アマゾン誘致への期待
地球だより
米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムが「第2本社」をつくる計画に注目が集まっている。先月19日まで募集した候補地にはカナダやメキシコを含む238地域が名乗りを上げるなど誘致合戦は過熱。中には市の名前を「アマゾン」に変えようとする動きもあるというから驚きだ。
筆者が住むワシントン郊外のバージニア州北部も幾つかの郡が名乗りを上げており、IT企業で働く人を中心に関心が高まっている。
アマゾンは候補地に求める条件として、米主要都市への直行便がある空港に近いことやITエンジニアを多く確保できる場所などを挙げている。
IT企業で働く友人は「バージニア州北部はIT関連企業の集積地でエンジニアも多く、ダレス空港にも近いなどアマゾンが求める条件をほとんど満たしている。ベゾスCEO(最高経営責任者)も昨年ワシントンに邸宅を買ったし、この辺りに第2本社ができる可能性は高い」と期待する。
実際、米メディアによるとワシントン首都圏はコロラド州デンバーやテキサス州オースティンなどと並んで有力候補となっているようだ。
第2本社の場所が発表されるのは来年。ITエンジニアにとってはしばらく期待に胸を膨らませながら過ごす日々が続きそうだ。
(Y)