編集局
南三陸の町づくり、復興・発展を同時に進める
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(3)》 東日本大震災による津波などで甚大な被害を受けた宮城県南三陸町。リアス式海岸の一角を形作るこの地域は、過去120年で2011年を含む4回の大津波を経験した。教訓を胸に「二度…
中国の同化政策 文化的ジェノサイド許すな
中国が少数民族に対する同化政策を強化しようとしている。人類が歴史の中で学んできた民族の固有文化の尊重、保護の流れに逆行する反文明的な政策であり、断じて看過することはできない。 習氏が漢語教育強化指示 中国の習近平国…
ジェンダー平等は本質的な五輪の理念か?
東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗前会長が不用意な発言で辞任に追い込まれた後、橋本聖子新会長の後任として五輪・男女共同参画担当相に就いた丸川珠代氏が選択的夫婦別姓導入に反対する書状に名を連ねていたことで、野…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任…
自賠責保険と略称される自動車損害賠償責任保険は、自動車やバイク所有者に加入が義務付けられている保険である。事故の際に被害者が死亡した場合に支払われる保険金は最高3000万円、重い障害が残った場合には最高4000万円とな…
大量廃棄のホヤ、新メニューで食文化救う
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(2)》 でこぼこした見た目から、「海のパイナップル」とも呼ばれる海産物「ホヤ」。東北でよく食されるが、水揚げから時間が経(た)つと独特な風味が強くなるため、地域によってはほとんど…
自衛隊災害派遣、新たなルールの明確化急げ
東日本大震災から間もなく10年となる。この間も大規模な地震や風水害が次々とわが国土を襲い、被災者の救助や地域の復興に自衛隊が派遣されてきた。 自衛隊は「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、我が国を防衛する」…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長…
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言再延長について菅義偉首相の記者会見は淡々としていたが、改定された基本的対処方針などを見ると、感染拡大を抑え込もうとする政府の並々ならぬ決意を感じる。 方針の一つは、幅広いPCR検査…
2月の空自スクランブル、7割強が対中国機
国境警報 防衛省はこのほど、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)が2月は63回だったと発表。そのうち、対中国機が7割強に当たる45回、対ロシア機が18回だった。 また先週1週間では、…
東日本大震災10年 福島と台湾の若者、ツアー企画し風評払拭へ
《東日本大震災10年 未来に繋げる希望(1)》 東日本大震災から10年がたつ。復興が進む一方で、風評被害対策や災害の記憶の風化など、取り組むべき課題はまだ山積みだ。震災が残した爪痕はなかなか消えない中、困難に立ち向かい…
緊急事態再延長 緊張感持ち感染対策徹底を
政府は、新型コロナウイルス対策として東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県に発令していた緊急事態宣言を2週間延長することを決めた。収束への道筋が見えるかどうかの正念場であり、緊張感を持って感染対策を再度徹底していきたい。 4…
バイデン米政権下で国境の壁が密入国業者の通り道に Border wall now smugglers’ road
バイデン米大統領が国境の壁建設の中止を決定したことで、作業員たちは工事の途中で道具を置き、いなくなってしまった。これにより、一部の場所では今までよりも国境の安全が低下している。アリゾナ州で国境を83マイルも接する郡の保…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で…
花粉症の季節。新型コロナウイルス対策で窓を開けていると、しばらくくしゃみが止まらない。家でもマスクをしなければならない状態だ。ただ、マスクは店に行けばほぼ入手できるので助かっている。 現在では、マスクもファッションの…
中国国防費 膨張政策許さぬ国際連携を
中国の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議が開幕し、今年の国防予算は前年比6・8%増の1兆3553億4300万元(約22兆6000億円)となることが分かった。前年以上の伸び率であり、覇権主義的な動き…
阿里山森林開発のパイオニア、河合 鈰太郎
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(12) 人跡未踏の地「阿里山」を日本統治により「檜の宝庫」へ 台湾の中央部にある玉山は、富士山を超える3952メートルもの高さを誇る。かつて、この山は「新高山」と呼ばれた。日本による…
軍内の「過激主義」一掃計画に懸念 Pentagon’s broad ‘extremism’ definition could entrap conservatives, pro-lifers, critics warn
国防総省は、軍内の政治的「過激主義」を根絶しようとしているが、定義が広範囲に及び、あいまいであることから、退役将校、軍事専門家から、意図せず、カトリック教徒、共和党員が排除されたり、人種差別主義者でも暴力的でもなく、た…
東日本大震災からもうすぐ10年。被災地の…
東日本大震災からもうすぐ10年。被災地の農林水産業は、ほぼ震災前の水準に回復してきている。例えば宮城県の2018年の養殖業生産額は、ギンザケ養殖の回復などを受け、震災前を上回る788億円に達した。 ここまで回復するに…
足並みそろわぬ旅行規制ーフィリピンから
地球だより コロナ禍で海外観光客が見込めないフィリピンでは、国内旅行を活性化させて経済を回そうという試みが行われている。その一環として政府は、州をまたぐ旅行に必須だったPCR検査や許可証を全国的に撤廃すると発表した。 …
コロナ禍を乗り越える生き方
問われる無症状者の慎み 聴行庵住職 東 和空師に聞く 大災害は人や社会の深部にある課題を表面化させるという。コロナ禍で明らかになった日本人、日本社会の問題とは何か、それを乗り越え、後世に何を残すか。広島で傾聴や人生を語…
両陛下 岩手県の被災者見舞う
天皇、皇后両陛下は4日、東日本大震災から10年に当たり、震災で大きな被害を受けた岩手県の陸前高田市、釜石市とお住まいの赤坂御所(東京都港区)をオンラインでつなぎ、被災者と懇談された。 今後、宮城、福島両県もオンライン…
みずほATM障害、信頼を裏切った責任は重い
みずほ銀行の現金自動預払機(ATM)で、キャッシュカードや預金通帳が戻って来なかったり、預金引き出しなどの取引ができなくなったりする障害が発生した。 みずほ銀は過去にもトラブルを引き起こしている。顧客の信頼回復は容易…
差別の問題は広くて深い。女性差別は昨今…
差別の問題は広くて深い。女性差別は昨今話題になるが、日本でも欧米でも関心が高い。が、他にも問題になり得る件はいろいろある。 例えば高齢者。「老害」という言葉が広く使われるようになってから久しい。「害」という語が誤解を…
“K注射器”の魔法
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 日本の厚生労働省は2月中旬、米ファイザー社のワクチン接種を控えて仰天した。当初、ファイザーと“ワクチン1瓶当たり6人接種”を基準として総計7200万人分の供給を受けることで契約し…
砂漠の自然を満喫ーエジプトから
地球だより エジプトはナイル川流域を除けば砂漠で、その広大さは表現のしようがない。カイロから比較的近いオアシス、バハレイヤ・オアシスを旅すると都市部で全く体験できない砂漠の自然の奥深さを満喫できる。 ホテルに荷物を置…