アジア・オセアニア rss

「比のトランプ」が勝利確実、不安抱える米国 ’Filipino Donald Trump’ Rodrigo Duterte poised for victory as U.S. watches anxiously

 フィリピンの次期大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は、地方市長としてよく知られ、挑発的でぶっつけ本番の選挙キャンペーンから「フィリピンのドナルド・トランプ」と呼ばれている。国防総省はこの島国フィリピンを、南シナ海への中国の進…

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徴兵入隊

地球だより  徴兵制度のあるタイで5月は新兵入隊の季節だ。  4月下旬ともなると、今年度入隊する新兵が5月1日の正式入隊を前に所属部隊に続々と出頭し、ロッカーやベッドを割り当てられ、軍服を支給される。  そして次に待って…

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退任直前の馬台湾総統、親日新政権に揺さぶり

沖ノ鳥島へ軍艦派遣  対中融和へ傾斜してきた台湾の馬英九総統は20日に蔡英文次期総統が新総統に就任するのを前に、4月27日、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)について中国や韓国と同様、「島ではなく岩礁」とし、日本は排…

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空港で銃弾事件が再発

地球だより  フィリピンの玄関口であるニノイ・アキノ国際空港で、世界的に悪名を轟(とどろ)かせた「銃弾事件」が再発し、利用者たちが再び戦々恐々としている。  銃弾事件というのは、何者かが利用客のバッグなどに銃弾を忍ばせ、…

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チベット亡命政府、「高度な自治」獲得目指す

センゲ首相が再選  インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は4月27日、3月20日に投票が行われた首相選の結果を発表。現職のロブサン・センゲ首相(48)が得票率57・1%で議会議長のペンパ・ツェリン氏を破り、再選を果…

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交通事故も運次第?

地球だより  タイでは正月が3回ほどある。西洋暦の正月である1月1日と旧暦の旧正月。さらに4月13日から15日までのタイ正月がある。  無論、一番にぎやかに祝うのはソンクランと呼ばれるタイ正月となる。このソンクランを挟ん…

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比大統領選、ドゥテルテ氏が首位維持

 5月9日のフィリピン大統領選挙まであと2週間となり、大統領候補たちの動向や支持率に注目が集まっている。世論調査ではミンダナオ島ダバオ市の市長であるロドリゴ・ドゥテルテ氏が順調に支持率を上げているが、不謹慎な発言が相次ぎ…

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仏教を利用する中国共産党

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 宗教無視できない現実 チベットの活仏制度に介入  1848年の共産党宣言以来、宗教はアヘンであるという前提の思想が世界中に広がり、宗教が政治の場から排除される傾向が続いた。日本でも…

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深刻な海面上昇の被害 ノート マーシャル諸島元大統領

ケサイ・ノート マーシャル諸島元大統領に聞く 今も続く核実験による汚染  太平洋の島国マーシャル諸島のケサイ・ノート元大統領は都内で本紙のインタビューに応え、海面上昇、米国が戦後行った核実験による被害が深刻で、国家の経済…

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台湾・蔡次期政権の課題

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国が緊張高める恐れ 「現状維持」でリスク回避を  台湾では5月20日から8年ぶりに民進党・蔡英文政権が発足する。周知のように本年1月の総統選挙・立法院選挙結果の意義は、台湾住民の主体性意識…

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いたちごっこの露店禁止

地球だより  ベトナム随一のビーチ・ニャチャンでは露店は禁止されている。露店で購入した炭焼きイカや貝に当たって腹を壊したり、ぼったくられたとの被害が絶えないためだ。  そのためビーチでは定期的に公安による取り締まり巡回が…

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迷惑な選挙キャンペーン

地球だより  フィリピンでは正副市長や町議会などローカルと呼ばれる選挙のキャンペーンが解禁され、近所はお祭り騒ぎのような賑(にぎ)やかさが続いている。  賑やかと言えば聞こえがいいかもしれないが、日本だったら完全に苦情レ…

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複数の文化共存するバングラ

首相顧問のリズヴィー教授が講演 タリバンの影響力を排除 イスラム社会だがイスラム国家ではない  来日中のバングラデシュ首相顧問のガウハー・リズヴィー教授は7日、都内で「政府は消えうせるのか―ガバナンスの将来」と題し講演し…

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風紀委員

地球だより  ベトナム政府はこのほど、都市に生活するマンション住民に対して通達を出した。  その通達というのは、マンション住民は「汚い言葉を使ってはならない」「テレビを大音量で視聴してならない」とかいった「え?」と思うよ…

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比のイスラム過激派アブサヤフ、近隣諸国に活動範囲広げる

インドネシア人船員10人拉致 別の事件でも身代金要求  フィリピン南部で誘拐事件が相次ぎ、治安当局が対応に追われている。イスラム過激派のアブサヤフが洋上でインドネシア人の船員10人を拉致したほか、昨年に誘拐した4人の外国…

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台湾・国民党の質的変化

平成国際大学教授 浅野 和生 主席選で教義派が勝利 主流の世俗派破った洪女史  「台湾国民党に初の女性主席」とは、3月27日の読売新聞朝刊が9面で、国民党主席選挙の結果、洪秀柱が、1919年の結党以来初の女性主席に選出さ…

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エピローグ、課題は国家エゴの克服

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(11)  東南アジアを旅すると元気が出る。町中が建築現場のような活力や、子供が多く笑顔が絶えない路地裏があるのも一因だが、それだけではない。一番の理由は血縁や地域の絆…

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パキスタン・テロの一因に過激派利用する政府挙げるガーディアン

◆「大量虐殺」に危機感  世界各地で過激組織「イスラム国」(IS)の同調者によるテロが頻発している。3月下旬にはパキスタン東部パンジャブ州の州都ラホールで自爆テロが起き、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TT…

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タイ、脱却なるか「中進国の罠」

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(10)  “タイの軍政”が結構、長引いている。クーデターは2014年5月のことだった。新憲法が制定され、総選挙が行われるのは早くて来年夏以降となる。プラユット暫定政権…

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カンボジア、三輪タクシーの嘆き節

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(9)  ベトナム最大の商都ホーチミンから午前9時、国際バスは隣国カンボジアに向かって出発した。料金は12㌦だ。  国境のイミグレで1時間半ほど時間は取られたが、6時間…

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ベトナム、ニャチャンビーチの悲哀

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(8)  国境のラオバオで宿を取った。ベトナムのホテルはどんな安宿でも、タイやラオス、それにマレーシアのように前金ではない。だがチェックイン時にパスポートをフロントに預…

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イスラム過激派、キリスト教徒への攻撃継続を警告 Global war on Christianity feared as radical Islamists warn of more attacks

 イースター(復活祭)の日曜日、パキスタンで自爆テロが起き死者が出たことで、世界各地でキリスト教徒への攻撃が拡大するのではないかと懸念されている。攻撃の背後には過激なイスラム組織があり、キリスト教徒への攻撃を続けると警告…

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ベトナム、テトで黄金色の大地に

ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(7)  ベトナム国境まで走るサバナケット発のバスは午前8時半、出発した。まともなバスがあること自体、20年前を知る記者としては感無量だ。当時は首都ビエンチャンでさえバ…

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