アジア海域で軍拡の動き
小林 宏晨 2017/7/25 Viewpoint|アジア・オセアニア [会員向け]
日本大学名誉教授 小林 宏晨
オバマ米政権下の2015年10月ミサイル駆逐艦ラッセンの出動をもって再開され、16年10月まで3回繰り返されたアメリカの航行の自由作戦(FONOP)は新政権の誕生期を含めて7カ月鳴りを潜めていたが、17年ミサイル駆逐艦デューイのミスチーフ礁への出動をもってトランプ政権下の最初の航行の自由作戦を再開した。ミスチーフ礁は南シナ海のスプラトリー諸島の中で中国が大型滑走路や格納庫を完成させ、何時でも作戦機や地対空ミサイルを配備できる状態にある。
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