編集局 rss

「夏蝶の影や大地は水のごとし」(河内静魚)…

 「夏蝶の影や大地は水のごとし」(河内静魚)。夏の虫としてはセミが代表的だが、そのほか蝶(ちょう)を挙げてもいい。その蝶は東京ではほとんど見掛けない。時々、空き地に咲いた野花にたわむれるように飛ぶのを見た時は嬉(うれ)し…

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イスラエル・UAE合意 中東の経済・技術発展にプラス

予想されるイランの妨害  米国が仲介したイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化の合意により、イスラエルの国際的、戦略的地位は飛躍的に引き上げられ、中東地域が経済・科学技術面で大きな発展を遂げる扉が開いた。また…

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終戦から75年 空想的平和主義は戦争を招く

 きょうは終戦の日。先の大戦から75年の歳月が流れた。戦禍の犠牲となった300万同胞の御霊に鎮魂の祈りを捧(ささ)げ、日本国の尊厳と平和を守る決意を新たにしたい。 軍事的なものを徹底否定  毎年、この日を前後して、テレビ…

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金正日・正恩親子の素顔

時代背景が全く違う両指導者  北朝鮮の世襲独裁者・金(キム)正恩(ジョンウン)労働党委員長の人物像が伝わる記事が新東亜(8月号)に出ていた。南北会談の実務に関わってきた金(キム)基雄(キウン)元統一部南北会談本部長へのイ…

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米司令官、ISの復活を警告 ’We’re going to have huge problems’: U.S. general warns of long-term ISIS resurgence

 国防総省の中東担当の最高幹部は12日、米政府が中東の複数の紛争地域の若者が過激化しないよう包括的な対策を講じなければ、今後10年間に過激派組織「イスラム国」(IS)が復活し「大きな問題」に直面することになると警告した。…

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いろいろ迷った末に石川県の実家に帰省して…

 いろいろ迷った末に石川県の実家に帰省している。両親とも数年前に他界し、家は誰も住んでいない。仏壇に線香をあげ墓参りするだけで友人とも会わなければ大丈夫と考えたのだが、寂しい話だ。  東京駅で北陸新幹線「かがやき525」…

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マスク社会への移行ーフィンランドから

地球だより  フィンランドでは、マスクを着用する人は今までほとんどいない。国内での新型コロナウイルス感染者数は、8日の時点で新規感染者数30人未満とそれほど深刻ではない。だが、国立健康福祉研究所(THL)は今月の初め、特…

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気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」

成功者は「人を喜ばす」天才 政治評論家 田村 重信氏に聞く  自民党本部職員として45年間働いてきた著者は、これまで16人の首相をはじめとする大物政治家や優秀な官僚たちと共に仕事をしてきた。長年観察してきて分かった、「成…

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新型コロナ ブラジル死者10万人超え

大統領夫人の祖母も  新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない南米ブラジルで12日、ミシェリ・ボルソナロ大統領夫人(38)の祖母マリア・フェレイラさん(80)が新型コロナ感染による合併症を受けて首都ブラジリアの病院で亡く…

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露極東で大規模な反プーチンデモ

 ロシア極東ハバロフスク地方で1カ月以上にわたり、セルゲイ・フルガル前知事の逮捕に抗議する地域住民が大規模な反プーチンデモを続けている。これまでの反プーチンデモは主にリベラル派野党が主導するもので、クレムリンは治安機関を…

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民主副大統領候補 問われる党内の懸念への対応

 2020年米大統領選挙の投票日まで80日余りとなった。  政権奪還を目指す野党民主党の候補指名を確実にしているバイデン前副大統領は、カリフォルニア州選出の黒人女性カマラ・ハリス上院議員を副大統領候補に選んだ。 有色人種…

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数年前の夏、軽井沢へ行った。目的は堀辰雄…

 数年前の夏、軽井沢へ行った。目的は堀辰雄関連の場所確認。軽井沢駅北側で地図を見ていると、隣の土産物店の主人らしい老人が「何かお探しですか?」と声を掛けてきた。  要件は簡単に済んでいたので、その旨を伝えると、やや唐突に…

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ペット検事

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  今年1月8日夜、秋美愛法務長官は青瓦台(大統領府)の蔚山市長選挙介入疑惑と、柳在洙前釜山市副市長の検察もみ消し疑惑事件を捜査した尹錫悦検察総長(検事総長に相当)の核心側近を左遷する…

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欧米観光客減りブルキニ解禁ーエジプトから

地球だより  エジプトのビーチ事情が変わってきた。観光・地方発展省が先月末、国内のいかなるホテルも観光地も女性が全身を真っ黒な色の生地で覆う水着、ブルキニの着用を禁止する権利を持たない、との特別声明を発表したからだ。  …

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対韓関係進展の裏にある中国の思惑

韓国紙セゲイルボ 米との対立で切実な“仲間探し”  最近、韓中関係が2017年のTHAAD(高高度防衛)ミサイル配備をめぐる対立以後の上昇傾向にある。私席で会ったある中国人教授は、「THAAD当時と比べて非常に進展した」…

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「爆発の原因は怠慢」 レバノン、デモ暴徒化

高まる政府への不信感  大規模爆発で多数の死傷者が出たベイルートでは連日、市民数千人が爆発の原因は政府の怠慢にあるとして、大規模な反政府デモを続けている。8日にはデモ隊の一部が暴徒と化し治安部隊と衝突。数十人が外務省や政…

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香港民主派逮捕 中国の人権弾圧に抗議の輪を

 中国の香港国家安全維持法(国安法)による香港紙「リンゴ日報」創業者・黎智英氏、民主活動家・周庭氏の逮捕は、香港に民主主義を認めた国際公約「一国二制度」の破壊を繰り返す野蛮な人権弾圧である。自由と民主主義の価値観を平然と…

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NHKBSの番組「グレートトラバース3」を…

 NHKBSの番組「グレートトラバース3」を楽しんで見ている一人である。出演するのはアドベンチャーレーサーの田中陽希さんで、日本の300名山を一筆書きに踏破するという壮大な挑戦。  足の運び方を最初に見た時、まるで走るよ…

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レバノン 爆発事故で内閣総辞職

怠慢、腐敗に批判 デモ収まらず  レバノンのディアブ首相は10日、内閣総辞職を発表した。 アウン大統領はこれを承認し、ディアブ氏に対して新内閣発足までの間、暫定政権を率いるよう指示した。レバノンの国営通信(NNA)が同日…

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両陛下、国連事務次長と面会

核軍縮の安保環境聞かれる  天皇、皇后両陛下は11日、お住まいの赤坂御所に国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)を招き、核軍縮をめぐる国際安全保障環境の現状について話を聞かれた。  中満氏は核軍縮に関し、世界の安全保障…

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日航機墜落35年 たゆまぬ安全性の追求を

 1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡、4人が重傷を負った。その事故から35年を迎えるが、遺族の無念は年月を経ても変わるまい。安全…

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悔し過ぎるドロー、今こそ観戦すべきJリーグ!

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  「悔し過ぎるドロー(号泣)。しかし沖縄の歴史に残る勝ち点1!」  7月29日、FC琉球のホームで開催されたJ2リーグのFC琉球-ジュビロ磐田戦の後、FC琉球の倉林啓士郎会長はツイッ…

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スティール文書公表の編集者、ニューヨーク・タイムズのコラムニストに New York Times editor who unleashed Steele dossier is now arbiter of media behavior

 ニューヨーク・タイムズは、米国のほかのニュースのあるべき姿を決めていた存在だった。米国の人々や事件の詳細にわたる報道は、ほかの会社の優れた報道や書き方の理想的な基準と見なされていた。  確かに、幾つかの失敗例はあった。…

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