政治
東京都、自・民、2議席目獲得で苦戦
16参院選 注目区を行く(6) 東京選挙区は、5から6に増えた改選議席を31人で争う最大の激戦区だ。 公示の直前、舛添要一都知事辞任の激震が起きた。しかし、舛添都政を誕生させた自民・公明も対する民進も候補者選びでつま…
防衛大出身者の絆
毎年7月1日は自衛隊幹部の定期異動の日だ。幹部自衛官は平均1年~3年程度で異動する。幹部自衛官は異動を重ねることで、さまざまな経験を積んでいく。途中、自衛隊の各種教育機関にも入校する。私がいた陸上自衛隊では、幹部初級課…
香川県、共産票の上積みめぐり攻防
16参院選 注目区を行く(5) 全国で唯一、1人区での共産党の公認候補・田辺健一が「野党統一候補」として、公明党推薦の自民党現職・磯崎仁彦に挑む。ただ、民進党は5月に推薦候補(県議)擁立を取り下げ共産候補への一本化を実…
憲法24条改正で家族条項を
弁護士 秋山 昭八 人口減少の事態に対処 保護規定がある諸国の憲法 総務省が5月4日発表した15歳未満の子供の推計人口(4月1日現在)は、前年より15万人少ない1605万人で、1982年から35年連続の減少となった。比…
沖縄県、革新共闘にほころびも
16参院選 注目区を行く(4) 普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設反対の県民感情を利用し、序盤から優位に戦う無所属新人の伊波洋一を、現職大臣で自民党の島尻安伊子が激しく追う展開になっている。 島尻は公明…
長野県、ネガキャン繰り出し杉尾批判も
16参院選 注目区を行く(3) 「過去の得票数を合わせれば野党連合の方が多い。それを五分まで戻してきました」 公示日の22日、長野県上田駅前でマイクを握った自民党公認の若林健太は集まった支持者を前にこう胸を張った。 …
福島市、組織票固め逆転狙う岩城
先月26日夕、福島市で行われた岩城光英法相の総決起集会の会場は、約2000人の支援者らで埋め尽くされ、熱気に包まれた。そこへ、「ロッキーのテーマ」の入場曲で岩城がスポットライトを浴びながら客席後方から登場すると、大きな…
宮城県、 共産党が加勢する桜井に自民党が総力
16参院選 注目区を行く(1) 「共産党と組んだと批判するが、共産党と組んで何が悪いのか」。改選数2から1となった選挙区で4期目に挑む民進党の桜井充は開口一番こう訴えた。 梅雨の中休みとなった22日朝の仙台市・宮城県…
藤野氏更迭、共産党は綱領を書き換えよ
共産党の藤野保史政策委員長がNHKの討論番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と述べた自らの発言は不適切だったとして、政策委員長の辞任を表明した。発言は自衛隊を侮辱するものであり、共産党が事実上の更迭に踏み切った…
共産党の連合政府構想、世界の例から考える
40年前の7月2日、ベトナム社会主義共和国が成立した。ベトナム戦争が、北ベトナム主導の共産側の完全勝利で終わってから、わずか1年2カ月後。戦争終結まで、共産側は「南ベトナムでは、民族解放戦線の政府『臨時革命政府』(PR…
能力と道徳で都知事を選べ
桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 首都のトップも国の顔 テレビの人気投票にするな 金銭問題で東京都知事が立て続けに辞職した。一都民として実に残念である。東京都知事はロンドン、パリ、北京、ニューヨークなどの市長同様…
参院選挙、世界の激変を憲法論議で問え
国際社会で今、地殻変動が起きている。英国の欧州連合(EU)離脱や米国の「トランプ現象」など先進国で孤立主義の動きが強まる一方、海洋進出を加速させる中国は「遅れてきた帝国」を思わせる。少なくとも第2次世界大戦の「戦後」は…
都知事候補に櫻井俊、蓮舫各氏が消えない事情を文春・新潮が分析
◆参院選後の注目選挙 参院選に突入し、「野党統一候補」がどう機能するのかが注目される中、都知事候補がなかなか決まらない。「後出しじゃんけん」が有利といわれ、各陣営が出すタイミングを測っていることもあろうが、「各党とも“…
参院選、将来見据え責任ある選択を
参院選への視点 政治部長代理 武田滋樹 今回の参院選は憲政史上初めて20歳未満、18歳以上の有権者が参加する歴史的な選挙だ。新しい有権者と共に原点に返り「政治は結果に責任を持つべきだ」という観点から今度の選挙の争点を点…
参院選公示、「民共」の枠組みは拒絶しよう
第24回参院選の公示を迎えた。第2次安倍内閣発足以来3回目の本格的な国政選挙であり、参院選は2回目となる。今回の選挙は有権者が18歳以上とされた新しさが注目される一方で、自民党と政権を競い合ってきた民主党が著しく衰退し…
自衛隊の看護学校
自衛隊は、独自に看護師を養成していることをご存じだろうか。 看護師の養成は、自衛隊中央病院高等看護学院、防衛医科大学校高等看護学院、自衛隊地区病院准看護師課程の3機関で行われてきた。 そのなかでも特に歴史と伝統を持…
舛添都知事辞職、停滞した都政の早期打開を
東京都の舛添要一知事が辞職することになった。自らの政治資金の私的流用問題について説明責任を十分に果たせず、都民の信頼を失い、停滞した都政を打開する見込みが立たない以上、身を引くのはやむを得まい。都政を早期に正常化し、2…
野党選挙協力、共産党を利した沖縄の教訓
7月の参院選挙まで1カ月を切った。「18歳投票」が採用される初めての国政選挙だ。参院選の帰趨は政権交代に直接結び付かないが、今後の国政を大きく左右する。 とりわけ安倍政治をめぐって与野党対立が先鋭化しており、予断を許…
沖縄県議選で自公野党健闘
OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 翁長派新風会2人落選 「オール沖縄」陰で“内ゲバ” 本紙既報のとおり、任期満了に伴う沖縄県議会議員選挙(定数48)の投開票が6月5日に実施され、県政与野党勢力が確定した。…
舛添氏資金流用、反省を形で示し責任果たせ
舛添要一東京都知事の政治資金流用問題で、第三者調査結果に納得しない都議会各会派が厳しい追及を開始している。 都議会側はきょう、総務委員会理事会を開き、一問一答形式の集中審議開催を決める。都政の混乱を収束させるには、知…
憲法に「緊急事態対処規定」を
「新しい憲法をつくる国民大会」講話要旨 新しい憲法をつくる国民会議会長 清原淳平氏 新しい憲法をつくる国民会議の清原淳平会長は、憲法記念日の5月3日、第47回「新しい憲法をつくる国民大会」で講話をし、「大災害地を早期救…
沖縄米軍基地の真実
沖縄でまた米軍関係者による事件(うるま市のOL・島袋里奈さんが殺害・遺棄された事件)が起きた。絶対に許すことのできない犯罪だ。5月25日に開催された日米首脳会談でも、この事件は取り上げられ、安倍晋三首相は「断固抗議」し…
普天間移設に影響も 来月5日投開票、沖縄県議選が告示
任期満了に伴う沖縄県議選が27日告示され、定数48(13選挙区)に71人が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古)沖への移設をめぐり、強く反対する翁長雄志知事を支える与党勢…