政治
自ら考える防災教育
私は防災教育に取り組む財団に関わっている。自分の身は自分で守ることを学ぶことが、将来、自分の国は自分で守るという当たり前のことを理解する縁(よすが)になればと願っている。同財団は今年4月に名称を防災教育推進協会に変更し…
今の9条のままでいいのか
今国会で初めてとなる党首討論が行われ、安倍晋三首相と岡田克也民進党代表、志位和夫共産党委員長、片山虎之助おおさか維新の会共同代表がそれぞれ論戦を交わした。来年4月に予定される消費税率8%から10%への引き上げの判断、自…
自主憲法なく戦後は終わらず 桜田 義孝氏
桜田 義孝 衆議院議員に聞く 7月予定の参院選では改憲勢力が3分の2の議席を確保できるかどうかが大きな焦点となる。改憲推進派の一人、自民党の桜田義孝衆院議員(同党行政改革推進本部長)は本紙のインタビューに応じ、「自主憲…
続く追及で“詰んだ”か?文春が資質を問う舛添都知事の“見当違い”
◆複数の「情報提供者」 舛添要一東京都知事の政治家としての品性と感覚が問われている。先々週の本欄で、海外出張時、スウィートルームを使うのは会議をするためであり、週末、都を離れ、公用車で別荘に行くことに問題はないと書いた…
オバマ氏の広島訪問
今月末、伊勢・志摩サミットが開催される。サミットにあわせてオバマ大統領の広島訪問が検討されている。実現すれば、米国大統領としては初の広島訪問となる。 米国内では広島への原爆投下を正当化する世論がいまだに根強い。 そ…
憲法改正を参院選の争点に 片山虎之助氏
おおさか維新の会共同代表 参議院議員 片山虎之助氏に聞く 緊急テーマ優先で論議すべきだ 安倍晋三首相が在任中の憲法改正の意向を表明したことで、今夏の参院選の重要争点になるかどうか注目されている。おおさか維新の会は独自の…
国家維持のため軍隊は不可欠
憲法改正 ここが焦点(6) 日本大学名誉教授 小林宏晨氏(下) 憲法と現実との乖離(かいり)を埋める改正が必要ではないか。 憲法改正の必要性は私もずっと前から認めてきた。 憲法を改正、改定するやり方は三つある。一つは…
教育でWGIPの影響脱却を
憲法改正 ここが焦点(5) 日本大学名誉教授 小林宏晨氏(上) 今、憲法改正するとしたら焦点はどこになるか。 憲法改正の目的として四つばかりある。 一つは安全保障。普通の国家並みの安全保障を共有できるための改正だ。も…
不毛の9条論議やめ2項を正せ
憲法改正 ここが焦点(4) 第3代統合幕僚長 折木良一氏(下) 安保法制も憲法のギリギリのところに位置するので、現場としては判断に悩む状況が生じる可能性がある。やはり憲法改正は必要か。 憲法第9条2項の解釈について学者…
緊急事態条項、大震災に必須
憲法改正 ここが焦点(3) 第3代統合幕僚長 折木良一氏(上) 自衛隊は東日本大震災に続き熊本の救援活動でも極めて大きな役割を果たしている。東日本大震災で浮かんだ課題は何か。 未曽有の大震災に対し国の体制を整えるのに時…
平和国家構築への必須条件
憲法改正 ここが焦点(2) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(下) 護憲派は、日本がずっと戦争することなく平和国家でいられたのは現行憲法のおかげだというが。 そんなことはない。日米同盟を選択した結果だ。戦後、米国の同盟国…
人命より理念優先?
4月14日に熊本で震度7の地震が発生。16日にはそれを上回るマグニチュード7・3、震度7の地震が熊本を襲った。その後も余震が続いている。 熊本では阿蘇山の噴火による被害や、梅雨の時期の長雨、台風による河川の氾濫や土砂…
「前文」に反する9条は憲法違反
憲法改正 ここが焦点(1) 静岡県立大特任教授 小川和久氏(上) 今年、日本国憲法は連合国軍占領下の公布から満70年を迎える。既に公布当時とは劇的に変化した内外情勢と憲法条文との乖離(かいり)が多くの弊害を生んでおり、…
北海道補選、有権者に拒絶された民共路線
衆院北海道5区の補欠選挙が投開票され、自民党候補が民進党や共産党が推した無所属候補を退けた。今回の補選は第3次安倍内閣発足後、初めての国政選挙で、今夏の参院選の前哨戦とされた。 とりわけ注目されたのは、民進党が共産党…
政治資金問題で突っ張る民進・山尾氏に新たな疑惑をぶつける新潮
◆“猟犬”の本能で追及 週刊新潮が執拗(しつよう)(?)に民進党の山尾志桜里(しおり)政調会長を追っ掛けている。「地球5周分のガソリン代」を「秘書が、秘書が」という言い訳だけで逃げ切れるとでも思っているのだろうか。元検…
選挙モードの政党テレビ討論で争点にされる「アベノミクス」の成否
◆黒塗り印象操作続く 衆院補選が北海道5区・京都3区で告示され、政界は参院選に向け選挙モードになった。国会の駆け引きもメディア向け発言も選挙のうちだ。3月には民主党と維新の党が民進党を結党。慣れない党名にテレビの政治討…
「志位意見」全否定する不破氏 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(12) 人を許容しない体質も問題だ田村 OKになったためしがない 田村 不破前議長や志位委員長に関して何かエピソードは。 筆坂 宮本顕治時代からそうなのだ…
運転手、コック常駐の不破邸 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(11) 自民党には別荘なんてない 田村 田村 共産党の皆さんは皆平等で同じものを食べているのかなと思ったら、兵本達吉さんが月刊誌『WILL』に、共産党の熱海…
16年同じ人がトップは不思議 田村氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(10) 集中制だけで民主主義がない 筆坂 筆坂 自民党のある都議会議員が、共産党は護憲政党を装っているが、本当にそうなのかと質問した。そして、憲法制定議会で…
「国民連合政府構想」に打算も 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(9) トップのセリフと全部が一緒 田村 筆坂 民主連合政府が現実味があったのは70年代だけ。なぜかというと日本社会党があったから。実際に、東京、名古屋、京都…
衆院2補選、真正面から政策論争をせよ
町村信孝前衆院議長の死去に伴う北海道5区と宮崎謙介前衆院議員の辞任を受けて行われる京都3区の衆院補欠選挙が告示された。国政選挙としては第3次安倍政権発足後初となる。 同日選への判断も左右 特に北海道5区の補選は与党候…
首都直下地震の備え
先日、内閣官房参与(国土強靭化担当)の藤井聡京都大学大学院教授と内閣府でお会いする機会があり、国土強靭化という切り口で「日本の国土の特性、社会インフラ(公共事業)、防災教育、経済など」について意見交換をした。 特に私…
理想語る力無くなった共産党 筆坂氏
筆坂元日本共産党ナンバー3と田村自民党政務調査会審議役が対談(8) 行き詰まり原点に戻れと主張 田村 筆坂 共産主義社会は理想社会なんだ。何の悩みもない。社会主義の中で、欲とかが削(そ)がれていき、みんな良い人ばっかり…