韓国・北朝鮮
チャジャン麺人気衰えず
地球だより 昼時、近年流行(はや)りの中華料理「マーラータン」(辛口春雨スープ)の専門店はガラガラだったのに、わずか10メートル隣の一般中華料理店は客で超満員だった。マーラータンの店は厨房に本場中国から来ている人を使っ…
韓国総選挙で北朝鮮が親北政党に肩入れか
北朝鮮が対韓国宣伝メディアなどを通じ4月実施の韓国総選挙で巻き返しを図る保守系野党を連日のように批判している中、一方で親北反米色が濃い革新系野党・民衆党に肩入れするのではないかとの指摘が上がっている。同党の議席を拡大さ…
不動産モグラ
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 地中に穴を掘って住むモグラは、害虫を捕まえて食べはするが、創作物に大きな被害を与える。小さな体に似合わず、ひときわ前足が発達している。土の中をかき分けながら生存しようという進化の痕…
窮地に追い込まれた金正恩政権
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 軍事攻撃辞さぬと米 新型肺炎で中朝貿易が停止 中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は中国のみならず、世界中に広がっており、その終焉(しゅうえん)の兆しは全く見えていない…
新型コロナより恐ろしい反企業ウイルス
韓国紙セゲイルボ 文政権、言葉だけの規制改革 新型ウイルスよりさらに恐ろしい“ウイルス”に韓国企業が晒されている。反企業という名の“悪い政治”だ。新型コロナウイルスはまだ国内に死亡者を出していないが、反企業ウイルスは企…
北朝鮮が中露の反発恐れ挑発停止
韓国の専門家ら指摘 北朝鮮が昨年末、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射とみられている米国への「クリスマスプレゼント」を実施しなかったのは、関係が良好な中露の反発を恐れたからだと、韓国の専門家が指摘した。 韓国の情報機…
全面戦争断念した金委員長
精鋭部隊の戦車まともに動かず 月刊朝鮮(2月号)が「特ダネ」として北朝鮮労働党委員長の金正恩が「吸収統一のための全面戦争を計画していた」と報じている。2015年のことだ。 これは北朝鮮で幹部だった脱北者が南の情報当局…
失敗した「非核化詐欺」劇 虫のいい北の要求、米は拒否
“赤化統一”の下心を見抜く 昨年は1年を通して「最悪の日韓関係」ばかりに目が行き、朝鮮半島の全体情勢は意図的にそうされたのか、霞(かすみ)がかかったような状態だった。だが、そこでの最大課題は「北朝鮮の非核化」であること…
遅刻寒波
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「初雪が降った今/だんだん空っぽになっていく/私の心にぼたん雪が積もるように/君が積もっていた」 詩人イ・ジョンハの『初雪』だ。ぼたん雪のロマンが漂っている。 そんな冬だけがあ…
コロナウイルスと“開かれた社会の敵”
韓国紙セゲイルボ 歓迎できぬ排斥する心の偏狭さ 新型コロナウイルスで韓国社会が脂汗を流している。20歳のころから30年以上大学に関わってきた筆者だが、同ウイルスによる開講延期は一言で衝撃的だ。2月末には数千人の中国人留…
北朝鮮が文大統領側近らにサイバー攻撃
特報 北朝鮮のハッカー集団が昨年、韓国の文在寅大統領の側近や駐米韓国大使、国会議員らに対し成り済ましメールを送って悪性コードに感染させたり、メッセンジャーアプリをウイルス感染させるなどして主に米国の情報を奪取しようとし…
握手にも善しあし
地球だより 韓国は握手社会だ。初対面でも握手、友人や知人と会った時はもちろん握手、仕事上なら異性とも握手する。筆者がこちらで握手した相手で今も思い出に残る2人の政治家がいる。 一人は親指の付け根部分が驚くほど盛り上が…
韓国与党、新型肺炎で総選挙に黄信号
中国・武漢を発生源とする新型肺炎の影響が韓国でも広がる中、防疫体制の不備や中国への迎合で文在寅政権に批判が集まっている。与党の共に民主党は保守分裂で優勢かとみられた4月の総選挙にも黄信号が灯(とも)り始めた。 (ソウル…
大統領候補の世論調査
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 現職大統領の任期が後半に入ると、“未来の権力”に対する世間の関心が徐々に大きくなり始める。この頃になると、次期大統領への適合度を尋ねるマスコミの世論調査も頻繁になる。大統領候補の世…
加速する二つの韓国、二つの米国
韓国紙セゲイルボ 唯一の希望は“目覚めた有権者” 韓国と米国は今年、選挙の年を迎える。韓国では4月に総選挙が、米国では11月に大統領選挙と上下両院議員、州知事選挙が同時に実施される。 韓米両国の選挙戦を貫く最大の特長…
伝染病の経済学
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 天然痘、コレラ…。恐怖を呼ぶ言葉だ。過去は特にそうだった。元気だった人が死んでいく原因が分からない伝染病の恐怖は想像を超越していた。 世宗(朝鮮第4代王)17年、西暦1435年。…
龍山米軍基地は都市公園に活用を
韓国紙セゲイルボ “市民の生命の森”造成望む ソウルは人口1000万人が密集して暮らす巨大都市。人口密度はニューヨークの8倍、東京の3倍にもなる。その世界10位圏の経済規模の中心地ソウルに、それにふさわしい公園が一つも…
韓国軍が前代未聞の性転換兵を除隊に
現役兵として前代未聞の男性から女性への性別適合手術を受け、軍から除隊を命じられた20代の韓国下士官が大きな話題を呼んでいる。儒教精神など伝統的価値観が根強い韓国でも近年はいわゆる「LGBT」(性的少数者)の人権擁護を求…
弔いは賑やかに
地球だより 懇意にしている韓国の友人が闘病中だったお母さんを亡くし、その葬儀に参列した。訃報はスマホ向けメッセンジャーアプリを通じた「母親の喪」を受信して知ったが、こちらは病院に葬儀場が付設されている場合が多く、その案…
独特な喫茶文化
地球だより ベトナムの輸出品で目覚ましく伸びてきたのがコーヒーだ。とりわけロブスタ種は人気が高い。今やブラジルを抑えて、ベトナムは世界一のコーヒー輸出国だ。町を歩いても、街の辻々で喫茶店が道に椅子を出している。日本的に…
でたらめな世論調査
昨年3月末の、ある世論調査機関の発表によると、金元鳳(キムウォンボン)の叙勲論争と関連し、勲章授与への賛成(60%)が反対(34%)を圧倒した。「日帝強制占領期の武装独立団体・義烈団の団長として活動し、解放後に越北した…
「今日の香港」拒否し「明日」を選んだ台湾
韓国紙セゲイルボ “中国式統一”への恐怖が拡大 1949年、圧倒的な戦力差にもかかわらず蒋介石が率いる国民党軍は結局、毛沢東の赤軍に敗れて台湾へ逃げた。当時、蒋介石の軍隊は公式には約250万人だった。また米国が提供した…
汝矣島に高まる怨聲
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「暗行御史の出頭(お出まし)だ!」 『春香伝』(朝鮮時代の説話で、全羅北道南原府使の息子・李夢龍と妓生の娘・春香の恋物語)で暗行御史(朝鮮時代に民情を探るため地方に派遣された王の…