アジア・オセアニア
豪で大規模サイバー攻撃
オーストラリアと中国の関係が悪化している。豪州は4月、新型コロナウイルスの発生源調査を世界に呼び掛けた。これに中国は猛反発、豪州産農産物輸入や自国民の豪州旅行を制限する露骨な「制裁措置」に踏み切った。 一方、豪州は中…
隣国内戦が影響した銃社会-タイから
地球だより タイは米国同様、銃社会だ。人口6900万人に対し、銃の数は1000万丁とされる。 徴兵制のあるタイでは、男性の多くは銃の扱いには慣れている。ただ、銃所持となると免許制となっており、日本での猟銃同様、合法的…
フィリピン、規制緩和に急ブレーキ
フィリピン政府は3月から続いた新型コロナウイルス対策に伴うロックダウン(都市封鎖)規制を、本格的な経済活動の再開に向け徐々に緩和してきたが、ここに来て急ブレーキがかかっている。規制緩和の影響とみられる感染拡大が各地で確…
高雄市長リコール 中国の台湾戦略転換に要注意
台湾南部の主要都市・高雄の韓国瑜市長がリコールされた。韓氏は台湾で初めて、リコールにより市長職を罷免される。 市長失職に伴う補欠選挙では、民進党の陳其邁・行政院副院長(副首相)が有力視される。医師出身の陳氏は新型コロ…
台湾に骨を埋めた唯一の総督 明石 元二郎
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(3) 工業化促進など数々の治績 遺言で「護国の鬼となり台民鎮護」 世界スパイ史に足跡 台北市内を南北に延びる中山区の林森北路といえば、台湾に来たことのある人であれば、すぐに思い当たる…
隠蔽・弾圧は天安門から-東京
中国人ら 東京で抗議行動 中国共産党が学生たちの民主化運動を武力で鎮圧した天安門事件から31年を迎えた4日、東京・元麻布の中国大使館前で、在日中国人らが虐殺事件の真相究明などを求めて抗議活動(主催=民主中国陣線など)を…
元自衛艦隊司令官 香田洋二氏に聞く
軍艦級投入は“主権”行使の兆候か 習近平指導部が対日政策において、自国の主権の行使を日本漁船追尾というさらに厳しい物理的活動への一歩を踏み出したとみるべきである。これにより、わが国の現場の対応も、より高い緊張度を持った…
狭まる行動範囲
地球だより 世界最長と言われるロックダウン(都市封鎖)が続くフィリピンのマニラ首都圏。規制が緩和され開業する店舗が増えるなど少しは日常を取り戻したが、収束の兆しはまだ見えていない。労働者以外、依然として不要不急の外出は…
ベトナム、EUとFTA批准へ
ベトナム国会は今月末にも欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)を承認し、正式にEUベトナムFTAが批准される。EUが東南アジアの国でFTAを結ぶのはシンガポールに次いで2カ国目。2年前に発効した環太平洋経済連携協定…
豪州と米の分断図る中国
関税引き上げなどで圧力 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐって米中対立が激化する中、米国の同盟国オーストラリアが新型コロナへの中国の対応をめぐり国際的な調査を求めたことに中国が強く反発、農産品への関税などで圧力をかけて…
国家安全法 香港の民意恐れる中国の暴挙
中国は全国人民代表大会で、民主派のデモが高まった香港への直接統治を強化するため、新たな「国家安全法」の適用を正式決定する見通しだ。 返還時に英国はじめ国際社会と約束した「一国二制度」に基づき、香港に認めた高度な自治を…
パンチェン・ラマとは
チベット仏教ナンバー2 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏 米国務長官、居場所の公表要求 ポンペオ米国務長官は18日、25年前にチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマに認定され、その後間もなく中国政府に…
全人代開幕、中国の覇権主義に警戒強めよ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期されていた中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が、2カ月半遅れで開幕した。全人代では2020年国防予算を前年比6・6%増の1兆2680億500万元(約19兆2000億円)と…
フィリピン 新型コロナウイルス対策で封鎖延長しつつ規制緩和
フィリピン政府は新型コロナウイルス対策で外出や移動を制限するロックダウン(都市封鎖)を、マニラ首都圏などで規制を緩和しつつ延長することを決定した。規制緩和により、生活必需品以外を扱う小売店の他に、製造業なども規模を制限…
飲んべえも「コロナ禁酒」
地球だより タイでは、日ごとの新型コロナウイルス感染者数が一桁台に落ち着いてきて規制緩和され、ゴルフ場が再開し、レストランなどで飲食も可能となった。ただし、レストランや酒場での飲酒は不可とされ、持ち帰り分のみの販売が可…
新時代の台日関係を共に
台北駐日経済文化代表処代表 謝長廷 蔡英文総統は5月20日に2期目となる第15代中華民国(台湾)総統に就任しました。 蔡総統は2016年に就任以来、この4年間で年金、労働法制、グリーンエネルギー、台湾への再投資促進、…
世界に先駆けコロナ制圧 台湾 2期目の蔡英文政権
1月の台湾総統選挙で地滑り的勝利を果たした蔡英文氏は20日、2期目の民進党政権をスタートさせる。世界を震撼(しんかん)させている新型コロナウイルス感染対策では、世界に先駆けほぼ制圧を果たし、求心力を高めた。2期目の課題…
蔡総統2期目へ、中国の圧力から台湾を守れ
台湾の蔡英文総統があす、2期目に入る。1月の総統選での圧勝後、徹底した新型コロナウイルス対策で感染拡大を抑え込み、台湾社会から幅広い支持を得ている。 中国は「一つの中国」原則を受け入れない蔡政権への圧力を強めているが…
中国、特定の民族狙う生物兵器研究か
中国政府による新型コロナウイルス隠蔽(いんぺい)疑惑を受け、中国の生物兵器開発に新たな疑念が生じている。複数の米当局者が、特定の民族、集団を攻撃できる生物兵器の研究を行っている可能性を指摘した。 トランプ政権高官はワ…
台湾の新型コロナ対策に学べ
平成国際大学教授 浅野 和生 いち早く人的往来を断絶 冷静な判断力と決断・実行力 4月も最後になって、東京都の新型コロナウイルスによる新たな感染者数が、2桁となり、5月第2週に7日連続で2桁となったことは朗報であった。…
夢枕に立った海軍少将、薩摩人の 田中 綱常
【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(2) 女性宮主に「廟を建てよ」 幸運呼ぶパワースポットに 台北県知事など歴任 田中綱常という名前を知っている人は、そうはいないだろう。明治維新後、陸軍に出仕し、続いて海軍に転じて少将…
道路にタタある光景を
地球だより 「インドのように外出禁止令違反をした者は警察に連行されて棒で尻を叩(たた)かれたりする場合もあるので、おとなしく家にいる」 こんな冗談めいたことをカトマンズ在住のネパール人の友人は言っていた。ネパールでも…
ウイルス発生源、中国の隠蔽は許されない
新型コロナウイルスの発生源について、真相究明を求める動きが国際社会で広がっている。 中国はこうした動きに応じようとしていないが、都合の悪い事実を隠蔽(いんぺい)する意図があるとすれば許されない。 豪首相が国際調査を…