オピニオン rss

獨協大学教授-佐藤唯行氏

ビートルズをつくったユダヤ人

獨協大学教授 佐藤 唯行 才能を発掘し売り込み マネージャー、楽曲出版、興行も  ユダヤ系マネージャーはその昔、アメリカでは黒人音楽家をメジャーな音楽市場へ導く役回りを果たした。一方、黒人が少なかった昔の英国では、白人労…

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9月入学見送り 簡単でない伝統・国柄の変更

 明治以来続いてきた日本独自の「年度制」は慣習・文化にまで昇華されている。それらを無視し、欧米が9月入学だからといって追従することは賢明ではない。  政府は「さまざまな法整備や社会制度の大幅な変更が必要になる」「丁寧な議…

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極左組織アンティファ 目標は「米国の破壊」

コミンテルン指示に由来  警察に拘束された黒人男性ジョージ・フロイドさんの死亡を受けて全米に暴力や略奪が拡大したことで、捜査当局は極左組織アンティファの関与を疑っている。過激派組織に詳しい警察当局者によると、アンティファ…

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米抗議デモ暴徒化 破壊を放置するリベラル勢力

 米ミネソタ州で起きた白人警官による黒人男性暴行死をきっかけに全米に広がった抗議デモは、一部が暴徒化するなど大きな混乱が生じている。  各地で建物や店舗が破壊、略奪、放火される光景は、鬱積(うっせき)する黒人の不満・怒り…

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空白のカシミール 火事場泥棒の中国人民解放軍

《 記 者 の 視 点 》  力の空白地帯が生じると自制力に乏しい強者が弱者を駆逐する。帝国主義時代を彷彿(ほうふつ)させるような現実が、まだ地球上には現存している。  その距離、3500キロという世界有数の長さを誇る中…

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さとう・かつお 昭和24(1949)年11月、北海道森町生まれ。43年、道立森高校を卒業後、東京の会社に入社。53年に企業を興す。59年、社団法人倫理研究所横浜市倫理法人会に入会。平成20年10月、北海道森町町長に就任(24年まで)。26年、システムジャパン・エナジー設立(31年に社名を大和システムズに変更)。

発明の原動力

人の困っていることに着目 大和システムズ取締役会長 佐藤 克男氏に聞く  大和システムズの佐藤克男取締役会長は、世界で初めて歌碑の前で歌が流れるシステムや節水機能付きの音楽が流れる女性トイレ用の「シャワー・ロボ」などを生…

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東京アラート 夜の外出控え第2波防げ

 東京都は感染再拡大の兆候がある場合に発する警告「東京アラート」を発動した。夜の繁華街での感染が相次いでおり、これが市中感染の拡大につながることが懸念される。 ステップは変更せず  都内では4日、新たに28人の感染者が確…

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日本対外文化協会理事-中澤孝之氏

露、コロナ対策に「機密兵器」総動員

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 全土に対NBC部隊展開 核戦争・細菌戦への備え活用  ロシア政府発表(5月27日)によると、ロシアのコロナ感染者累計は37万人を超え、米国、ブラジルに次いで世界第3位の規模だ。累計死者数…

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資金洗浄摘発 北朝鮮の制裁回避を封じよ

 制裁網をかいくぐり総額25億㌦以上ものマネーロンダリング(資金洗浄)などに関わったとして、北朝鮮の銀行元幹部ら33人が米司法省に起訴された。対北制裁違反の摘発では過去最大の規模だといい、資金の一部は核・ミサイル開発に使…

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少子化対策 専門省庁の創設を検討せよ

政府は、2025年までの子育て支援の指針となる第4次少子化社会対策大綱を閣議決定した。最大の特色は、数値目標として「希望出生率1・8」の実現を初めて明記したことだ。 背景には、歯止めが掛からない少子化への危機感がある。 …

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元統幕議長 杉山 蕃氏

抜本的改善必要な感染症対策

元統幕議長 杉山 蕃 第三者調査組織の設置を 一段と強まった生物戦の脅威  猛威を振るったコロナ型新感染症の拡大も、種々の対策が効果を挙げつつある状況となり、さらなる回復が望まれるところとなった。やや愁眉を開く段階と思料…

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北極圏戦略 米軍はプレゼンス高めよ

 米海軍の艦船4隻が、英海軍のフリゲート艦1隻と共に戦略的重要性が増している北極圏での演習を実施した。トランプ米政権は、北極圏で中国やロシアの海軍・海洋行動に対抗しようとしている。今回の演習も、その一環だと言える。  中…

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アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員の加瀬みき氏

新型コロナめぐる真実の重要性

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 過熱する米国の対中攻撃 差別煽る選挙向けレトリック  トランプ政権の新型コロナウイルスをめぐる中国攻撃が一層過熱している。ウイルスを発生させ、ウイルスに関する情報…

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コロナと日本外交 価値共有する国々と連携を

 新型コロナウイルスのパンデミックで日本と世界がかつて経験したことのない困難な状況に置かれる中、香港問題をめぐって米中対立が先鋭化している。米国の同盟国である日本は、自由、民主、人権、法の支配という価値観を共有する国々と…

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ネット環境整備で過疎化対策を

沖縄大学教授 宮城 能彦 田舎での仕事や授業可能 コロナ後の一つの生活様式に  今、多くの大学でZoomやTeamsを使った遠隔授業を行っている。しかし私は動画での配信は行っていない。いや、行うことができない。なぜなら、…

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黒川氏訓告処分 社会のモラル崩壊を懸念する

 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の発令下に賭けマージャンをして辞職した黒川弘務東京高検検事長を、森雅子法相は懲戒ではなく、制裁的意味合いの薄い訓告処分にした。  しかし、賭けマージャンは刑法の賭博罪に該当し得る行…

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憲法審査会 緊急事態対応は喫緊の課題だ

 今国会初の衆院憲法審査会が開かれ、憲法改正手続きを定めた国民投票法をめぐる自由討論が行われた。昨年11月以来の審査会で自民、公明、維新、希望の与野党4党は7項目の同法改正案の早期採決を求めたが、他の野党はCM規制の議論…

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コロナ危機から見直す歴史 旧きものから新しきものへ

《 記 者 の 視 点 》  2017年夏、東京都美術館で、ピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」展が開催された。この画家は16世紀ネーデルランド絵画の巨匠で、24年ぶりの来日。これをまた、ここで話題にするのは、新型コロ…

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ロードバイクで鳥海山へ登る

景色堪能し体力づくり 高校3年生 新田 岳登君に聞く  鳥海山ブルーラインが除雪を終えて開通した4月17日、下から車で登って行くと、自転車を漕(こ)ぐかっこいいウエアの青年とすれ違った。開通した5合目・鉾立(ほこたて)山…

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2次補正案 早急な支援へ実効性上げよ

 2次補正予算案が閣議決定された。一般会計の歳出総額は補正予算としては過去最大の31兆9114億円、1次補正と合わせた事業規模は230兆円超になった。  対策は出そろった感じだが、1次補正での対策も手続きの煩雑さから支援…

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危機に接し露わになる「魂」

名寄市立大学教授 加藤 隆 問われるいのちの根幹 「人間に問う存在」に目覚めよ  「死んでいる生者」「生きている死者」という言葉がある。「死んでいる死者」「生きている生者」が我々の常識なのだが、確かにそのようなこともある…

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国家安全法 香港の民意恐れる中国の暴挙

 中国は全国人民代表大会で、民主派のデモが高まった香港への直接統治を強化するため、新たな「国家安全法」の適用を正式決定する見通しだ。  返還時に英国はじめ国際社会と約束した「一国二制度」に基づき、香港に認めた高度な自治を…

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野生動物市場の問題、次のウイルスも狙っている

 先週の世界保健機関(WHO)年次総会。習近平・中国国家主席は、新型コロナ感染拡大責任問題で“中国WHOタッグチーム”を激しく非難する米国に対し、中国の感染対応を自賛した。国際調査・検証をOKし、世界の感染対策への巨額援…

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