海洋秩序乱す中国への対応


 近年の中国による海洋での「力による現状変更」を図る行動は南シナ海に緊張をもたらし、ハーグの仲裁裁判所の裁定をめぐっては中国と国際社会との確執が続いている。中国は、仲裁裁定は「紙くず」とし、直後に「南シナ海白書」を出して134項目にわたる中国側の見解を強弁している。

 そして中国は窮地に陥った南シナ海問題から目をそらそうと東シナ海のわが領海付近で挑戦的な行動を反復させ危機事態を生起させている。


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