編集局 rss

作家の日野啓三氏(2002年没)が「これから…

 作家の日野啓三氏(2002年没)が「これからは、世の中の多くのものが断片化するだろう」と語ったことがあった。当時は何のことか分からなかったが、今でははっきりと理解できる。  文脈を離れ、断片的な情報が一人歩きすることが…

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ブラジルで「配車サービス」戦国時代に

 ブラジルで急成長する米国発の配車サービスの「Uber」。世界有数の拠点としてUberの世界戦略に欠かせない存在となっているが、ブラジルならではの課題やライバルの進出に直面、転換期を迎えようとしている。(サンパウロ・綾村…

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卒業式アローン

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  昔の大学の卒業式は、卒業生の家族と近い親戚が皆集まる大きな行事だった。花束と写真のアルバムを贈った後、一緒に写真を撮って祝う場所だった。皆に学士帽とガウンを着せて恩徳を称えることも…

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「4党体制」は政党政治の新たな道

韓国紙セゲイルボ 連合政府の制度化は不可避?  国会の大統領弾劾訴追以後、韓国の政党政治には大きな変化があった。政府与党所属議員が大挙離党し「正しい政党」を立ち上げた。1年前、安哲秀(アンチョルス)議員を中心に「国民の党…

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デジタル兵器、小さなエラー挿入で無力化も

米軍再建への課題-元上級将校の提言(3) A・ホール陸軍サイバー研究所所長  2002年、韓国、昇格したばかりの少尉は、自身が率いる大隊の初めての実弾訓練があっという間に大混乱となる光景を目の当たりにした。  大隊の18…

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ベトナム・ハノイ 両陛下、歓迎式典に

クアン国家主席と会見  【ハノイ時事】ベトナムを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は1日午前、首都ハノイの国家主席府で、同国の歓迎式典に臨まれた。  式典では両国国歌が演奏され、天皇陛下が儀仗(ぎじょう)隊を閲兵された。  両…

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「友好の絆、強める一助に」 天皇陛下、晩餐会であいさつ

 【ハノイ時事】ベトナムを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は1日夜、首都ハノイの国家主席府で、チャン・ダイ・クアン国家主席夫妻主催の晩さん会に出席された。天皇陛下は「皇后と共に貴国を初めて訪問することを誠に喜ばしく思っており…

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民泊法案、健全な普及につなげたい

 住宅やマンションの空き部屋を旅行者らに有料で貸し出す「民泊」について、政府は年間営業日数の上限を180日と定める住宅宿泊事業法案を今国会に提出する方針だ。  なし崩し的に広がっている民泊のルールの明確化は、利用する外国…

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ロシアの介入めぐり特別検察官任命要求強まる Calls grow for special prosecutor on Russia meddling despite no evidence

 下院情報特別委員会のデビン・ヌネス議長(共和、カリフォルニア州)は27日、トランプ陣営がロシア当局者と接触したという証拠は見たことがないと主張したが、特別検察官の任命を求める声は高まるばかりだ。  民主党員らは、冷戦の…

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世界的チェロ奏者ヨーヨー・マさんが“シルク…

 世界的チェロ奏者ヨーヨー・マさんが“シルクロード・アンサンブル”を結成したのは、2000年に米マサチューセッツ州の町で異なる歴史と文化を持つ国々の音楽家を集め、ワークショップを開いたことが契機だ。  「音楽は普遍的な言…

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安定性を欠くトランプ外交

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 2つの路線と政策 リスク考慮、「敵」も慎重に  トランプ大統領の外交政策の中心には、大変な矛盾がある。一方には、経験豊かで、判断力があり、伝統を守る人々がいる。米国で1945年…

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ISが31カ国に拡散、情報版マンハッタン計画を

米軍再建への課題-元上級将校の提言(2) ブルース・ローラー退役陸軍少将  クラウゼウィッツは、戦争とは他の手段による政治だと指摘した。暴力と死を伴う戦争は、従来の政治的、外交的手段で国が守れなくなった時のための最終手段…

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クロマグロ、持続可能な資源の活用を

 すしネタとして人気の太平洋クロマグロの漁をめぐって、岩手、宮城、千葉、新潟、静岡、和歌山、熊本、鹿児島の8県で違反操業や水揚げの報告漏れがあった。  高値で取引されるクロマグロは、乱獲で生息数が減少している。違反防止を…

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このままだと不幸が増えるドライバー行政 Unhappy motoring ahead

 長年、国のハイウエーや脇道での交通事故死は、ゆっくりとはいえ確実に減少していたのだが、これからの数年間、死亡者や負傷者の数が上昇し続けるならば、それは政府の監視態勢の失敗のせいである可能性がある。  全米安全評議会(N…

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地球温暖化の影響で北極圏の海氷が減少して…

 地球温暖化の影響で北極圏の海氷が減少しており、海洋酸性化や北半球の気候変動などの影響が出ている。その変化を逆手に取って、北極圏利用の主導権を狙う国もある。ロシアだ。  一つは軍事拠点の拡大で、米議会調査局の報告によると…

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知日派言論人の本音

地球だより  日本を褒め、日本に理解を示す言論空間がまだまだ狭い韓国で、自国の偏った反日観に疑問を投げ掛け続ける気鋭のジャーナリストがいる。発行部数最多の日刊紙、朝鮮日報で論説委員を務める鮮于鉦(ソヌジョン)氏だ。  最…

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米軍再建への課題 失われる優位

米軍再建への課題-元上級将校の提言(1) カーター・ハム退役陸軍大将 自動的な歳出削減撤廃が不可欠  米国防費の一方的削減を続けたオバマ前政権とは対照的に、トランプ大統領は国防費の大幅増額を約束している。米紙ワシントン・…

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プレ金、認知度高めて定着を図れ

 毎月の最終金曜日に早めに仕事を終えるよう呼び掛け、買い物や飲食、宿泊などを奨励する「プレミアムフライデー」が導入され、24日が初回となった。消費拡大や働き方改革の起爆剤とすることを狙った官民一体の取り組みだ。  初回の…

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CPACから放り出されたオルト・ライト Alt-right ethno-nationalists tossed from CPAC, boundaries drawn

 保守派指導者らは23日、民族主義の「オルト・ライト」に宣戦を布告した。その幹部の1人を保守政治行動会議(CPAC)から追い出し、民族主義者、性差別主義者、反ユダヤ主義的な発言はいらないと訴えた。  CPACのステージ上…

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「東京駅を背景にゴールを突き抜ける選手の…

 「東京駅を背景にゴールを突き抜ける選手の姿が世界に向けて発信されると、東京としても大きなPRになる」(小池百合子都知事)。昨日の小紙などほとんどの新聞1面には、3万6000人が都心を駆け抜けた東京マラソンのゴール写真が…

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新渡戸精神で地域おこし

遠友再興塾代表 山崎健作氏に聞く  北海道大学の前身である札幌農学校の教頭として就任したクラーク博士は、多くの教育者を輩出していった。その一人が新渡戸(にとべ)稲造であった。札幌農学校の教授として赴任してきた新渡戸は、経…

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人気の日本産サツマイモ

地球だより  ベトナムでは焼きバナナだけでなく、焼き芋が人気だ。大体、中型で1本20円程度といったところか。南部はそうでもないが、ハノイなど北部だと冬は結構、冷えることもあるので、ホクホクの焼き芋で身も心も温かくなるのは…

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文科省天下り、組織ぐるみの不正にあきれる

 文部科学省の組織的な天下りあっせん問題をめぐる調査結果の中間報告が公表され、政府の再就職等監視委員会が国家公務員法違反の疑いがあると指摘した28件のうち17件を新たに違法と認定した。組織ぐるみの不正にあきれる。  新た…

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