憲法案承認で来秋にもタイで総選挙


プラユット暫定首相

軍の政治パワー変わらず

 プラユット首相は10日、テレビを通じて演説し、総選挙が来年後半に実施されると確約するとともに「多くの問題が解決できていない。安全を守る国家平和秩序評議会(軍政)の権限は残る」と述べ、反軍政勢力を牽制した。

 今回の国民投票では、任命制の上院議員が首相指名投票に加わることを求める暫定議会提案も賛成58%で可決した。これにより軍は、これまでの憲法裁判所による政権への介入だけでなく、軍政が任命する上院議員による首相選出にも加わることで、民政復帰後も軍の圧倒的な影響力が維持され続けることになる。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ