アジア・オセアニア rss

アジア投資銀、中国の金融野心に与するな

 中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の年次総会が、韓国南部の済州島で開催された。中国のシルクロード経済圏構想「一帯一路」を資金面で支える役割があるAIIBの加盟国・地域は80と、規模の上では日米が主導するアジア…

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観光省CMに盗作疑惑

地球だより  このほどフィリピン観光省が、新しいキャンペーンスローガンとコマーシャル映像を発表したが、早速、盗作疑惑が浮上し物議を醸している。最近フィリピンを訪れる観光客といえば、数が多い韓国人や中国人が注目されがちだが…

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上海協力機構、同床異夢の中露に楔打ち込め

 中国、ロシア、中央アジア4カ国でつくる「上海協力機構(SCO)」の首脳会議が、カザフスタンの首都アスタナで開催され、インドとパキスタンの正式加盟を承認した。  SCOが加盟国を増やすのは初めてだが、来年以降、イランやト…

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襲撃から逃げる警備員

地球だより  フィリピンに来た日本人が驚くことの一つに、警備員の多さがあるだろう。銃をぶら下げた警備員は治安の悪さを印象付け、慣れない日本人にとっては、ちょっと怖く見える存在だ。  よほど小さな商店でもない限り、銀行や両…

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モディ政権3周年、「強いインド」へ邁進

 インド人民党(BJP)のモディ政権が誕生して5月26日で3周年を迎えた。昨年のインドのGDP成長率は7%台と中国より高く、新興5カ国(BRICS)の中で成長が鈍化する中国や経済停滞を余儀なくされているロシアやブラジル、…

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中国サイバー攻撃に民間企業協力

 中国広州に本社を持つサイバーセキュリティー企業、博御信息(Boyusec)が同国情報機関、国家安全省の世界的なサイバー情報活動を行っていたことが、サイバーセキュリティー専門家らによって明らかにされた。専門家からは、中国…

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アジア安保会議、米国は地域安定へ関与強化を

 英国のシンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」が主催する「アジア安全保障会議」が開かれ、アジア太平洋地域や米欧など50カ国以上の国防相や軍幹部らが参加した。  会議では、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮や、中国が軍事…

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天安門事件から28年、新事実明らかに

特報’17 戦車による追撃の前に毒ガス散布 戦車に轢かれ両足失った方政氏が講演  28年前の天安門事件で、戦車に轢(ひ)かれ両足を失った米国在住の中国人民主運動家・方政氏が来日し、「天安門事件を風化させてはな…

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金目のものは隠して

地球だより  タイの刑事裁判所は5月31日、スマートフォン「iPhone7」を強奪するため男性を殺害したとして、殺人などの罪に問われたタイ人男性2人に死刑判決を言い渡した。  2人は年初、バンコク都内スコンタサワット通り…

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比への浸透図るIS

イスラム過激派が要所を占拠  フィリピンのドゥテルテ大統領が、南部ミンダナオ島に戒厳令を布告した。「イスラム国」(IS)に忠誠を誓うイスラム過激派が同島の都市部に侵入し、学校や刑務所などを占拠して建物に放火するなどの破壊…

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東南アジアに触手伸ばすIS、比南部で治安部隊と衝突

 英マンチェスターで起きた自爆テロが大きな衝撃を呼んだ一方で、フィリピン、インドネシアなどで過激派組織「イスラム国」(IS)系組織によるテロが増加している。  米情報当局者はワシントン・タイムズに「ISは、フィリピン内の…

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米海軍、ミスチーフ礁近海で「航行の自由作戦」

 米国防当局者によると、米海軍艦艇は南シナ海で行った「航行の自由作戦」で、落水者の救難訓練を含む機動訓練を行っていた。中国の領有の主張を強く否定することを狙ったもので、作戦が通常の航行にとどまらないことを示す前例になると…

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「禁煙令」悪用し恐喝

地球だより  このほどドゥテルテ大統領は、公共の場での喫煙を禁じる大統領令に署名。7月から施行される予定だが、早くもこれを悪用した恐喝が発生し日本人が被害に遭っている。  現地メディアによるとマニラ国際空港のトイレで、電…

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南シナ海で「航行の自由作戦」 、トランプ政権下で初

 米海軍は24日、南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島のミスチーフ(中国名・美済)礁から12カイリ(約22㌔)内に艦艇を派遣する「航行の自由作戦」を実施した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙など複数の米メ…

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次世代につながる友好関係を

台北駐日経済文化代表処 謝長廷代表  5月20日に就任1周年を迎えた蔡英文総統は、就任以来、内政と外交いずれも積極的に取り組み、新たな政策を矢継ぎ早に打ち出してきました。蔡総統は、台日関係を特に重視しており、この1年間で…

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台湾の蔡英文政権発足から1年、日本との関係を重視

「新南向政策」が始動  台湾の蔡英文総統は、きょうで就任から1年を迎える。この間、東南アジアや南アジアなど18カ国との関係強化を図る「新南向政策」では、経済、文化、教育など幅広い分野で交流を促進。国内においてはモノのイン…

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国民性は綺麗好き?

地球だより  すすけてゴミが目立つマニラの町並みとは裏腹に、フィリピン人が綺麗(きれい)好きなことに驚く日本人は少なくない。出勤や外出の前には必ずシャワーを浴びるし、体臭に気を遣いデオドラントや香水も欠かさない。  とこ…

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「一帯一路」国際会議の首脳会合に出席した各国首脳=2017年5月15日、北京市郊外(AFP=時事)

露呈した「インドの反中」、中国「一帯一路」国際会議

 中国の習近平国家主席が提唱した新シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議が今週初め、北京で開催された。会議にはロシアのプーチン大統領ら30カ国の首脳級を含め、100カ国以上の代表が参加。しかし、2025年にも…

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中国の潜在的脅威忘れるな

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 積極外交で覇権具現化 憲法改正し急ぎ対抗措置を  憲法記念日に恒例行事として第19回公開憲法フォーラムに参加した。会場に着き式次第を見て驚いたのは、公明党の国会議員の名前が載ってい…

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航行の自由作戦、「中国の海」にしてはならない

 米上院外交委員会の上院議員が、南シナ海で「航行の自由作戦」が行われていないことに超党派で「懸念」を表明した。  中国は習近平国家主席の下、米軍の展開を阻む「接近阻止・領域拒否」戦略を進めるなど米国に対抗し得る「海洋強国…

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「一帯一路」会議、中国の野心に振り回されるな

 中国の習近平国家主席が提唱したユーラシア経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議が、北京で開催された。会議にはロシアのプーチン大統領ら30カ国の首脳級を含め、100カ国以上の代表が参加。日本からは自民党幹事長や経団連会長…

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北の核抑止に動き出した中国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 国内外安定へ米と取引 自国の安保上の危機意識も  金正恩時代を迎えて北朝鮮は核・ミサイル開発を急ぎ、特に4月以降は重要な記念日ごとにミサイル発射など情勢を緊迫化させている。このような事態に中…

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中国国産空母、懸念される海洋進出強化

 中国初の国産空母が遼寧省大連で進水した。「海洋強国」を掲げる習近平指導部は、さらに空母を建造する方針だ。  中国は東・南シナ海で強引な海洋進出を進めている。空母建造などの海軍力増強で、こうした動きに拍車が掛かることが懸…

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