オピニオン rss

アウティング禁止 「LGBT」への過剰配慮だ

 いわゆる「LGBT」に対して、ここまで配慮するのは行き過ぎではないか。三重県知事は、性的指向(ゲイやレズビアンなど)や性自認(性同一性障害など)を本人に無断で他人に知らせる「アウティング」の禁止を盛り込んだ性的少数者差…

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躍動感乏しい政治 弊害ばかり目立つ小選挙区制

《 記 者 の 視 点 》  新型コロナウイルス対策に追われた通常国会が17日に閉幕したが、最終盤から大波乱が続いた。  河野太郎防衛相による唐突な陸上イージス配備計画停止の発表(15日)、検察幹部の定年延長特例措置でも…

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かきざき・ひであき昭和36年9月生まれ。59年、道都大学社会福祉学部卒業。60年、北海道七恵養護学校おしま分校教諭として初赴任。平成22年、赤平市立茂尻小学校教頭。24年、芦別市立西芦別小学校校長。その後、胆振管内の三つの小学校の校長を務め、令和2年に洞爺湖町立洞爺湖温泉小学校校長として赴任する。平成30年度から全国へき地教育研究連盟会長に就任。

へき地校に教育の原点あり

地域と深い関わり 全国へき地教育研究連盟会長 柿崎 秀顕氏に聞く  人口減少に伴い教育現場にも少子化の波が襲う。地方の過疎化が進めば、町村合併や学校の統廃合が進む。その一方で、以前より「へき地に教育の原点がある」と呼ばれ…

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河井案里容疑者 河井克行容疑者

河井夫妻逮捕 驕り緩み猛省して出直せ

 東京地検特捜部は、昨年7月の参院選で地元県議らに現金を渡し、票の取りまとめを依頼したとして、自民党を離党した衆院議員で前法相の河井克行容疑者と妻で参院議員の案里容疑者を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。  2人は容…

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エルドリッヂ研究所代表-政治学博士-ロバート・D・エルドリッヂ

国際社会で台湾を認め、支えよ

エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 「統一」へ圧力強める中国 日米台3国間のFTA締結を  中国・武漢で新型コロナウイルスの流行が始まってから半年が経った。世界で感染が拡大する間、台湾の感染者…

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都知事選告示 問われる感染対策と小池都政

 東京都知事選挙がきょう告示され、現職の小池百合子氏はじめ立候補をこれまで表明している21人が舌戦を展開する見通しだ。新型コロナウイルス感染拡大対策と暮らしの問題、来年に延期した東京五輪・パラリンピックへの対処、災害に対…

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性犯罪の防止 「魂の殺人」許さぬ対応を

 政府が性犯罪や性暴力の根絶に向けて一丸となって取り組む省庁横断の方針を初めて策定した。再犯を防ぐため、仮釈放中の性犯罪者らへの全地球測位システム(GPS)機器の装着義務化を検討する。海外では成果を挙げており、日本も義務…

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宮塚コリア研究所代表-宮塚利雄

八方塞がりの金正恩政権

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 滞る対米交渉・対中交流 警戒すべき「核戦力強化」路線  例年ならば4月から5月にかけての北朝鮮の話題といえば、4月15日の太陽節(故・金日成主席の誕生日)の行事と、全国民を挙げての「モネ…

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中国による人権弾圧に対し抗議の声を上げるデモ参加者ら=4日午前、東京・元麻布の中国大使館前(加藤玲和撮影)

中国の宗教弾圧 不当な拘束で信仰を奪うな

 米国務省が、信仰の自由に関する世界各国の状況をまとめた2019年度版の年次報告書を発表した。  ポンぺオ国務長官は、中国について「国家が主導し、あらゆる宗教への弾圧を強化し続けている」と批判した。中国共産党政権による宗…

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拓殖大学名誉教授-茅原郁生

中国、全人代開催を強行した習政権

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 共産党独裁の維持に躍起 軍事挑発・香港強圧が不信招く  世界は580万人を超えるコロナ・パンデミックで対応に苦戦中であるが、中国では全国人民代表大会(全人代)が2カ月遅れながら開催された。 …

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出生率低下 増加へ国民的啓発が必要だ

 少子化への流れが止まらない。子育て世代への経済的な支援だけでなく、結婚や子育ての素晴らしさ、家族の価値を啓発する国民的な運動が必要だ。 人口減が初の50万人超  厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計によると、死…

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東京アラート

東京アラート解除 警戒緩めず新しい日常工夫を

 東京都は新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して発動していた「東京アラート」を解除し、休業要請を段階的に緩和する「ロードマップ」(行程表)も「ステップ3」に移行した。  だが、東京都ではここ数日、1日に20人を超える新規…

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感染症と「夜の街」 第2波を左右する「欲望」

《 記 者 の 視 点 》  東京都庁のライトアップが11日夜、赤から虹色に変わった。新型コロナウイルス感染への警戒を呼び掛ける「東京アラート」が解除され、12日から休業要請緩和のロードマップは「ステップ3」に移行した。…

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(ひらの・キャシー)1957年カナダ生まれ。12歳でバハイ教に触れ、20歳で来日。国際基督教大学で文化人類学を学び、卒業後は土木会社で翻訳に携わる。その間、児童文学の翻訳も手がけ、東京バハイセンターで出会った建築家の夫と結婚し、子育てのため高松市に移住。荻原規子の『空色勾玉』、湯本香樹実の『夏の庭』、近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』や上橋菜穂子の『精霊の守り人』『獣の奏者』などを英訳した。

英訳上橋作品が米国で文学賞受賞

文学が国境を超えて届いた 翻訳家・平野キャシーさんに聞く  国際アンデルセン賞(2014年)を受賞した児童文学・ファンタジー作家で文化人類学者の上橋菜穂子さんの『獣の奏者』(講談社)が本年1月、米国図書館協会のヤングアダ…

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熱中症対策 マスクによるリスク回避を

 これからの時期は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策とともに熱中症への注意も必要となる。  高温多湿の中でのマスク着用は熱中症のリスクを高めるため、屋外では他の人との距離を十分に確保した上でマスクを外すことを心掛けたい…

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日本安全保障・危機管理学会 上席フェロー 新田容子氏

新たな偽情報戦仕掛ける中国

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子 ツイッターで陰謀論拡散 ハッカー集団用い広範な攻撃  新型コロナウイルスは、今まで鉄のカーテンで覆われていた政治の隠蔽(いんぺい)体質が透明のカーテンで透けて見える世界…

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コロナ流行起源 昨夏説含め独立検証を進めよ

 中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染について、米ハーバード大学医学大学院は昨年8月から広がっていた可能性があるとの調査結果を発表した。中国は直ちに否定したが、むしろ今後の防疫に資するため積極的に起源解明に…

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コロナ禍の中で デモがある世界、ない日本

 60年前の今月、学生の安保闘争で日本は大揺れ。国会前デモで死者も出た。  大学1年生の私も誘われてデモに行ったら、警官隊の背後に屈強な暴力団員が樫(かし)の棒を手にズラリ並んでいる。恐かった。日米安保条約問題もよく判(…

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高雄市長リコール 中国の台湾戦略転換に要注意

 台湾南部の主要都市・高雄の韓国瑜市長がリコールされた。韓氏は台湾で初めて、リコールにより市長職を罷免される。  市長失職に伴う補欠選挙では、民進党の陳其邁・行政院副院長(副首相)が有力視される。医師出身の陳氏は新型コロ…

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鈴木政経フォーラム代表 経済学博士 鈴木淑夫

日本経済の前途は問題山積

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大型措置の副作用に注意 非製造業の生産性向上を図れ  日本経済の激しい景気後退が進んでいる。昨年10~12月期には、景気後退の気配が広がる中で、消費税率引き上げを強行し、大…

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国会議事堂

国会最終盤 対中国政策で集中審議を

 日本や米国はじめ各国が新型コロナウイルスへの対応に追われる間隙を突き、中国が「コロナ後」の海洋覇権拡大を狙い、わが国の領海侵犯をより強硬に行うようになった。南シナ海でも挑発的な行動を活発化させ、日米主導の「自由で開かれ…

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コロナ禍の下での選挙実施の愚

平成国際大学教授 浅野 和生 英はロンドン市長選延期 選挙戦や投票への悪影響懸念  3月13日、11日に衆議院内閣委員会で審議入りした「改正新型インフルエンザ等特別措置法」が3日間の審議を経て成立した。同法は「新型インフ…

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めぐみさん父死去 北の拉致を世界に知らしめた

 43年前、新潟市内で中学校からの帰宅途中、北朝鮮の工作員に拉致された横田めぐみさん=当時(13)=の父、滋さんが亡くなった。日本人拉致被害者の家族を代表する立場で妻の早紀江さんと共に全国各地を回り、海外まで足を伸ばして…

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