東洋的思想の「精神療法」


根本 和雄

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄

 日本で生まれた森田正馬(まさたけ)による「森田療法」の理論が確立したのが1919(大正8)年、森田正馬45歳の時で、今年は100年の節目である。

 それは、西欧的思想に基づく「精神療法」が分析的かつ原因・結果論的アプローチであるのに対して、「森田療法」は東洋的思想による「円環論」的で、心身一元論の立場で物事を自然の流れのなかで“あるがまま”に受け入れようとする考え方である。


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