編集局 rss

「新日英同盟」の構築を、インド太平洋構想拡大へ動け

東洋大学教授 西川佳秀  先月23日、日英両政府は包括的経済連携協定(EPA)に署名し、来年1月1日に発効の運びとなった。同協定は英国のEU離脱に伴い、日英貿易が日欧EPAの枠組みから外れることによる関税面の不具合を回避…

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漢化教育の撤回求める、在日モンゴル族らデモ 東京・池袋

 中国の内モンゴル自治区で今年9月から始まった、教育を中国語中心に切り替える当局の政策に抗議するため、日本に住むモンゴル族らが15日、東京・池袋でデモ行進を行った。  モンゴル族のほか、応援に駆け付けた日本人やウイグル族…

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日韓関係改善 文氏の決断に懸かっている

 韓国国家情報院長の朴智元氏や超党派でつくる韓日議員連盟のメンバーが相次いで来日し、菅義偉首相らと会談した。  韓国大法院による元徴用工判決から2年以上が経過したが、文在寅大統領は国際法違反の状態を一向に是正しようとしな…

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学生の教職志願者が激減している。公立学校…

 学生の教職志願者が激減している。公立学校教員採用試験の倍率は、20年前に小学校12・5倍、中学校18倍だったのに対し、今年は(均〈なら〉すと)4・2倍。人材の質を維持できる危険水域ラインは3倍だという(全国教育問題協議…

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香港議員排除 習氏の国賓来日を中止せよ

 香港立法会(議会)の民主派4議員の資格が剥奪された。中国による香港への主権行使を認めない場合、立法会議員の資格を失うという中国全国人民代表大会(全人代)常務委員会の決定によるものだ。  香港国家安全維持法(国安法)に続…

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郵便投票不正の内部告発者、アフガン時代よりひどい扱いを受ける Whistleblower: Flak worse than Afghans’

 ペンシルベニア州の目立たない郵便配達員であるリチャード・ホプキンス氏は1週間もしないうちに、2020年米大統領選で最も有名な内部告発者になってしまった。だが、メディアのスポットライトを浴び続けるくらいなら、敵の銃撃に直…

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「飴(あめ)袋黒土擦つて七五三」(沢木…

 「飴(あめ)袋黒土擦つて七五三」(沢木欣一)。きょうは七五三の日。この俳句を見て、そういえばと思う人は少なくないだろう。とにかく、飴が長かったということである。七五三に付き物の千歳(ちとせ)飴は、小さな子供にとって地面…

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女川原発同意 再稼働の停滞打破につなげよ

 東日本大震災で停止していた東北電力女川原発2号機(宮城県石巻市、女川町)について、同県の村井嘉浩知事が再稼働への同意を表明した。  震災で被災した原発に対する地元同意は初めてだ。原発再稼働が停滞する現状の打破につなげた…

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朝鮮時代に退行する韓国

日本留学が反民族行為?  最近、韓国の作家・趙(チョ)廷来(ジョンネ)が「日本に留学した者は民族反逆者だ」と発言して物議を醸している。趙は植民地解放から韓国動乱後までの時期を描いた長編小説『太白山脈』で知られる作家だ。 …

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各国で宗教迫害が増加―ピュー・リサーチ・センター Religious persecution increasing, Pew Research Center report finds

 世界各地で近年、宗教的表現の自由への当局による弾圧が強まっていることが、世界の宗教迫害に関する最新の報告で明らかになった。  ピュー・リサーチ・センターが実施した宗教への政府当局による制限の追跡調査によると、2018年…

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ジョー・フレージャーといえば、ボクシング…

 ジョー・フレージャーといえば、ボクシングファンには懐かしい名前だ。モハメド・アリやジョージ・フォアマンと死闘を演じた元世界ヘビー級チャンピオンは、2011年11月7日に亡くなった。ところがそのフレージャーが、今回の米大…

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ビール大好きな国民ーフィンランドから

地球だより  フィンランド人はビールをよく飲む。人口約550万人のフィンランドだが、ビールの1人当たりの消費量は、世界で9番目、しかも消費量は年々増えている。  10月13日はフィンランドにおける「ビールの日」だった。フ…

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イスラムの本当の姿を

東京ジャーミイ広報・出版担当 下山茂氏に聞く 世界平和できるのは宗教だけ  東京都渋谷区にあるイスラム教寺院(モスク)「東京ジャーミイ」。日本人のムスリム(イスラム教徒)である下山茂さんは広報を担当しており、イスラム教へ…

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ロシア 地方で広がる抗議運動

 5年に1度の下院選挙を来年に控えるロシアで、経済の低迷などを受け、国民の間に不満が広がりつつある。モスクワなど大都市では目立たないが、ハバロフスクなど地方では大規模な抗議行動が行われている。その一方で下院に、大統領経験…

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コロナ“第3波” 対策徹底し感染抑え込もう

 新型コロナウイルスの感染が急速に拡大している。冬に向けて“第3波”が来ているとの見方もある。これまで以上に対策を徹底し、爆発的な感染を防がなければならない。  新規感染者数が過去最多  全国では12日、新規感染者数が過…

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本の世界から「函」が激減しているとの報道…

 本の世界から「函」が激減しているとの報道があった。本を保護するのが函だ。「箱」ではない。箱となると「本箱」になってしまい、本を収納する家具の意味になる。この場合は、函館の函でなければならない。  函が減っているとの印象…

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軽食「パステウ」の美味しさーブラジルから

地球だより  ブラジルを代表する軽食の一つに「パステウ」がある。巨大な揚げギョーザとでも言えばよいのだろうか。小麦粉を練った生地を薄く正方形などに伸ばし、中に具を挟んで油で揚げる。それだけの料理だ。  実にシンプルだが、…

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洪頭蛇尾

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  企画財政部(以下、企財部)は何回も名前を変えた。財政経済院、財政経済部…。名前が変わっても変わらないものがある。経済政策の青写真を描き、税制を司り、国の財政を運営するオーケストラの…

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“バイデン時代”に直面する韓国の課題

韓国紙セゲイルボ 政策空白期に半島状況管理を  米国にジョー・バイデン時代が開かれた。ドナルド・トランプ大統領が選挙結果を受け入れていないが、トランプがこれほど奮戦したことも印象的だ。7000万人を超える有権者たちの票を…

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ポストコロナ時代への貢献

【寄稿】中華民国(台湾)衛生福利部長 陳時中 世界の公衆衛生ネットワークに台湾の参加を  新型コロナウイルス感染症(COVID―19)によるパンデミックで、これまでに世界の感染者数は累計4800万人(11月5日まで)を超…

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ナゴルノ停戦 紛争回避に合意継続の外交を

 ロシアの仲介でアゼルバイジャンとアルメニアは、ナゴルノカラバフをめぐる紛争の完全停戦で合意した。  9月下旬から約1カ月半に及んだ衝突は、アゼルバイジャンの優勢な軍事攻撃を背景にアルメニアの占領地域の返還を認めさせたが…

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「現代は確かに狂った時代である。異常な…

 「現代は確かに狂った時代である。異常なもの、反常識の世界に対する喜び、否定的な、破壊的な要素にのみひきつけられる心、すべてがアブノーマルであり、そのアブノーマリティは限度を知らない」。  歴史学者の故木間瀬精三が『死の…

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日朝関係 拉致解決なしに改善はない

 菅義偉政権発足後、北朝鮮との関係構築に関心が集まっている。拉致・核・ミサイル問題などで周辺国に深刻な脅威を与え続ける北朝鮮には、毅然とした態度で臨む必要がある。特に日朝関係最大の懸案である拉致問題では、「解決済み」と強…

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