フィリピン、規制緩和に急ブレーキ


フィリピンのドゥテルテ大統領=2019年11月、マニラ(AFP時事)

 ドゥテルテ大統領は15日、マニラ首都圏における防疫レベルを6月30日まで規制緩和せず現状を維持する決定を下した。一方、感染の増加が続く中部のセブ市は、最も厳格なロックダウンに防疫レベルを強化した。再開したばかりの商業活動は生活必需品に関する店舗を除いてほぼ閉鎖され、外出規制や検問による移動の監視などの厳しい措置が復活する。

 人口約92万人で国内5番目の都市であるセブ市では、6月に規制緩和されてから感染が増加傾向となった。最近では5日連続で100人を超える感染者が確認され、17日には1日の感染者が201人に達し、累計感染者は4000人を超えた。


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