編集局
対韓関係進展の裏にある中国の思惑
韓国紙セゲイルボ 米との対立で切実な“仲間探し” 最近、韓中関係が2017年のTHAAD(高高度防衛)ミサイル配備をめぐる対立以後の上昇傾向にある。私席で会ったある中国人教授は、「THAAD当時と比べて非常に進展した」…
「爆発の原因は怠慢」 レバノン、デモ暴徒化
高まる政府への不信感 大規模爆発で多数の死傷者が出たベイルートでは連日、市民数千人が爆発の原因は政府の怠慢にあるとして、大規模な反政府デモを続けている。8日にはデモ隊の一部が暴徒と化し治安部隊と衝突。数十人が外務省や政…
香港民主派逮捕 中国の人権弾圧に抗議の輪を
中国の香港国家安全維持法(国安法)による香港紙「リンゴ日報」創業者・黎智英氏、民主活動家・周庭氏の逮捕は、香港に民主主義を認めた国際公約「一国二制度」の破壊を繰り返す野蛮な人権弾圧である。自由と民主主義の価値観を平然と…
NHKBSの番組「グレートトラバース3」を…
NHKBSの番組「グレートトラバース3」を楽しんで見ている一人である。出演するのはアドベンチャーレーサーの田中陽希さんで、日本の300名山を一筆書きに踏破するという壮大な挑戦。 足の運び方を最初に見た時、まるで走るよ…
レバノン 爆発事故で内閣総辞職
怠慢、腐敗に批判 デモ収まらず レバノンのディアブ首相は10日、内閣総辞職を発表した。 アウン大統領はこれを承認し、ディアブ氏に対して新内閣発足までの間、暫定政権を率いるよう指示した。レバノンの国営通信(NNA)が同日…
両陛下、国連事務次長と面会
核軍縮の安保環境聞かれる 天皇、皇后両陛下は11日、お住まいの赤坂御所に国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)を招き、核軍縮をめぐる国際安全保障環境の現状について話を聞かれた。 中満氏は核軍縮に関し、世界の安全保障…
日航機墜落35年 たゆまぬ安全性の追求を
1985年8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が死亡、4人が重傷を負った。その事故から35年を迎えるが、遺族の無念は年月を経ても変わるまい。安全…
悔し過ぎるドロー、今こそ観戦すべきJリーグ!
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「悔し過ぎるドロー(号泣)。しかし沖縄の歴史に残る勝ち点1!」 7月29日、FC琉球のホームで開催されたJ2リーグのFC琉球-ジュビロ磐田戦の後、FC琉球の倉林啓士郎会長はツイッ…
スティール文書公表の編集者、ニューヨーク・タイムズのコラムニストに New York Times editor who unleashed Steele dossier is now arbiter of media behavior
ニューヨーク・タイムズは、米国のほかのニュースのあるべき姿を決めていた存在だった。米国の人々や事件の詳細にわたる報道は、ほかの会社の優れた報道や書き方の理想的な基準と見なされていた。 確かに、幾つかの失敗例はあった。…
テレビから聞こえてくる「カキーン」いうと…
テレビから聞こえてくる「カキーン」という音が、いつもの夏を運んでくれた。新型コロナウイルスの感染拡大で春夏の大会が中止となった高校球児のため、甲子園高校野球交流試合が一昨日から開催されている。 ボールが金属バットに当…
ビーチで楽しむ食のデリバリー ー韓国から
地球だより 新型コロナウイルスの感染防止に一定の成果を収め、世界的に見れば優等生と言える韓国でも「密」を避ける取り組みはまだ続いている。大雨の影響もあってこの時期、海水浴客が押し寄せる各地のビーチに例年のにぎわいはなく…
米、TikTok国内使用禁止か
NEWSクローズ・アップ トランプ政権 中国共産党の情報工作懸念 中国のバイトダンス社が開発運営する短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、米国のトランプ政権が強い警戒感を示している。トランプ大統…
日米同盟 自主防衛力増強で片務性正せ
トランプ米大統領が新しい駐日大使に指名した保守系シンクタンク「ハドソン研究所」所長のケネス・ワインスタイン氏が、上院外交委員会の公聴会で「日米同盟の中でさらなる能力拡大と大きな責任を負うよう日本に働き掛ける」と表明した…
今こそ国と地方の新仕組み、「地方創生」が必要
新型コロナウイルス感染が再び拡大する中、先月22日から始まった「Gо Tо トラベル」キャンペーン。直前に東京が除外されたり、キャンセル料の方針が変わったりと混乱のうちに始まったが、その後もコロナ感染が全国的に広がり、…
記名記事。半カコミ記事の仕切りがごく…
記名記事。半カコミ記事の仕切りがごく普通の罫線で少し地味な印象だが、他紙では読めない痛烈な新聞批判が面白い。昨日の本紙2面、サブ見出し「防衛相への不思議な質問」の記事である。 4日の防衛相記者会見での記者とのやりとり…
山の日 山への希望を育てる日に
「山を遠ざかって 山を眺める季節/山を離れて 山を想う季節/追憶の地図をひろげて/回想の山路をたどる季節/山への希望を育てる季節」 これは山岳写真家で高山蝶(こうざんちょう)の研究でも知られた田淵行男(1905~89…
日本には優れた地場産業があり、全国に…
日本には優れた地場産業があり、全国に知られるものも少なくない。例えば、鹿児島の黒酢や焼酎は現代人の味覚に合わせ工夫され、愛飲されてきた。地元企業や鹿児島大学では、酵母の研究が進んでいる。 青森県八戸市では工業港である…
ソ連対日参戦75年 再び国際政治を見誤るな
第2次大戦末期にソ連は、当時有効だった日ソ中立条約を破棄して宣戦を布告し、日本に侵攻した。戦力の多くを南方に振り向けていた日本軍は敗退を続け、多くの戦死者を出した。ソ連軍は民間人にも襲いかかり、筆舌に尽くし難い蛮行を繰…
2500超のチャンネル閉鎖 ユーチューブ
中国の影響工作が急増 米グーグル傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」が、中国関連の「組織的影響工作」の急増を受けて、2020年の4~6月の間に2500以上のチャンネルを閉鎖していたことが明らかになった。 グーグルの「…
米国の共産主義・マルクス主義運動はバイデン氏を全面支持 Communist, Marxist movements in U.S. throw all their support to Biden
「米国革命共産党」の創設者・指導者のボブ・アバキアン氏にとって、今年の大統領選は簡単な選択だ。トランプ大統領の再選阻止が何より求められており、民主党のジョゼフ・バイデン候補を支持することにためらいはない。 大統領選の…
「マスクして人の怒りのおもしろき」(上野…
「マスクして人の怒りのおもしろき」(上野さち子)。角川書店編『今はじめる人のための俳句歳時記』にある冬の一句。俳句ではマスクは冬の季語である。最近はどこへ行ってもマスクだらけだから、マスクをしていない人の方が珍しい。 …
コーヒーショップ全盛時代ータイから
地球だより バンコクのコーヒーショップは日本とさほど変わらなくなった。とりわけここ数年の成長ぶりは、特筆すべきものがある。 サラリーマンだったタイ人のI氏は、独立してコーヒー豆の輸入業者になり、今ではドイツ車を乗り回…
レバノン爆発事故 「政府に金を渡すな」
市民が仏大統領に懇願 フランスのマクロン大統領が6日、大規模爆発で壊滅的被害を受けたレバノンの首都ベイルートを視察した。爆発後、外国からの首脳訪問は初めて。マクロン氏は被害現場で歓迎を受けるとともに、レバノン政府に対す…