編集局 
米露条約延長、中国抜きの核軍縮は危うい
米国とロシアは、新戦略兵器削減条約(新START)を5年間延長した。 ただ、新STARTには核戦力を増強し続けている中国が参加していない。米国の核抑止力が低下すれば、米国の「核の傘」に頼る日本は危険にさらされることに…

北方四島返還の道筋見えず、より明快な広報を
7日は41回目の「北方領土の日」だった。菅義偉首相は北方領土交渉を「着実に進める」と述べたが、安倍晋三前首相がロシアのプーチン大統領相手に進めた精力的な外交にもかかわらず、4島返還の道筋は見えない。 1日に報じられた…

待ち遠しい蕗(ふき)の薹(とう)はなかった…
待ち遠しい蕗(ふき)の薹(とう)はなかったが、スーパーの惣菜コーナーに並びだした竹の子の料理や炊き込みご飯、菜の花のごま和(あ)えに加えて、タラの芽の天ぷらなど春の味覚がうれしい。今が旬の野菜は少し苦みがあり、それが冬…

=7日午前、東京都渋谷区-150x150.jpg)
北方領土大会 首相、交渉「着実に進める」
アピール文で“不法占拠”復活 菅義偉首相は7日、東京都内で開かれた北方領土返還要求全国大会にビデオメッセージを寄せた。ロシアとの北方領土交渉について「私の内閣でも2018年のシンガポールでの(日露)首脳のやりとりはしっ…

米大統領外交演説 国際的な対中包囲網の構築を
バイデン米大統領は国務省で行った外交政策演説で、中国を「最も深刻な競争相手」と断じ、「米国の繁栄や安全、民主的価値観に中国がもたらす挑戦に立ち向かう」と訴えた。 トランプ前政権が推し進めた対中強硬路線をバイデン政権が…

明治・大正期の大実業家、渋沢栄一翁は、…
明治・大正期の大実業家、渋沢栄一翁は、慈善家としても知られる。東京・狛江市の南部を流れる多摩川の土手近くに高さ約3㍍の万葉歌碑が立っている。それも渋沢らの尽力によるものだ。 万葉仮名の「多麻河泊爾左良須/弖豆久利佐良…

から北方領土問題解決を求める要望書を受け取る菅義偉首相=2020年11月10日、首相官邸(時事)-150x150.jpg)
北方領土 4島返還へ世論結集を
軍備増強・開発進めるロシア 北方領土問題への理解と関心を深めるため制定された「北方領土の日」は、今年で41回目を迎える。2月7日は、日本とロシアの国境が択捉島とウルップ島の間にあることを定めた日露通好条約が調印された日…


きょう41回目の「北方領土の日」 国内の啓発で足元固め
北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策局長 篠原信之氏に聞く 太平洋戦争後、旧ソ連(現在のロシア)によって不法に占拠された北方領土。択捉島、国後島、色丹島および歯舞群島の四島返還を求めた取り組みは終戦直後から始まり、…

中国海警船2隻が領海侵入 海警法施行後初 今年4回目
国境警報 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で6日、中国海警局の「海警」2隻が、日本の領海に侵入し、操業中の日本漁船に接近した。海上保安庁の巡視船が漁船の安全を確保し、領海から出るよう警告した。 尖閣諸島沖での中国公船の領海侵…

北方領土の日 4島返還に強い決意示せ
41回目の「北方領土の日」を迎えた。第2次大戦末期に旧ソ連は、当時有効だった日ソ中立条約に違反して一方的に宣戦布告し、火事場泥棒のように択捉島、国後島、歯舞群島、色丹島を奪って現在に至るまで不法占拠を続けている。 菅…

アマゾンの政敵、次期CEOと対決姿勢 NEWS STORY/Political opponents ready to challenge Amazon’s new CEO-in-waiting
米インターネット通販最大手アマゾンが同社解体を主張する議員たちと対決する中、新たに最高経営責任者(CEO)に就くアンディ・ジャシー氏がワシントンで矢面に立つことになる。 アマゾンの政敵たちは既に、ジャシー氏と戦おうと…

春を先駆けて告げる花、梅の開花が全国で伝え…
春を先駆けて告げる花、梅の開花が全国で伝えられている。例年だと、開花に合わせて開かれる「梅まつり」も、新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言などの影響で中止になった所が多い。 梅の名所として有名な茨城県の偕楽園で13…

韓国国防白書 北の脅威を直視しているのか
韓国国防省が「2020国防白書」を発表した。北朝鮮の核や弾道ミサイルなど大量破壊兵器を「脅威」と位置付ける一方、北朝鮮の政権と軍を「敵」と明記せず、有事の軍事上の作戦統制権を能力も経験も不安視される韓国軍に移譲させるこ…


謎多き明治初期の軍人「吉原元帥」こと吉原小造
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(11) 台南市郊外に鄭成功配下の謝永常や趙勝と並んで祀らる 台湾が世界史の中に組み込まれたのは16世紀中頃のことである。ポルトガルの船が台湾近海を航海中、船員が緑溢(あふ)れる台湾島…

気候変動が軍の計画立案の中心に NEWS STORY/Biden’s Pentagon makes effects of climate change central to military planning
両岸の海面上昇が、米軍の主要施設を脅かしている。海外での飢饉(ききん)、干ばつ、山火事が、もろい社会を破壊している。そこで戦争が発生すれば、米軍は関与を迫られ、米国人の命が危険にさらされる。 北極で海氷の融解が進めば…

NHKの連続テレビ小説「おちょやん」は…
NHKの連続テレビ小説「おちょやん」は、上方女優・浪花千栄子がモデルだが、今の若い世代で浪花を知る人はまずいないだろう。しかし、昭和30年代生まれの気流子などには、名前の通り、大阪・関西を代表する女優であった。 まず…

寂しい旧正月行事の中止ーフィリピンから
地球だより フィリピンのマニラ市には世界最古と言われる中華街が今も存在し、中華系フィリピン人も多く住んでいて異国情緒を感じる街並みは人気の観光スポットだ。 意外かもしれないが経済が中華系の財閥に牛耳られていることもあ…

=4日午後、東京都港区(石井孝秀撮影)-150x150.jpg)
22年冬季 北京五輪ボイコットを、弾圧受ける諸民族が訴え
2022年の北京冬季五輪までちょうど1年となる4日、中国共産党による少数民族や民主運動家などへの人権弾圧を理由に、在日チベット族など各民族の人権団体や香港民主化の活動家などが北京五輪の開催に抗議する声明を出した。東京都…

英TPP申請、自由度高いルールを広げよ
英国が環太平洋連携協定(TPP)への参加を申請した。今春にも、参加交渉が始まる。発足メンバー国以外の国からの参加申請は初めてとなる。英国の申請を契機として、日本が主導してきたTPPの拡大機運が高まりそうだ。 EU離脱…

豊臣秀吉の参謀として知られる黒田官兵衛の…
豊臣秀吉の参謀として知られる黒田官兵衛のエピソード。当初彼は、茶道に関心がなかった。武将が刀も持たずに狭い茶室に入るのは不用心と考えていたためだった。 ある日、秀吉に茶室に招待された。断るわけにはいかないので、いやい…

「現代」第1世代の遺産
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 鄭相永(チョンサンヨン)KCC(金剛高麗化学)名誉会長が他界した。名前に同じ「永」の字を持つ故鄭周永(チョンジュヨン)現代グループ名誉会長の末弟だ。長兄の鄭周永会長より21歳年下で…

聖書の名山、シナイ山ーエジプトから
地球だより エジプトにおける名山中の名山と言えばシナイ山だ。同国東部シナイ半島のほぼ中央にあるこの山が、ことに世界的に有名である理由は、他でもない旧約聖書に、預言者モーセが神から「十戒」を授かったと記録される山だからだ…

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ソウル・釜山市長補選控え批判合戦
韓国紙セゲイルボ “北風”“親日”国内選挙に利用 ソウル・釜山両市の市長補欠選挙を控えて、政界に時ならぬ“北風・日風”が吹いている。保守陣営では北朝鮮問題と理念の物差しを突きつけて進歩陣営を圧迫し、与党では野党を「親日…
