「モンゴル人の母語奪うな!」 王毅外相来日でモンゴル族らデモ
中国の内モンゴル自治区で今年9月から始まった、教育を中国語中心に切り替える当局の政策に抗議するデモ(主催=在日モンゴル人有志連合)が24日、東京・永田町の国会議事堂前で行われ、在日モンゴル人らが漢化教育政策の撤回などを訴えた。
中国の王毅外相の来日に合わせて行われたもので、デモ参加者は仮面やサングラスなどで顔を隠し、「モンゴル人から母語を奪うな!」「文化的ジェノサイドをやめろ!」とシュプレヒコールをあげた。
代表者の女性は、「(内モンゴルでは)モンゴル語で受けるべき国語の授業を中国語に変え、政治・道徳・歴史も中国語で受けさせている」とした上で、「これはチベットとウイグルに続く少数民族同化政策だ」と、中国当局を批判した。