アジア・オセアニア rss

フィリピン南部 連続自爆テロで14人死亡

 フィリピン南部で連続自爆テロがあり、14人が死亡し78人が負傷する惨事となった。イスラム過激派アブサヤフの副司令官が逮捕されたことに対する報復と考えられており、国軍兵士が狙われたが民間人も多数巻き添えとなった。さらなる…

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古刹伝統の薬草サウナーラオスから

地球だより  ラオスでは伝統的に薬草サウナが盛んだ。今では大抵の町に、観光客用のサウナ&マッサージ店が出店するようになったが、昔はお寺の中に医療施設として置かれていた。  なお、今でも旅行者などに門戸を開いているお寺の薬…

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モンゴルの中国大使館周辺でも抗議、内モンゴル自治区モンゴル語教育廃止受け

 中国・内モンゴル自治区で新学期から学校教育を漢語中心に切り替える措置を受け3日、モンゴル国の国立大学の教員らを中心に首都・ウランバートルの中国大使館周辺で“平和的”抗議が呼び掛けられた。ライブ動画などが世界中に配信され…

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新学期 母語巡り続く攻防、中国・内モンゴル自治区

大学受験 25年に全面漢語も  中国・内モンゴル自治区で、今月の新学期から中国語を中心とした教育に切り替わる問題に対し、依然抗議の声が広がり続けている。  こうした措置は当初、通遼市のみが該当するとの情報だったが、実際に…

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女性のお祭り「ティージ」ーネパールから

地球だより  先日8月21日は、ネパールの暦で女性のお祭りである「ティージ」だった。ティージにおいては、未婚女性は、将来良い伴侶を得ることを、既婚女性は、夫や子供の健康や長寿を願い祈祷(きとう)するお祭りである。  ティ…

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遊牧文化消滅と砂漠化の危機

【関連記事】内モンゴルで進む文化殺戮(上) 内モンゴルで進む文化殺戮(下)  中国・内モンゴル自治区で窮地に陥っているのは、言語だけではない。モンゴル民族が古来営んできた遊牧文化も、消滅の危機にさらされている。南モンゴル…

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バイクの「シールド」論争ーフィリピンから

地球だより  ソーシャルディスタンスの維持が無理なバイクの二人乗り。フィリピン政府は二人乗りを認める条件として、ライダーと乗客の間にアクリル製の「シールド」を設置することを義務付けたが、安全性や効果に対し批判が集まってい…

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米厚生長官訪台 日本も関係強化を進めよ

 アザー米厚生長官が台湾を訪問し、蔡英文総統と会談した。米閣僚による訪台は6年ぶり。アザー氏は1979年の米台断交以降、訪台した最高位の閣僚となった。米中対立が先鋭化する中、米国と台湾の接近ぶりを浮き彫りにした形だ。 蔡…

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香港民主派逮捕 中国の人権弾圧に抗議の輪を

 中国の香港国家安全維持法(国安法)による香港紙「リンゴ日報」創業者・黎智英氏、民主活動家・周庭氏の逮捕は、香港に民主主義を認めた国際公約「一国二制度」の破壊を繰り返す野蛮な人権弾圧である。自由と民主主義の価値観を平然と…

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コーヒーショップ全盛時代ータイから

地球だより  バンコクのコーヒーショップは日本とさほど変わらなくなった。とりわけここ数年の成長ぶりは、特筆すべきものがある。  サラリーマンだったタイ人のI氏は、独立してコーヒー豆の輸入業者になり、今ではドイツ車を乗り回…

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撃沈された第38号哨戒艇の艇長 高田 又男

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(5) 夢枕に立ち「部下を日本に帰せず悔しい」 漁民有志が軍艦模型を奉納、砲塔が回り軍艦マーチ流れる  台湾南部の高雄市は、世界有数のコンテナ港を有し、西は台湾海峡に面しており、南はバシ…

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新型コロナ 比政府が首都圏で再ロックダウン

医療現場の直訴で方針転換  新型コロナウイルス対策に伴う経済制限の緩和に向けて、本格的に動き出したフィリピン政府が一夜にして方針を転換。再び厳しいロックダウン(都市封鎖)を決断し、国民に困惑が広がっている。医療従事者グル…

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多様多層的な中国経済スパイ

日本安全保障・危機管理学会上席フェロー 新田 容子 あらゆる製造業を標的に 大学院生や研究者も工作員  次世代通信規格「5G」を含む次世代テクノロジーや、新型コロナウイルス感染症のワクチン研究関連の情報、知的財産の窃盗を…

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長期戦を見据える習政権

ポンペオ演説の衝撃 新局面に入った米中対決(3)  ポンペオ米国務長官が演説した先月23日は、中国共産党が1921年に第1回党大会を開いた記念日だった。共産党設立100周年を迎える来年、大々的に祝おうとしている習近平政権…

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「日台の懸け橋に感謝」 李登輝元総統へ弔問の列

東京・台湾代表処  先月30日に亡くなった台湾の李登輝元総統への弔問客のために、台北駐日経済文化代表処(東京都港区白金台)は3日、弔問記帳台を同代表処内に設けた。政治家や在日台湾人をはじめとした多くの弔問客が長い列をつく…

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蛇の神様に祈るお祭り-ネパールから

地球だより  25日は、蛇の神様のお祭りである「ナーグパンチャミ」だった。ヒンズー教でナーガは蛇神を意味する言葉だ。ネパール全土で、この先1年の家内安全・無病息災を祈願した。今年、特にコロナ事態の早期収束を祈願したことは…

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李登輝氏を悼む

公義貫いた「哲人政治家」 平成国際大学教授 浅野 和生氏  李登輝氏は1988年1月、蒋経国総統の死去で台湾生まれの台湾人として初めて総統となり、国民党主席となったが、当時の国民党の支配者は、戦後、蒋介石とともに中国大陸…

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中国の携帯アプリ削除を呼び掛けるインドの反中国デモ=6月30日、ニューデリー(AFP時事)

反中感情増すインド、米に傾斜

国境紛争で中国に辟易 米GAFAが積極投資に動く  新型コロナ禍で苦しむインドは、それにつけ込む形で北部国境に侵攻してきた中国に辟易(へきえき)し、対中関係のスタンスを変えようとしている。  かつては21世紀のIT(情報…

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死者として生きる修行者サドゥ-インドから

地球だより  インドの魅力は、そのアクの強さだ。文化と宗教を持ち、悠久の歴史を刻んできたのだから、やわな現代人は圧倒される。  そのためインドを訪問する人には拒絶反応を示し二度と行かなくなる人もいる一方、何度も足を運びデ…

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マニラ首都圏で6月12日、マスクなど新型コロナウイルスの感染対策をして「反テロ法」抗議集会に参加した人々(時事)

フィリピン マニラ首都圏で医療危機

 いち早く3カ月以上にもわたるロックダウン(都市封鎖)を決行したフィリピンだが、いまだに新型コロナウイルス感染の収束の兆しは見えない。悪化する国民の失業や貧困を改善するため、政府は経済活動の再開に舵(かじ)を切ったが、こ…

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土地の守護神となった森林保護員 小林 三武郎

【連載】台湾で祀られる日本人先覚者(4) 「モウイッカイサン」の愛称 温情で接し住民を助ける  台湾では、日本の地蔵菩薩を祀(まつ)る祠(ほこら)にも似た「土地公廟(びょう)」と呼ばれる朱色の小さな建物が、あちらこちらで…

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バッタの来襲に皿が鳴る-ネパールから

地球だより  新型コロナウイルス禍の中にあるネパールにも新たな招かれざる珍客が来襲した。アフリカ発のワタリバッタの大群である。トノサマバッタに似たバッタで、6月27日にインドを経てネパール南部に達したこのバッタは、翌28…

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評論家 石平氏  1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。日本国籍取得。

墓穴を掘った習近平政権

評論家 石平氏  習近平政権は愚行を犯した。誰から見ても一番、損するのは中国自身だ。その意味では中国は墓穴を掘ったことになる。  これから外国資本の逃避が始まり、資金調達の国際金融センターを失うことになる。  中国は海南…

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