国際
韓国・文政権、捜査の本丸は李元大統領か
韓国・文在寅政権が公約1号に掲げる「積弊清算」と関連し、前の保守政権時代に対する検察捜査が進められている。先日は世論操作疑惑で元国防相が逮捕されたが、本丸は李明博元大統領だとする見方が広がっている。政権交代を機にした政…
米に弾劾デモ「輸出」?
地球だより 先のトランプ米大統領訪韓では「反米」「反トランプ」を叫ぶ過激デモが行われ、参加者が道路上にペットボトルなどを投擲(とうてき)したため晩餐会帰りにトランプ氏らを乗せた車列が予定コースを変更する一幕もあった。彼…
核をてこに北主導の「再統一」狙う金正恩氏
脱北者初の韓国議員 趙明哲氏 1994年に脱北し、脱北者初の韓国国会議員となった趙明哲氏は、ワシントン・タイムズ紙のインタビューで、北朝鮮は依然として韓国内で広範囲にわたってスパイ網を張り巡らせていると指摘、「ここには…
イラン・イラク国境でM7・3 死者400人超、救助難航
イランとイラクの国境地帯で12日午後9時18分(日本時間13日午前3時18分)、マグニチュード(M)7・3の強い地震があり、イラン・イラク当局によると、これまでに少なくとも400人が死亡、約7000人が負傷した。 震…
ヒズボラ排除に動きだしたサウジ
米コラムニスト デービッド・イグナチウス 辣腕振るうムハンマド皇太子 スンニ・シーア派の代理戦争に サウジアラビアは近代の中東が抱えてきた原罪を繰り返そうとしている。レバノンで周辺地域を巻き込む対立を引き起こし、この脆…
クルド人の独立への悲願
ロシア研究家 乾 一宇 部族意識強く抗争絶えず 自治権拡大が現実的選択か シリア・イラク領域の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部のラッカを、クルド人とアラブ人の反…
ブラジルの大手アパレルに奴隷労働の疑い
ブラジル・サンパウロ州の公共労働検察局は、10日までにブラジル大手のアパレル会社M5 Textilに対して、「奴隷労働」に相当する基準で下請け企業の従業員らを働かせていた疑いがあるとして、最高10年間の販売権停止(サン…
高まる核武装論、都市戦闘マニュアルなし
「核に対抗できるのは核しかない」。最近、韓国の一部で出ている強硬論だ。北朝鮮が「核保有国」を宣言した状況で、韓国も核武装して「恐怖の均衡」を取るという意味である。 もちろん、核武装が簡単にできるものではない。原発など…
強かな韓国の対中対米観 半島の戦略的価値を認識
米中間の「バランサー」を自負 韓国は民主主義、資本主義経済という共通の価値観で米国、日本と同盟、協力関係を持つ国だが、しばしば、その対極にある一党独裁、共産主義の中国の引力圏に入って行こうとして、両陣営の間で“コウモリ…
テキサス銃乱射事件をめぐる空軍の失態が銃規制論議に再び火を付ける Air Force blunder on Texas shooting reignites gun-control debate
米空軍はデビン・パトリック・ケリー容疑者の犯罪歴をFBIの身元調査システムに提出するのを怠るという失態を犯したことを認め、6日に調査を開始したが、これは銃規制論議の両陣営に攻撃材料を与える結果となっている。 テキサス…
アメリカ玩具にだめ出し
地球だより 海外旅行から帰国した友人が、子供に土産にとハンドスピナー「フィジェットトイ」と呼ばれる玩具を買ってきた。今年アメリカからブームが始まった、ストレス解消グッズで中心にボールベアリングを装着、いったんはじくと数…
一帯一路は中国覇権への道
世日クラブ講演要旨 習近平新体制と東アジア危機 東京福祉大学国際交流センター長 遠藤 誉氏 中国問題に詳しい遠藤誉氏(東京福祉大学国際交流センター長)は10月25日、世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近…
韓国、原潜導入で米国と交渉開始か
韓国政府は、米韓が原子力潜水艦の導入をめぐって実務レベルでの交渉を開始することを明らかにした。巡航ミサイル搭載可能な原潜の韓国への売却または貸与が明らかにされれば、韓国軍は、北朝鮮に対する抑止力として、通常兵器による長…
来春の露大統領選、クレムリンが描くシナリオか
来年3月に行われるロシア大統領選の構図が決まりつつある。プーチン大統領に対抗し立候補を表明していた野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の立候補資格停止が確定する一方で、プーチン大統領の恩師の娘、クセニア・サプチャクさんが…
東アジアでの強大国政治復活と韓国の選択
韓国紙セゲイルボ 東アジアで強大国政治が復活している。習近平の中国は中華民族の偉大な復興を意味する「中国の夢」を宣言し、安倍の日本は戦争できる「普通の国家」に向かって疾走を続け、トランプの米国は「アメリカファースト」を…
花梨の実断想
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 この間、マンション団地に強風が吹いて花梨の木になった黄色い実が一気にぽろぽろと落ちた。妻が管理室から花梨の実(モガ)を1かごもらってきた。食卓の片隅に置いていたのに、リビングルーム…
深刻な女性への暴力を告発、 ミス・ペルーのファイナリストたち
国内外で大きな反響呼ぶ ラテンアメリカは、世界でも女性に対する暴力が最も頻繁に行われている地域の一つとなっている。そうした中、ペルーでミスコンテストの出場者たちが「女性への暴力に反対する」との声を上げ、国内で大きな反響…
アマゾン誘致への期待
地球だより 米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが「第2本社」をつくる計画に注目が集まっている。先月19日まで募集した候補地にはカナダやメキシコを含む238地域が名乗りを上げるなど誘致合戦は過熱。中には市の…
旧政権の積弊追及するときなのか
韓国紙セゲイルボ 壬辰倭乱の戒めを胸に刻め 過去の人物と対話できる機械ができたら誰と対話するだろうか。文在寅(ムンジェイン)大統領が壬辰倭乱(文禄の役)の時の宰相で『懲毖録』を残した柳成龍(ユソンリョン)を相手に話し合…
ロシア革命から100年 米大統領、共産主義犠牲者を追悼
トランプ米大統領は7日、1917年のロシア革命から100年を受け、「全米共産主義犠牲者の日」を宣布し、1億人を超えると推定される共産主義の犠牲者を追悼した。トランプ氏は声明で、共産主義を「自由、繁栄、生命の尊厳と相いれ…
「ファースト・ドッグ」の不始末
地球だより 欧米の大統領はその王宮や執務室で愛犬を飼うケースが多い。オバマ前米大統領はホワイトハウスで犬(ボーとサニー)を飼っていたが、モスクワのクレムリンの主人プーチン大統領も負けていない。最近も外国首脳から犬のプレ…
ロシア革命100年、今も「思想」が平和を脅かす
ロシア革命から7日で100年を迎えた。1917年11月7日、革命家ウラジーミル・レーニンの率いるボリシェヴィキ(後のロシア共産党)がモスクワで武装蜂起し、やがてソビエト連邦という国家を樹立した。 惨禍招いた弾圧や粛清 …
女性と徴兵制 Conscripting Women for war
女性は、国家のすべての戦争で、男性と共に、そして、大変優秀な成績で、志願して米軍の兵士や下士官として服務してきている。今、国防政策作成者の前に置かれている問いは、女性が徴兵名簿に署名して、彼女らが望むと望まざるとにかか…