クルド人の独立への悲願


乾 一宇

ロシア研究家 乾 一宇

 シリア・イラク領域の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部のラッカを、クルド人とアラブ人の反政府派混成部隊の「シリア民主軍(SDF)」が解放したと、10月20日、正式に宣言した。ISは単なるテロ組織と異なり地域を支配、首都を置き、国もどきの存在を誇示していた。その象徴を米軍の支援を受けたクルド人主力のSDFが解放したのである。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ