アジア・オセアニア rss

フィリピン麻薬戦争で葬儀社苦境

地球だより  麻薬撲滅を掲げるドゥテルテ大統領が就任してから1カ月足らず。麻薬密売人の射殺や警察への自首などのニュースが報じられない日はない。  国家警察によると20日までに、警察署や自治体に自首した麻薬使用者や密売人は…

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ブラッド・グロッサーマン氏、日韓米関係強化が重要に

「安保法制と日米同盟」フォーラム開く  「安保法制と日米同盟」フォーラム(東京財団主催)がこのほど、都内の日本財団ビルで行われた。副題は「東アジア地域の安全保障を考える」。スピーカーは米国からパシフィックフォーラムCSI…

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留学意欲が旺盛なマレーシアの学生

マレーシアの教育現場で(上) マレーシア日本国際工科院准教授 原 啓文氏に聞く  マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は、マレーシア工科大学の下に日本型の工学教育を導入するため、日本・マレーシア政府の合意を踏まえて設立…

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乗客追い出した車掌に厳罰

地球だより  タイ人は、てくてく歩き回ることが嫌いだ。年中、暑いから、汗をかきかき歩くのは、生活信条をサバーイ(気持ちいい)に置くタイ人が敬遠するのは理解できる。  だから、ちょっとした距離でも、三輪タクシーのトゥクトゥ…

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比政府、南シナ海めぐる判決を歓迎

 オランダ・ハーグの仲裁裁判所は12日、中国が南シナ海で領有権の根拠とする「九段線」に関して、「歴史的な権利を主張する法的な根拠はない」との判断を下した。提訴を行ったフィリピンの主張が、ほぼ全面的に認められる結果となった…

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仲裁判決後の南シナ海問題、中国が狙う「戦略三角形」 香田洋二氏

香田洋二元自衛艦隊司令官に聞く 不安定な米政権移行期に強行か  ハーグの仲裁裁判所が中国の主張を否定する判決を下した南シナ海問題は、今後どう進展し、日米はこれにどう対応すべきなのか。このたび訪米した香田洋二元自衛艦隊司令…

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南シナ海判決、中国は真摯に受け止めよ

 オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、中国の違法行為を明示した。南シナ海問題をめぐる判決で、中国が主張する南シナ海のほぼ全域にわたる管轄権について「歴史的な権利を主張する法的な根拠はない」と判断した。  「九段線」に根拠なし…

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南シナ海問題、中国の主張認めず 初の司法判断・仲裁裁判所

国際社会圧力の根拠明確に  今回の常設仲裁裁判所の判決は当然のもので、中国が無法国家であることが国際的に明白になった。今後、南シナ海における軍事的拡張を続けようとする中国に対して、国際社会からの強い圧力の明確な根拠となろ…

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シンガポールで中国製地下鉄車両に亀裂

地球だより  シンガポールに納入された中国製地下鉄車両に、亀裂が入るなどの不良箇所が確認された。しかも納入車両の実に4分の3という高確率だ。  この車両は中国南車傘下の青島四方機車が製造した車両で、2014年までに納入し…

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ドゥテルテ大統領就任式中の犯罪はゼロ

地球だより  6月30日にドゥテルテ新大統領の就任式が行われた。大統領は就任演説で「本物の改革」をスローガンに掲げ、国民の期待が集まっている犯罪や汚職の撲滅に尽力することを改めて強調した。  国家警察によると就任式が行わ…

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新風運んだ馬も「今は昔」

中国新疆からカザフへバスの旅  中国の新疆自治区ホルゴスから国境を越え、カザフスタン一の商都アルマトイに向かうバスに乗った。4千メートル級の峰々が連なる天山山脈は、中央アジアと中国を隔て夏でも万年雪と氷河をたたえている。…

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ダッカ襲撃テロ、秘密情報収集機関の創設を

 バングラデシュの首都ダッカでのテロで日本人7人が犠牲になった。現地での経済開発に協力している要員であり、痛恨の極みである。  だが、これで国際平和確立のための活動や発展途上国への開発協力を尻込みすれば、テロリストの思う…

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比新大統領就任、日米との防衛協力推進を

 ロドリゴ・ドゥテルテ氏がフィリピンの第16代大統領に就任した。ドゥテルテ氏は長年、南部ミンダナオ島ダバオ市長として犯罪対策、治安回復で顕著な実績を上げ、大統領選挙期間中も過激な発言を繰り返して人気を集めた。  2016…

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中露首脳会談、「現状変更」正当化は身勝手だ

 中国の習近平国家主席は、中国を公式訪問したロシアのプーチン大統領と北京で会談した。  この2日前、両首脳はウズベキスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて会談したばかりで、3日間で場所を変えて2度会談す…

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カーター米国国防長官の「孤立の長城」発言に思う

元統幕議長 杉山 蕃 強硬に振る舞う中国軍 心配な先端部隊の軍紀・規律  今月初め、アジア安全保障会議において、カーター米国国防長官は「中国は南シナ海で自らの孤立を招く長城を築きかねない」と発言し、航行の自由、人工埋め立…

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スー・チー氏とバンコク

地球だより  ミャンマーの ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相はこのほど、3日間の日程で隣国タイを訪問した。スー・チー氏の外遊は3月末の新政権発足以降、5月のラオス訪問に続いて2回目。  スー・チー氏とす…

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比のイスラム過激派アブサヤフ、拉致した外国人を相次ぎ殺害

誘拐防止へ3カ国が協力  フィリピン南部を拠点とするイスラム過激派のアブサヤフが、その存在感を増している。誘拐した外国人を相次いで殺害し、フィリピン近海では外国の船舶を襲撃し船員を連れ去る事件を多発させている。フィリピン…

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到来するタイの少子高齢化社会

地球だより  東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で平均寿命が最も長いのはシンガポールの82歳だ。続いてベトナム、マレーシアが75歳。タイが74歳となっている。  その一方、一人の女性が子供を産む指標となる出生率が低下し…

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再浮上する南シナ海問題

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国の埋め立て阻止を 「9段線」の根拠を追及せよ  先の伊勢志摩サミットは世界経済への対応が中心テーマだったが、もう一つの主要テーマは海洋をめぐる対中懸念への対応だった。中国の海洋進出で緊張…

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フィリピンの新大統領VS犯罪組織

地球だより  次期フィリピン大統領のドゥテルテ氏は、犯罪者の殺害に賞金を懸け、さらに死刑の復活を主張するなど、犯罪撲滅のために手段を選ばない姿勢を鮮明にしている。しかし、犯罪組織も黙ってやられるつもりはないようだ。  最…

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天安門事件27周年で記念集会

「中国の人権状況、大きく後退 元学生リーダー王丹氏が講演 「希望は市民社会にある」  中国の天安門事件(1989年)で民主化運動の学生リーダーだった王丹氏は5日、新宿の四ツ谷区民ホールで行われた27周年記念集会で講演し、…

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中国の南シナ海の実効支配に道開く重大な懸念

 シンガポールでアジア安全保障会議が開催された。この会議は、アジア太平洋地域を中心とした国防関係者が地域の安全保障問題について意見を交換する会合だ。「シャングリラ対話」とも呼ばれている。  米が“孤立の長城”と警告  今…

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タイの警察人事異動で死者任命

地球だより  タイでは、5月31日付で発表された警察の人事異動で一騒動持ち上がっている。実はこの名簿に死亡した警察官の名前が記載されるなど「トンデモ人事」が明らかになっているからだ。  それだけではなく、人事異動が発令さ…

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