オピニオン
メディアの信頼回復急務
世界日報 ワシントン・タイムズ社長対談 提携関係の強化も確認 トランプ米大統領が大手メディアと対立し、ソーシャルメディアを通じて国民に直接情報発信を続けていることは、新聞など既存メディアの役割や報道姿勢について大きな問…
新たな世界的互恵関係の構築を
主張 年頭にあたって 寛容と首脳同士の対話が不可欠 平成最後の年が明けました。天皇陛下は御在位中最後となる昨年の御誕生日の記者会見で「即位以来、日本国憲法下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務め…
耐用年数切れた「専守防衛」
東洋学園大学教授 櫻田 淳 太平洋への関与不可欠 「空母」艦隊擁し米豪と協力を 安倍晋三内閣は、向こう5年の防衛政策の大枠を定めた「防衛計画の大綱」を閣議決定した。華春瑩(中国外務省副報道官)は、この「防衛計画の大綱」…
ばかげたヌンチャク所持逮捕
米コラムニスト マーク・ティーセン 違憲判決で州法無効に 「武器所持の権利を制限」 私はニューヨークで、ヌンチャクを所持していたとして逮捕されたことがある。この法律が無効になってうれしい限りだ。 連邦判事が先週、ヌン…
18年の日本 「気象の狂暴化」に対策が急務
前例のない広域集中豪雨による甚大な被害。地震が襲い、台風も暴れたこの1年は、気象・自然災害から身を守る大切さへの認識を新たにさせられた。日本漢字能力検定協会が公募した「今年の漢字」に選ばれたのは2004年に続き「災」で…
接近するウクライナとトルコ
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 戦略的同盟関係を構築へ 軍事関係深化に苛立つロシア ロシアとのウクライナの関係がまた、急激に悪化した。ロシアが2014年春に併合したクリミア半島の周辺海域で11月25日、ロシア国境警備…
18年の世界、米は中国への対抗姿勢強めよ
米国では為政者の時宜を得た演説が、長きにわたり政策として実施されると「モンロー・ドクトリン」「トルーマン・ドクトリン」のように演説者の名前と共に呼ばれてきた。 「ペンス・ドクトリン」 ペンス米副大統領は10月、ワシン…
韓国を主体思想派から守れ
今、韓国の自由民主主義が危ない。韓国で共産主義勢力が台頭し、自由と民主主義を主張する人たちが人権弾圧されている。日本の心ある人は、韓国で自由と民主主義を守ろうとする人たちを支援し、日韓連携で韓国の自由と民主主義を守り、…
パイロット飲酒、ルール厳格化で防止せよ
旅客機のパイロットが飲酒の影響で乗務できず、遅延が発生するなどした問題で、国土交通省は日本航空に飲酒対策の再構築などを求める事業改善命令を出した。 日航副操縦士に禁錮10月 日航の副操縦士だった男性は10月、英国の空…
日韓友好の道 若者の未来を拓く交流を
檀国大学校理事長 張 忠植氏に聞く 11月15日、東京・国立市で開かれた第15回くにたちふれあいコンサート「日韓親善友好の音楽の調べ」に韓国・檀国大学校の音楽教授らと参加、自身も伸びやかな声で「この道」など披露した張忠…
商業捕鯨再開、持続的な資源利用の範示せ
政府は国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、来年7月に約30年ぶりに商業捕鯨を再開すると発表した。当面は日本の領海と排他的経済水域(EEZ)に限られるが、将来の海域拡大も視野に入れている。 IWCでは見通し立たず 194…
沖縄の県民投票実施に疑問
沖縄大学教授 宮城 能彦 安易に賛否答えられず 失敗だった平成8年の投票 玉城デニー沖縄県知事は11月27日に名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を来年2月14日告示、同24日投開票と発表した。 「県民が意思…
外国人就労方針、悪質ブローカー排除の徹底を
外国人労働者受け入れ拡大のため、出入国管理法が臨時国会で改正されたことを受け、政府は外国人就労の基本方針、分野別運用方針、総合的対応策を発表した。 新たな在留資格である特定技能1号・2号の受け入れは来年4月から始まる…
18年の国際関係、ショックだった言葉
今年の国際関係の中で、衝撃を受けた六つの言葉(群)を並べたい。 ①6月の米朝首脳会談の際のトランプ米大統領の金正恩・朝鮮労働党委員長への賛辞は大衝撃だった。「率直」「立派」「有能」「賢明」「民を愛している」「誰にも反…
玉城知事は国の立場理解し、問題解決を
自民党県連会長に復帰した 照屋守之氏に聞く 知事選、名護市長選、那覇市長選など、沖縄県にとって重要な選挙が目白押しだった選挙イヤーが幕を閉じる。照屋守之自民党沖縄県連会長に凋落(ちょうらく)傾向にあった革新勢力を復活さ…
シリア撤収表明、前政権の失敗繰り返すな
トランプ米大統領が、シリアからの米軍撤収を表明した。過激派組織「イスラム国」(IS)の殲滅(せんめつ)に成功したというのがその理由だ。ISは広大な支配地を失ったものの、残党は残っている。拙速な対応は、ISの誕生を招いた…
北延命の道は非核化だけだ
昨年、米朝間は戦争前夜を彷彿させるほど緊張が高まったが、今年6月の首脳会談を境に緊張緩和ムードに転じた。しかし、11月の米中間選挙の後も両国の非核化交渉は膠着(こうちゃく)状態に陥り、再び緊張が高まる状況を呈している。…
混迷深める中東情勢
エジプト科学技術大学教授 バセル・ユスリ氏に聞く トルコ・カタール「政治同盟」 アラブ諸国と対立 中東地域の動きが複雑化している。アラブ諸国も二分され、外からはイラン、トルコが関わり、シリアをめぐっては、ロシアや米国、…
オバマ氏の間違い繰り返すな
アメリカ保守論壇 M・ティーセン トランプ氏、シリア撤収表明 IS復活、地域紛争勃発も 同時多発テロの黒幕ハリド・シェイク・ムハンマドは米中央情報局(CIA)に拘束されていた時、捜査官に予言めいたことを言っていた。「(…
軍事外交を積極展開する中国
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 合同演習と国際会議参加 軍要人や艦艇の相互訪問も 先のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では、ペンス米副大統領と習近平中国国家主席の激しい応酬で、ついに共同宣言が発出できないまま…
1票の格差、立法府に「悪平等」持ち込むな
「1票の格差」が最大1・98倍だった昨年10月の衆院選について、最高裁は「法の下の平等を定めた憲法に違反しない」との判断を示した。妥当な判決だ。 国の統治機構は「1票の平等」のみを指標として形づくられるものではない。…
玉城沖縄県政の空騒ぎ危惧
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 保守を名乗る資格なし 説明すべき政治的立ち位置 よもや、まさか、玉城デニー氏が沖縄県知事になるとは。ショックが大き過ぎた。筆者は関西弁も関西人も大好きだが、大阪府民が芸人…
来年度予算案、消費増税の環境整備を重視
政府は一般会計総額を101・4兆円とする2019年度予算案を閣議決定した。7年連続で過去最大を更新し、当初予算案の段階で初めて100兆円の大台を突破した。19年10月に予定される消費税増税に備え、2兆円強の景気対策費を…