オピニオン rss

韓国大統領演説、日本に責任転嫁するのか

 韓国の文在寅大統領が年頭会見で、歴史認識問題をめぐり日本に責任を転嫁するかのごとき発言をした。  「請求権協定で未解決」  文氏は日韓両国の懸案となっている韓国人元徴用工訴訟をめぐり、韓国の大法院(最高裁)が1965年…

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日本版台湾関係法の制定を

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 「運命共同体」の日台米 総統・大統領選前の今が好機  40年前、米国では台湾との関係についての指針を示す台湾関係法が有効になった。1979年2月に制定され、…

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米国政府閉鎖、不法移民侵入対策で妥結必要

 米国の連邦議会が開幕し、昨年11月の中間選挙で野党民主党が下院で多数派となる中、トランプ大統領の公約である米メキシコ国境の壁建設費57億㌦の予算化をめぐり、政府機関の一部閉鎖を招くなど厳しい対立が続いている。  トラン…

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極貧人口増加、アフリカで米国が中国に挑む

 飢えてガリガリのナイジェリアの子供たちの写真。一昨年のGDP(国内総生産)が約3760億㌦でアフリカ1を誇る経済・産油大国の子供とは思えない。  国際貧困モニター研究機関「世界貧困時計」によれば、ナイジェリアは昨年、極…

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人口減少社会、次の一手必要な「地方創生」

 厚生労働省が昨年末に公表した人口動態統計の年間推計によると、2018年に国内で生まれた赤ちゃんは、1899年の統計開始から最少だった2017年より2万5000人少ない92万1000人で、3年連続で100万人を割り込む見…

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世界人権宣言を無視する中国

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 少数民族を二級市民扱い 信仰の自由認めず弾圧・虐待  昨年12月10日は世界人権デーであった。1948年12月10日に第3回国連総会で世界人権宣言が採択されてから70年を迎…

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米宇宙軍創設、中露に対する優位性確保を

 トランプ米大統領は昨年末、米軍が持つ宇宙分野の全機能を管轄する組織横断的な「宇宙統合軍(スペースコマンド)」を創設する指示書に署名した。  国防総省内に設けられ、軍による宇宙での活動を統括する。 「強国」建設進める中国…

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トランプ大統領の実績トップ10

アメリカ保守論壇 M・ティーセン カバノー氏を判事指名 イラン核合意から離脱  トランプ大統領は就任2年目、並外れた成果を上げ、大変な失敗もしてきた。それは今も続いている。この1年間のトランプ氏の実績トップ10について考…

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韓国の反日感情は国家的損失

 北朝鮮の長期独裁政権を支える2本柱は「反米扇動」と「反日扇動」である。外に敵を作って国民の敵愾心(てきがいしん)を煽(あお)り、不平不満のはけ口にして国内の結束を固めるのが、彼らの常套(じょうとう)手段だ。  韓国の過…

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F35B導入と「いずも」改修

元統幕議長 杉山 蕃 海空防衛力充実へ前進 対潜艦艇の増強等が急務に  先月防衛省は、米海兵隊のF35B型機の導入を明らかにし、これに伴い「いずも型ヘリ搭載護衛艦」(DDH)をF35Bが運用可能なように改修することを公表…

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日韓関係悪化、中朝の脅威拡大を招く

 日本と韓国は民主主義と市場経済という価値観を共有する隣国同士である。本来であれば独裁と核・ミサイル開発を続ける北朝鮮、覇権主義を強める中国がいずれも北東アジアの大いなる脅威になっている現実を直視し、結束してその脅威を取…

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東洋的思想の「精神療法」

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 「森田療法」100年に思う 「生き方」の処方箋に活用を  日本で生まれた森田正馬(まさたけ)による「森田療法」の理論が確立したのが1919(大正8)年、森田正馬45歳の時で、今年は…

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19年の日本経済、難題に立ち向かう試練の年

 波乱の幕開けである。2019年の日本経済は、新年初の株式取引である大発会で一時、日経平均株価が前年末比700円超安となる展開でスタート。昨年末の荒れたムードを引き継いだ形で、今年はどんな展開になるのか。  戦後最長の景…

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情報覇権で牙むく米中

 技術開発のスピードが、米中関係を決める鍵になると注目されている。米中の貿易摩擦の根底にあるのは、中国の技術覇権を叩(たた)く上での布石にすぎない。現在、技術覇権と表現されているが、この2カ国が牙をむき出しにして互いを凌…

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御代替わり、感謝と喜びで新時代迎えよう

 天皇陛下が退位され、皇太子殿下が皇位を継承される御代替わりの年を迎えた。国家の象徴として天皇を戴(いただ)く日本国民にとって、大きな歴史的転換の年である。御代替わりがつつがなくなされ、感謝と喜びの念をもって新天皇、新元…

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日韓関係史 一喜一憂せず歴史的理解を

金玉均研究会会長 卞 東運氏に聞く  今日の日韓関係は、戦後最悪と言われている。そうした中、金玉均研究会は両国の現代史、とりわけ李氏朝鮮時代、清からの独立を狙った開化派・金玉均に焦点を当てて研究する。当時の東アジア情勢は…

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憲法論議、改正急いで「国難」に備えよ

 新年が明けた。亥年である。5月には元号が改まり、新しい御代が始まる。変化の年だろう。希望の年にしたいと念じつつ、亥(い)年は「国難」に備えよとの格言を思い浮かべる。関東大震災も阪神淡路大震災も亥年だったからだ。  安全…

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始まったハイブリッド戦争

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき MI6長官が異例の警告 情報やインフラ操られる危険  携帯電話から家の電気を付けたり、風呂を温める。そんなことが当たり前になった時代、遠隔操作を可能にする技術が不…

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新春座談会 インド太平洋構想と日本の安保戦略

台湾有事は日本有事 南西諸島防衛の課題浮き彫り  安倍晋三政権が「自由で開かれたインド太平洋構想」を本格的に進めようとする中、山本朋広・自民党国防部会長、香田洋二元自衛艦隊司令官、浅野和生平成国際大学教授は「インド太平洋…

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中台関係、習政権の強硬姿勢に警戒を

 中国の習近平国家主席は、台湾政策について「武力使用を放棄することは承諾できない。一切の必要な措置を取る選択肢は留保する」と明言した。習政権の台湾への強硬姿勢に警戒する必要がある。 「一国二制度」も検討  この発言は、台…

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どう動く北朝鮮の核・ミサイル

 米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との史上初の米朝首脳会談が昨年6月12日にシンガポールで行われ、朝鮮半島の完全な非核化が合意されたものの、その実現の見通しは立たないまま年を越えた。新年早々にも2度目…

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試練の年迎える日本外交

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 難題の北核・米中関係 G20での首相の手腕に期待  今年の国際情勢はどのように展開していくのだろうか。その中で、日本はどのように外交の舵(かじ)を切っていくべきなのか。国際政治は…

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温暖化の悪影響に追い打ち

地球環境を救え! 国立研究開発法人海洋研究開発機構特任参事 国際海洋環境情報センター長 白山義久氏に聞く 海水の酸性度上昇 生態系のリスクに 石灰の殻つくれず/ウニ消滅の可能性も 海洋の酸性化の影響は。  サンゴ礁の危機…

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