アジア・オセアニア rss

比大統領、戒厳令を継続

潜むマラウィ市占拠の残党  フィリピンのドゥテルテ大統領は10月17日、イスラム過激派による占拠が5月23日から続いていた比南部ミンダナオ島のマラウィ市に入り、過激派からの解放を宣言した。続いて10月23日に国軍が制圧作…

続き

侮れぬ中国の「大言壮語」

元統幕議長 杉山 蕃 高い目標掲げ国民鼓舞 「高邁な理念」不在の衆院選  今月は我が国の衆議院選挙が行われ、安倍政権の信任を問うこととなった。選挙結果は小池新党の不振、自民・公明の堅調さが際立つ結果となった。他方、隣国の…

続き

習体制強化、国内外の安定を損なうな

 中国共産党は最高指導部である政治局常務委員らを選出し、習近平総書記(国家主席)の2期目の指導部が発足した。 党規約に名前を記す  新たな党規約には「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」が盛り込まれた。これまで党…

続き

椰子の木の上で3年間

地球だより  フィリピンの片田舎で、椰子(ヤシ)の木の上で生活している男を地元メディアが紹介していた。驚くべきことに男は一度も地上に下りることなく3年間も、椰子の木で生活を続けていたのだという。  母親によると男は47歳…

続き

中国腐敗の根源は一党支配体制

遠藤誉氏が世日クラブで講演 一帯一路への協力は危険  中国問題に詳しい遠藤誉氏(東京福祉大学国際交流センター長)は25日、世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)で「習近平新体制と…

続き

キルギスの民主化を地域安定につなげよ

 中央アジアのキルギスでアタムバエフ大統領の任期満了に伴って行われた大統領選の結果、与党・社会民主党候補のジェエンベコフ元首相が勝利した。  ジェエンベコフ氏は「キルギスが民主的な国家であるということを世界に示した」と胸…

続き

中国民主化「自由ある人」が  ウーアルカイシ氏が来日講演

 28年前の中国天安門事件時に、民主化運動の学生リーダーだった台湾在住のウーアルカイシ氏が来日。同氏は都内の拓殖大学で14日に講演し、「自由ある人は自由なき人に責任を負う」と訴え、日本がその責任を果たすよう要請した。主催…

続き

習近平氏演説、覇権主義の強まりを懸念

 中国共産党大会が開幕し、習近平総書記(国家主席)は建国から100年を迎える21世紀半ばまでに「社会主義現代化強国」「世界一流の軍隊」の建設を目指す方針を表明した。  共産党一党独裁体制を堅持するとともに、対外的には軍事…

続き

中国、パキスタンに軍事施設建設

ジブチに続き、原油ルートの戦略拠点に  中国は、紅海の入り口、バブルマンデブ海峡近くに位置する戦略的重要地点ジブチに国外初の軍事基地を設置したが、現在、パキスタンのグワダルで第2の軍事施設の建設を進めている。この二つの基…

続き

解放軍掌握急いだ習主席

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 将軍の汚職摘発、若手抜擢 習人脈優遇で士気に影響も  習近平主席への権力集中と礼賛が進む中で、18日からの中国共産党第19回党大会で2期目習近平政権が発足する。しかしこれまでの習政権のメディ…

続き

ドゥテルテ氏の支持に陰り

超法規的殺人に不信強まる  フィリピンで就任以来、国民の圧倒的な信頼を集めてきたドゥテルテ大統領の支持率に陰りが出始めている。このほど発表された世論調査で、支持率が過去最低になったことが分かった。警官による超法規的殺人疑…

続き

米国の先端技術狙う中国

 中国は、先端技術を手に入れるために米企業との協力を強めている。主要技術大国になるための取り組みの一環だ。  米情報当局者は、このところの中国の米企業への接近について「全国的に推進する経済改革の一環として、米国の企業、研…

続き

中国、国外ウイグル人へ強権

迫害下の新疆ウイグル 日本ウイグル連盟会長 トゥール・ムハメット博士に聞く  中国による新疆ウイグル自治区のウイグル人への弾圧と中国化政策が進められている。宗教の自由や民族のアイデンティティーを奪われ、ウイグル人の人々が…

続き

台北からナポリ、東京五輪へ

平成国際大学教授 浅野 和生 大成功の「台北ユニバ」 台湾は「台湾」と表記すべし  8月31日午後4時、台北市の総統府前を出発した「世大運英雄大遊行」の隊列は、1時間半をかけて市内を横断し、台北市政府前に到着した。蔡英文…

続き

モデルの国歌侮辱に批判

地球だより  海外在住のフィリピン人モデルが、国家を侮辱したとしてパスポート剥奪の危機に直面している。フェイスブックに投稿した動画が「炎上」し、政府当局の知るところとなったのだ。  問題の動画はフィリピン国歌「最愛の地」…

続き

ウイグル人”強制送還”日本でも10件確認

中国政府 帰国後学習キャンプに  エジプトで今年7月初め、イスラム教を学ぶ多数のウイグル人留学生が地元警察に拘束され、中国へ強制送還されるケースが相次いだ。中国政府の要請によるものとみられ、アメリカや国際人権団体などがエ…

続き

中国がNZで世論工作

 中国は、民主主義体制の弱体化という目標のために、国外の中国系住民を動員し政治活動を行わせることで、世論の誘導を行っている。米シンクタンク、ウィルソン・センターの研究員アンヌマリー・ブレイディ氏が研究報告「法宝(万能の宝…

続き

フン・セン氏とスーチーさん、民主主義の死と正念場

 民主主義拡大を期待しながら40年、東南アジアを見詰めてきた私は、最近落胆の連続である。  最大の落胆はカンボジアだ。民主主義が死につつある。  フン・セン首相の野党やメディア、NGOへの弾圧は今夏、頂点に達した。最大野…

続き

解決厳しいロヒンギャ難民問題、スーチー氏に問うのは筋違い

 ミャンマーから隣国バングラディシュに50万人を超える大量の難民が流出しているロヒンギャ問題。歴史的経緯、流出の原因、ミャンマー政府の方針、国家顧問アウンサン・スーチー氏の置かれた立場などを元バンコク特派員で東南アジア、…

続き

帝国復興目指す中国共産党

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 派閥争いも脅威は不変 日印関係強化が“野望”阻む  最近、日本の新聞などメディアでは10月18日から開幕する中国の共産党大会について毎日のように報道されている。さまざまな具…

続き

中国の海洋進出、衆院選の重要なテーマだ

 衆院を解散した安倍晋三首相は、北朝鮮の核・ミサイル開発を挙げて「国難突破解散」と命名した。しかし、もう一つの安全保障上の重要課題である中国の海洋進出への対処も忘れてはならない。  ジブチに初の海外基地  日中両国は国交…

続き

発酵茶ラッペの和え物

地球だより  ミャンマーの有名な料理といえばモヒンガー。ミャンマーのソウルフード的な存在で、朝食や軽食用の日常食。ナマズなどの魚からとった魚介スープの麺料理で、お米の麺とトッピングにゆで卵や揚げ玉などが入る。それだけでな…

続き

中国、北にミサイル移動車両を売却

 中国軍は、ミサイル移動用トラックを提供するなど、北朝鮮のミサイル開発を支援している。4月に平壌で行われた軍事パレードで公開された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星1号(KN11)を搭載していたトラックは中国製だっ…

続き