アジア・オセアニア rss

「ニンジャ」逮捕に報奨金

地球だより  毎日のニュースでドゥテルテ大統領が話題にならない日はない。一国の元首なので当たり前かもしれないが、アキノ前大統領に比べて圧倒的に多い気がする。政治家らしからぬ過激な発言がメディアのネタになりやすいからだと推…

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懸念は中国への軍事技術流出

米ケント・カルダー教授が講演  東アジアの国際関係を専門とした米ジョンズ・ホプキンス大学のケント・カルダー教授は先月24日、「中国・欧州関係の進展とその世界的影響」と題して講演した。主催したのは笹川平和財団で外交官や教授…

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人気の「ジャパン・ハート」

地球だより  カンボジアでは5月、日本の医療施設「ジャパン・ハート」が開設され、人気を博している。中には車で5、6時間かけて来る人もいる。治療費が無料というメリットもさることながら、高度の技術や機器を持った日本への信頼感…

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ドゥテルテ比大統領、中国との2国間協議実現に集中

 来月のラオスで行われる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議を前に、フィリピンのドゥテルテ大統領は南シナ海問題をめぐり、中国との2国間協議の早期実現を目指す方針を示した。ASEAN首脳会議では、南シナ海問題を提起しな…

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日中韓外相会談、対韓関係重視し中国巻き込め

 日中韓外相会談が5年ぶりに日本で開催された。中国、韓国との困難な時期を乗り越え、開催に至ったことをまずは歓迎したい。会談のあった24日、北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を日本海で発射した。特に脅威に直面してい…

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賄賂にも地域格差

地球だより  国連開発計画(UNDP)がこのほど、面白い調査を発表した。  ベトナムで横行する賄賂に関し、その額も許容度も地域格差があるというものだ。  ホーチミン市のデータによると、社会通念として賄賂を渡す必要があると…

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タイ爆弾事件、国内対立を激化させるな

 タイで今月中旬、中部の保養地や南部のリゾート地などで爆発が相次ぎ、4人が死亡、外国人を含む35人が負傷した。多くが即席爆発装置(IED)を携帯電話で遠隔起爆させるタイプだった。  王室の宮殿があるホアヒンで爆発が発生し…

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二つの「岩礁」問題で苦慮

特報’16 蔡英文台湾総統就任から3ヵ月 「現状維持」に向け正念場  大航海時代、ポルトガル船の船員があまりの美しさにフォルモサ(麗しき島)と叫んだとされる台湾。しかし、台湾は現在、その名前とは裏腹に常に政治的緊張を強い…

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海洋秩序乱す中国への対応

 近年の中国による海洋での「力による現状変更」を図る行動は南シナ海に緊張をもたらし、ハーグの仲裁裁判所の裁定をめぐっては中国と国際社会との確執が続いている。中国は、仲裁裁定は「紙くず」とし、直後に「南シナ海白書」を出して…

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戦略原潜基地建設急ぐ中国

元統幕議長 杉山 蕃 仲裁裁の判決を無視 国際政治での孤立は不可避  南シナ海問題に対し、7月12日注目の仲裁裁判所の判決が下され、提訴国フィリピンの主張に沿った内容の結果となった。中国の一方的活動、主張は、客観的に目に…

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初の女性メダリスト誕生

地球だより  最近はフィリピンでも回を追うごとにオリンピックが注目を集めるようになった。著しい経済発展の恩恵を受けて、国民のスポーツへの関心も高まっているのかもしれない。しばらく前までフィリピンでスポーツの祭典といえば、…

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憲法案承認で来秋にもタイで総選挙

軍の政治パワー変わらず  タイ選挙管理委員会は10日、新憲法草案の賛否を問うため7日に行われた国民投票の最終開票結果を発表した。それによると、賛成1682万票(61・35%)、反対1059万票(38・65%)で、投票率は…

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非難声明見送り、北擁護の本音が露呈した中国

 北朝鮮が「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射し、弾頭部分が秋田県沖に着弾した問題で、日米などは国連安全保障理事会で報道機関向け非難声明の採択を目指したが、中国が難色を示し見送られた。北朝鮮を擁護する中国の本音が…

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日本外交も正念場 、ASEAN50年目の課題

 8日は、東南アジア諸国連合(ASEAN)創設記念日だった。  ベトナム戦争たけなわの1967年、共産主義拡大のドミノ理論を心配した米国の意を受け、原参加5カ国の反共クラブとして設立された。昨年末、経済、政治・安全保障、…

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ベトナム人は日本土産に「東京ばな奈」

地球だより  フィリピン人の日本土産というと、日清のシーフードカップヌードルが定番だが、ベトナムで人気の日本土産は「東京ばな奈」だ。  裏ごししたバナナたっぷりのカスタードを、ふんわりとしたスポンジ生地で包んだバナナ形の…

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ドゥテルテ比大統領が初の施政方針演説

南シナ海問題では中国への批判避ける 共産党との和平に意欲  7月25日、フィリピンのドゥテルテ大統領は、マニラ首都圏ケソン市にある下院議事場で、就任後初となる施政方針演説を行った。その中で大統領は、改めて麻薬撲滅への決意…

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地球最後の植民地帝国・中国

哲学者 小林 道憲 対外膨張策採る習政権 矛盾噴出、一党独裁終焉へ  20世紀ももう遠くなりつつあるが、20世紀はコミュニズムの勃興と終焉(しゅうえん)の世紀でもあった。しかし、変質してではあるが、アジアの共産主義はまだ…

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法秩序順守の文化ない中国、理解できる言葉は「力」

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 日米アジアが団結し圧力を  正義と真実は一つしかなく、そして現代国際社会においては、それを証明し真実を明確にするものは法律の専門家であることは言うまでもない。今回の南シナ海において…

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シンガポールで新クリーン戦略

地球だより  シンガポールでは今年から、公立学校で放課後、生徒に掃除をさせることが義務化された。全国の公立小中高校では、一斉に子供たち自ら、モップや箒(ほうき)を手に自分たちの教室や廊下、カフェテリアなどの共有スペースの…

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乗っ取られた香港の民主化運動

中華圏に浸透する同性婚(5) 香港NPO「明光社」の傳丹梅副総幹事に聞く(下) 香港民主派団体の民間人権陣線は毎年7月1日に主催して行う民主化デモでは、同性愛差別撤廃を求める法案制定を掲げてデモを行っている。同性愛者組織…

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国際法破りの中国、日本もモンスターを育てた

 南シナ海に関する中国の主張を否定した国際仲裁裁判所の判決から半月、中国は強引な外交工作と軍事的示威で、断固拒否姿勢を貫いている。1989年の天安門事件の武力鎮圧に反対して失脚した趙紫陽・元総書記の極秘回想録の表現を借り…

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ASEAN、中国の切り崩しで限界露呈

 だが、中国の南シナ海の主権主張を否定した仲裁裁判所の判決への言及はなかった。中国による切り崩し工作が奏功した結果だ。 仲裁判決への言及なし  仲裁裁判所の判決について、フィリピンやベトナムが「歓迎」などの表現で言及する…

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何色にも染まる白地パワー

マレーシアの教育現場で(中) マレーシア日本国際工科院准教授 原 啓文氏に聞く 後進の強みを生かす/新技術導入のモデルケース 研究者を受け入れる乏しい産業基盤に難 バイオ研究者として、マレーシアにはどんな強みがあると考え…

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