政治
世界標準の防衛大臣へ
第3次安倍再改造内閣が8月3日に発足した。 今回の組閣で最も注目を集めたのは、稲田朋美氏の防衛大臣就任だろう。東京都知事に就任した小池百合子氏に続いて2人目の女性防衛大臣の誕生である。 稲田氏の防衛大臣就任を受けて…
相模原事件の再発防止策、退院後の支援強化で防げるか
特報’16 「措置入院、指定医判断に疑問」 神奈川県相模原市の障害者施設で起きた殺傷害事件から9日で2週間。元職員植松聖容疑者(26)は犯行前に措置入院になっていたことから、退院後のフォローアップが再発防止策の焦点にな…
「小池劇場・第2幕」の壮絶バトルが始まると予測するサンデー毎日
◆自己満足の敗戦の弁 やはりこの人の言い訳を聞いておこう。都知事選に野党統一候補として出馬し、政策もない上に、過去の女性スキャンダルまで暴かれて、惨めな敗北を喫したジャーナリスト鳥越俊太郎氏の“弁明”だ。古巣のサンデー…
さらなる主権者教育が必要に
平成国際大学教授 浅野 和生 啓蒙活動は一定の成果 18歳選挙権導入した参院選 去る7月10日に投開票が行われた第24回参議院通常選挙は、70年ぶりに選挙権が拡張された歴史的な選挙であった。このため、投票前には、総務省…
未来見据え憲法改正に挑戦
再改造内閣 始動(下) 第3次再改造内閣の船出に当たり、安倍晋三首相は3日夜の記者会見で、日本の「未来」を切り拓(ひら)いていく、「未来への責任」を果たしていく、「未来」に向かって挑戦、飽くなきチャレンジを続けていくと…
内閣再改造、飽くなき挑戦で難題克服を
安倍晋三首相が内閣再改造を行った。麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら屋台骨を残し安定性を重視する一方で、初入閣を8人起用するなど閣僚「待機組」にも配慮した形だ。 安倍首相は前回の内閣改造の際にも「未来へ挑戦」する…
重鎮・側近で長期政権図る
再改造内閣 始動(上) 安倍晋三首相は3日の自民党役員人事で、幹事長に二階俊博総務会長を据えた。党内には谷垣氏の総裁経験者としての調整力を改めて評価する声が高く、首相は当初、二階氏の留任とともに谷垣氏を続投させる考えだ…
岡田代表不出馬、「民共連携」で展望は開けない
民進党の岡田克也代表は、自身の任期満了に伴う9月の代表選に出馬しない意向だ。 岡田氏は参院選で共産党などとの共闘路線を主導した。しかし、民進党は改選議席を減らした。「民共連携」では党勢回復への展望は開けない。 安保関…
防衛大での学生生活
7月23日、横浜駅近くのホテルで、防衛大学校で卒業研究(卒業実験)を担当してくれた指導教授の退職をお祝いする謝恩会に出席した。 私の卒業研究のテーマは「過渡接合容量によるSi‐MOSの界面評価」という実験だった。実験…
小池新都知事、「ノーサイド」で国と連携を
東京五輪・パラリンピックを4年後に控えた「首都の顔」に小池百合子氏が選ばれた。政治資金の私的流用問題で舛添要一前知事が辞職したのに伴う都知事選で、与党が支援する増田寛也氏や野党4党が推す鳥越俊太郎氏らを破って当選した。…
新経済対策、アベノミクス加速を実現せよ
安倍晋三首相は来月2日に決定する経済対策について「財政措置の規模で13兆円、事業規模で28兆円を上回る総合的かつ大胆な経済対策をまとめたい」と述べ、参院選で「アベノミクスのエンジンを最大限に吹かしていく」と訴えた公約の…
衆参「3分の2」掌握の意味
東洋学園大学教授 櫻田 淳 究極の選択肢を手中に 経済再生と外交に生かせ 此度(こたび)の参議院選挙に際して、自由民主党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党に無所属議員数名を加えた改憲志向勢力の…
民共連携は今後も続く 筆坂秀世氏
インサイト2016 元日本共産党書記局長代行 筆坂秀世 共産党は、先の参院選挙で、選挙区、比例で6議席を獲得した。改選議席がわずか3議席だったので、倍増ということになるが、共産党にとって手ばなしで喜べる結果ではなかった…
真剣な憲法論議の再開を
政治ジャーナリスト 細川 珠生 「18歳選挙権」は奏功 改憲発議可能にした参院選 国政選挙で4連勝という強さを見せた安倍政権。第24回参院選も終わってみれば、ほとんど「儀式」のような選挙だった。選挙が終わり、早々に夏休…
鳩山元首相の問題発言
鳩山由紀夫元首相は政界引退後、海外に行くたびに日本の国益に反するような発言を繰り返している。16日から2日間の日程で開催された北京・精華大学での「世界平和フォーラム」でも問題発言が飛び出した。 共同通信によると、鳩山…
東京都知事選、「首都の顔」に求められる責任
東京都知事選が告示され、都内各地で候補者による第一声が上げられた。各候補は、都政の透明化や2020年五輪・パラリンピックの開催費抑制などを強調するが、都知事として取り組むべき仕事は幅広い分野にわたり、多方面への目配りも…
力強い成長どう実現するか
安倍政権 新たな挑戦(下) 「アベノミクスは道半ば。エンジンをもう一度最大限吹かしていく」――こう訴えた参院選での与党大勝は、やはり、勢いが衰えてきたとはいえ、前の旧民主党政権時よりは経済情勢が格段に良くなった、という…
参院選結果、安保・経済固め改憲に熟議を
第24回参院選の開票結果が確定した。自民党と公明党の与党は合わせて70議席を獲得し、公示前の議席数を11伸ばし、非改選と合わせ146議席の安定多数を確保した。衆院での3分の2以上の絶対安定多数とともに、安倍政権は今後の…
憲法改正は熟柿作戦、カギは民進
安倍政権 新たな挑戦(上) 「民進党は安倍政権の間は憲法改正をしないと岡田(克也)代表は言っておられるが、それは建設的な対応とはいえない」 参院選のすべての議席が確定した11日、自民党本部での会見で、安倍晋三首相(党…
民進党惨敗、有権者が拒絶した「民共」路線
参院選で民進党は大きく議席を減らした。岡田克也代表が積極的に進めた共産党との選挙協力、いわゆる「民共」路線は功を奏さず、国民から拒絶された。旧民主党は下野した後、これで大型国政選挙は3度目の敗北だ。「民共」路線を清算し…
自公勝利、改選過半数 「志」達成へ慎重な舵取りを
編集局次長・政治部長 早川一郎 安倍晋三首相が勝敗ラインとし獲得議席目標に掲げた「与党で改選過半数」を達成した。これは首相が判断した消費税増税再延期を踏まえた経済政策「アベノミクス」の加速を国民が選択したものと言える。…
参院選投開票、政策や人柄吟味し選択したい
第24回参院選がきょう投開票される。来年4月予定の消費税増税を延期する安倍晋三首相の判断を受けた経済政策「アベノミクス」の是非がどう審判されるのか。自民党を中心とする改憲勢力が、発議に必要な3分の2以上の議席を占めるの…
北海道、2議席確保へ熾烈に争う自・民
16参院選 注目区を行く(7) 「私は、知名度はありませんが、市議と道議で20年以上地方政治に携わってきました。何とか国政に送り出してください」―こう叫ぶのは、自民公認の新人・柿木克弘。 北海道は今回の参院選で改選議…