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緊急事態への備えがなく国民を守れない現行憲法を守ろうとする朝毎
◆甘過ぎる日本の対応 新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)も新型コロナウイルスだった。はて、ウイルスとは? なぜ神はこんなやっかいなものを創り給うたのか、いぶかる御仁…
日米安保条約改定60年に思う
元統幕議長 杉山 蕃 東アジア安定へ再定義を 中朝による脅威に適切に対処 日米安保条約改定の調印から60年を経た。激しい国内騒動を経て成立した「日米安保」であるが、その道のりは大きな起伏を経る。当時学生であった筆者は、…
保守系の産経でも「異性婚」の言葉を使う記者の危うい結婚観
◆同性婚支持に転換? 神奈川県横浜市が昨年12月から、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認定する「パートナーシップ宣誓制度」をスタートさせた。これに関して、川崎市内に住む筆者は産経新聞1月28日付神奈川版トップ記事…
米民主党指名争い、サンダース氏が最新世論調査でバイデン氏を抜きトップに Sanders pushes past Biden, teeters at top of latest polls
「バーニー浮上」とか「社会主義者が急上昇」などと呼んでもいいが、民主党の大統領候補指名争いでバーナード・サンダース上院議員があっという間に最有力候補の地位を奪いつつあることは、もはや否定できない状況だ。 ニューハンプ…
氷河期世代の就職・就労支援に焦点当て問題点を指摘した東洋経済
◆引きこもりが問題化 人口減少が進むわが国において、近年ほど労働環境の変化が著しい時代はないといって過言ではない。過労死ラインを超える時間外労働がたびたび問題化される中で、以前のような残業を強いる雇用形態は消失しつつあ…
明智光秀をどう評価するか
哲学者 小林 道憲 常に書き変えられる歴史 時代を反映し評価も二転三転 「時今也(ときはいま)桔梗(ききょうの)旗揚(はたあげ)」という歌舞伎演目は、江戸時代も爛熟(らんじゅく)期・文化文政期の歌舞伎作家、四世・鶴屋南…
アフリカ駐留米軍縮小に専門家ら警鐘 U.S. warned against pullback in Africa
国防総省のアフリカ駐留軍削減計画が強い反対に遭っている。欧米各国のアフリカ専門家、軍情報筋らは、削減によって、アフリカ大陸を切り刻むことを目指すテロ組織の復活を促進することになると警鐘を鳴らす。 エスパー国防長官は今…
尖閣は本当に守れるのか
中国に隙見せるな 海上保安大学校名誉教授 日當 博喜氏に聞く 中国が近年、尖閣周辺への公船派遣を急増させている。接続水域で確認された中国公船は昨年1年間で延べ1097隻で過去最高を記録。領海侵入も延べ126隻で、一昨年…
新型肺炎でWHO緊急委から台湾排除
世界の防疫ネットワークに穴 肺炎で死をもたらす新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け中国は23日、武漢市や近隣2都市の移動制限を発令した。800人以上の死者を出した17年前の重症急性呼吸器症候群(SARS)大流行以来…
英がきょうEU離脱、欧州議会で別れの大合唱
欧州連合(EU)の欧州議会は29日、ブリュッセルでの本会議で英国のEU離脱協定案を承認した。31日に英国は正式離脱する。 投票後、議員らが立ち上がり議場で別れの歌を合唱し、議員の中には胸を詰まらせ涙を流す光景も見られ…
日本の大学入試の問題点
沖縄大学教授 宮城 能彦 「運」が左右する一発勝負 複数回の資格検定試験実施を 今回が最後だと言われる大学入試センター試験が終わった。 しかし、来年度から新しく始まる大学入学共通テストに関して、かなりの混乱が生じてい…
新型肺炎、濃淡はあるが中国の情報開示には問題ありと批判する各紙
◆懸念される感染拡大 「現在のところ、新型肺炎で死亡する割合は、重症急性呼吸器症候群(SARS)やMERSほど高くない。正確な情報を基に、冷静な対応を心がけたい」(読売・28日付社説)。 中国本土で28日までに感染者…
豚コレラ感染、防疫作業で自衛隊の献身的な活躍
13日間延べ6500人が出動、殺処分に涙する隊員も 沖縄県うるま市の養豚場で豚コレラ(CSF)の感染が1月8日までに明らかになり、隣の沖縄市を含めて七つの養豚場で感染拡大したが、20日にはいったん収束した。その背景には…
党派的闘争が動機の弾劾裁判 A partisan impeachment
容赦ない敵対者らは、トランプ大統領を弾劾することに決めたが、作成された弾劾条項が裁かれるべく、上院に送付された。この時、彼らは、合衆国憲法と、米国人の良識の二つを土台に創られた司法制度に対する修復不可能な損傷へのドアを…
韓国軍が前代未聞の性転換兵を除隊に
現役兵として前代未聞の男性から女性への性別適合手術を受け、軍から除隊を命じられた20代の韓国下士官が大きな話題を呼んでいる。儒教精神など伝統的価値観が根強い韓国でも近年はいわゆる「LGBT」(性的少数者)の人権擁護を求…
アメリカ社会を蝕む「絶望死」
アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 薬物による死者が急増 悪循環に陥る低学歴白人男性 アメリカ経済は好調である。株式市場は右肩上がり、史上最高値が頻繁に更新される。失業率も昨年12月で3・5%と1…
米大統領選の民主党候補、穏健かつカリスマ性が必要
インタビューfocus アメリカン大学教授 ジェームズ・サーバー氏 来月3日のアイオワ州の党員集会を皮切りに、米大統領選の選挙戦が本格化する。米国の選挙事情に詳しいアメリカン大学のジェームズ・サーバー教授に今後の見通し…
生存率を高めるためには「エコー検査」を
東京都健康長寿医療センター・松川美保氏 「ここまでわかった! 高齢者がんの予防と治療」 「ここまでわかった!高齢者がんの予防と治療」と題した老年学・老年医学公開講座(東京都健康長寿医療センター主催)が東京・王子の「北と…
「首相準備マニュアル」を説きながら自らは「政策準備」が皆無の朝日
◆大局的な国会論議を 通常国会が始まった。言わずもがな、最大のテーマは「予算」である。昨秋には消費税増税もあった。それだけに税金の使われ方をしかと見届ける。それが国民の義務というべきだろう。 おさらいしておくと、令和…
阪神・淡路大震災の教訓活かそう
拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 「火災旋風」が被害を拡大 自助を実践し「通電火災」防げ 現代の日本人が「大震災」と聞いて思い出すのは、兵庫県南部地震によって引き起こされた「阪神・淡路大震災」と東北…
新型肺炎のコロナウイルス 武漢の研究所から流出か
中国・武漢から世界に拡大し、多数の死者を出している新型コロナウイルスの発生源は、武漢の「中国科学院・武漢病毒研究所」ではないかとの見方が出ている。この研究所は、中国の極秘生物兵器研究にも参加しているとみられ、米当局者か…
SNSで過激なコメントを発信する中高年の「正論症候群」を分析した朝日
◆ほぼ“中高年専門誌” 週刊誌はますます“中高年専門誌”に近づいているようだ。週刊ポスト(1月31日号)が表紙に「今号から文字が大きく読みやすくなりました!」と打ち出した。これまで1段12文字だったものが11字詰めにな…
インド憲法制定71周年
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く 人々の幸福のための憲法 改正は7回、修正は100回以上 国民に法の下の平等と自由を保障したインド憲法は、1950年1月26日に施行された。完全独立の象徴となったイ…