、あらゆる局面で不可欠な機能である。 …

イラクの「イスラム国」空爆で制限見直しへ ISIS airstrike limits in Iraq come under review; Mattis looks at Mosul
マティス国防長官に近い軍事顧問らは、オバマ政権がイラクの「イスラム国」(IS)への攻撃で課した空爆への制約を緩和することを検討している。現職、元職の米政府当局者が明らかにした。 情報筋によると、交戦規程の改定案の核心…

日本と韓国の間は今年のわずか1カ月の間に…
日本と韓国の間は今年のわずか1カ月の間に、平成27(2015)年末のいわゆる慰安婦問題をめぐる日韓合意以前に戻ったような憂慮される事態となっている。韓国側の釜山の日本総領事館前の「慰安婦像」、竹島への設置の動きなどは合…


映画『沈黙―サイレンス―』を観て
信仰、真理考えるきっかけに 帝塚山学院大学名誉教授 川上与志夫氏に聞く マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙―サイレンス―』が1月21日から公開されている。原作に自分の信仰課題と同じ問題意識を見いだし、映画化を決めて…
