アジア・オセアニア rss

劉暁波氏の犠牲無駄にするな

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 領土領海侵犯続ける中国 北のミサイルより深刻な問題  アジアの頭痛の種は北朝鮮であり、中国もそれに勝る問題である。北朝鮮のミサイル開発および実験に関しても中国の直接的間接的…

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評論家 石平氏  1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。日本国籍取得。

劉暁波氏死去は「謀殺」、「マフィア化」する習政権

インサイト2017 評論家 石平  今年7月13日、中国共産党政権に投獄されていたノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏は末期肝臓がんのために死去したが、その前後から、政府当局ががん治療を意図的に遅らせて劉氏を「謀殺」したのでは…

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たった1000円の強盗

地球だより  このほどリゾートや英会話留学で有名なセブ島で、外国人男性が強盗に撃たれる事件があった。男性は胸に銃弾を受けたが奇跡的に一命を取り留めた。  被害者はフィリピン人女性と結婚するためにタリサイ市を訪れていたスコ…

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中国、ブータン西部に侵出

ドクラム高原の実効支配へ  世界地図を眺めると、点線で囲まれた白いままの地域が点在する。いわゆる白地図で領有権問題が未決着の地域だ。南アジアではカシミールだけでなくブータン西北部が白地図になっている。5月10日以降、中国…

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明確な戦略ない米政権

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(下) 米ハドソン研究所上級研究員 磯村順二郎氏 今後、南シナ海問題はどう動くと考えるか。  中国が既得権益として南シナ海支配を強めていくだろう。中国は太平洋への出口がないから、…

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南シナ海で強まる中国支配、北危機に隠れ着々基地化

南シナ海 強まる中国支配 安保専門家に聞く(上) 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏  昨年7月にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が南シナ海における中国の主張を否定した判決を出してから1年。中国海洋進出の現状と日米の課題をアジアの…

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アジア海域で軍拡の動き

日本大学名誉教授 小林 宏晨 米は航行の自由作戦再開 日本は友好国糾合し参加を  オバマ米政権下の2015年10月ミサイル駆逐艦ラッセンの出動をもって再開され、16年10月まで3回繰り返されたアメリカの航行の自由作戦(F…

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上に政策あれば、下に対策あり

地球だより  インドでは、世界で一般的なものがないことがある。ハンバーガーショップでは、牛肉も豚肉も使われず、専らチキンとフィッシュバーガーだけが売られている。  ヒンズー教徒は牛肉は食べないし、イスラム教徒は豚肉を食べ…

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就任から1年、比大統領の依然高い支持率

終わり見えぬ麻薬戦争  ドゥテルテ大統領が先月30日に就任から1年を迎え、今月には2度目となる施政方針演説に臨む。強権的スタイルの麻薬撲滅政策が人権団体などから批判を呼んでいるが、国内では依然として高い支持率を維持してい…

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モンゴル帝国の復活狙う習政権

日印強化で中国牽制を 拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ氏に聞く  ペマ・ギャルポ氏のiPADには世界中の知人・研究者から毎日、約100通のメールが届く。どれも現地からのリポートだから臨場感がある。そうした情…

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日台は運命共同体 李登輝元台湾総統

李登輝元台湾総統インタビュー 日本の最重要課題は憲法改正  台湾出身者として初の総統となり、民主化を進めた李登輝元総統が、このほど世界日報社のインタビューに応じ、日本と台湾の協力関係や蔡英文政権について語った。  李元総…

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劉暁波氏死去、“獄死”を政治改革につなげよ

 中国共産党の一党独裁政権に反旗を翻し、投獄されたままノーベル平和賞を受けた人権活動家、劉暁波氏(61)が死去した。死去したのは刑務所外の病院だったとはいえ、事実上の獄死だ。中国政府は、還暦を迎えたばかりの劉氏の早すぎる…

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モディ政権3年の日印、インド洋進出著しい中国に対抗

大阪国際大学名誉教授 岡本幸治氏に聞く  グジャラート州の首相からインド首相になったナレンドラ・モディ氏の政権が3年を経過し、強引な手法で一時混乱もあったが、経済は順調に成長している。他方、政治的にはインド洋で存在感を強…

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仲裁裁判決1年、中国の海洋進出に圧力強化を

 オランダ・ハーグの仲裁裁判所が、南シナ海に関して中国が主張する権利は認められないという裁定を下してから、きょうで1年を迎えた。中国の実効支配を「国際法違反」と結論付けた判決だ。  本来であれば、中国政府はこれを真摯(し…

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香港の一国二制度支える台湾

平成国際大学教授 浅野 和生 「人民化」されぬ香港人 30年後には中国の香港化も  20世紀日本の中国研究の泰斗、桑原壽二氏は、香港返還直前の1997年6月27日、「香港返還と日中関係」と題する論説を発表し、中華人民共和…

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トランプ外交とアジア安全保障、中国主導で南北統一の恐れ

インタビューfocus トランプ外交とアジア安全保障拓殖大学海外事情研究所所長・川上高司氏に聞く(上)  トランプ米政権の対外政策はアジア太平洋地域の秩序をどう変えようとしているのか。日本は「トランプ時代」をどう生き抜く…

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「フェイク求人」に注意

地球だより  フィリピン人は基本的に海外志向が強い。国内の仕事が低賃金ということもあり、できることなら海外で働きたいと誰もが思っている。そんな海外志向を悪用した詐欺も横行しているようだ。  このほどマニラ首都圏で、日本へ…

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劉暁波氏重病、許されない中国の人権侵害

 2010年にノーベル平和賞を受賞した中国の反体制作家・劉暁波氏が、がん治療のために服役中の刑務所から病院に移された。中国当局は、病状が深刻になるまで放置し、劉氏が希望する国外での治療も拒否するなど、基本的人権を無視した…

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香港返還20年、自由主義潰す中国の介入

 香港が英国から中国に返還されて20周年を迎えた。  記念式典に参加するため香港を訪れた中国の習近平国家主席は「一国二制度は成功し、これからも続く」と述べたが、単なるリップサービスにすぎないと冷ややかに見ている人は少なく…

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米韓演習の中止を要求

外交・安全保障対話で中国  中国は21日に行われた米中閣僚級による外交・安全保障対話の初会合で、北朝鮮の核と長距離ミサイルの実験の停止と引き換えに、米韓が軍事演習を中止する「双停」を提案したが、米側は、これまでにも試みら…

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ご飯食べ放題禁止法?

地球だより  フィリピンは日本と同じく米食の国だ。三度の食事にご飯は欠かせず、庶民は少ないおかずに大量のご飯でお腹を満たす。  そんな庶民に人気なのがバイキングなどの食べ放題や、ご飯食べ放題のレストランだ。飲み物は甘いコ…

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比マラウィ市占拠1ヵ月、IS拠点化に懸念

過激派組織、周到な準備か  フィリピン南部マラウィ市で続く「イスラム国」(IS)系の過激派と治安部隊の戦闘は、1カ月を迎えようとしている。予想外の抵抗で国軍による制圧作戦は難航しており、死者は300人を超えた。戦場と化し…

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動き出した「一帯一路」戦略

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国国益優先に疑念も 大経済圏、対応迫られる日本  去る5月14日に北京で「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが開催された。同フォーラムは29カ国の首脳と130カ国からの代表団1500人が…

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