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漁業の近代化を進める韓国

東京財団政策研究所上席研究員 小松 正之 法制度とシステム改革 日本と距離置き独自路線に  2018年11月1日からの韓国訪問は約9年ぶりで、国立研究所・機関、養殖業者、漁業団体ならびに消費地・卸売市場および済州島自治政…

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家庭教育支援法の制定急げ

麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗 虐待の根因は「親性崩壊」 懲戒権規定の見直しは慎重に 麗澤大学大学院特任教授 高橋 史朗[/caption]  千葉県野田市の小4女児虐待死事件を契機に児童福祉法と児童虐待防止法の改正…

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米中貿易戦争で世界経済動揺

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 自国最優先政策が激突 1年間成長が足踏みした日本  このところ世界の株価が動揺している。ニューヨークのダウ平均株価は、昨年10月初めには2万7000㌦を窺(うかが)っていた…

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戦国期に来日した隠れユダヤ

獨協大学教授 佐藤 唯行 ザビエルの日本布教支援 南蛮商人ピントやアルメイダ  日本人とユダヤ人の最初の出会いは幕末・明治維新期に始まると信じている人は多いようだ。けれどそれは正確ではない。既に16世紀中頃の戦国時代、九…

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人が最終的に求めるもの

理想郷は良心が息づく社会 ホスピタリティバンク研究所代表 浦郷 義郎氏に聞く  存在とは、個物であると同時に関係性の二重性にある。分けることを基本とする近代科学で、人類はかつてないほど便利な社会構築に成功しつつあるが、便…

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沖縄県民投票の茶番劇を斬る

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 知事が移設反対運動主導 投票率上げに手段を選ばず  沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間基地の沖縄本島北部キャンプ・シュワブ海上への移設を、玉城デニー知事は、ありとあらゆる手段で…

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訪日外国人への「おもてなし」

平成国際大学教授 浅野 和生 安全安心こそ最大の価値 歩きタバコへの対応も必須  2020年の東京オリンピックには、世界中の人々が日本に集うことになる。東京オリンピック招致のため13年9月に国際オリンピック委員会(IOC…

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民主主義の「試練」の時代に

東洋学園大学教授 櫻田 淳 権威主義と対立の構図 政治体制の「足腰」鍛え直せ  米中両国を軸とした第2次冷戦の様相は、「資本主義VS共産主義」の経済体制というよりは、「自由民主主義VS権威主義」の政治体制の対立構図として…

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日露平和条約交渉急がぬ露

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 主権強調のプーチン演説 世論調査を領土返さぬ口実に  ロシアのプーチン大統領は2月20日、モスクワの商業施設「ゴスチーヌイ・ドゥボール(マーケット)」で約2000人の政府高官や上下両院議…

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低下するロシア軍の人的能力

ロシア研究家 乾 一宇 徴兵人口・達成率が減少 費用かかる志願兵増加も困難  国際社会で、最近のロシアは、力による行動で、意図を達成しようとしていると見られている。その有力な手段であるロシア軍、その構成要素の人的能力を検…

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悪態を続ける韓国を思う

元統幕議長 杉山 蕃 計算された意図的行動 日本は国際常識で冷静対応を  韓国の一連の反日行動はおよそ常軌を逸したものがあり、多くの読者は腹立たしい思いをしておられると拝察する。政府間で正式に合意した「慰安婦問題」の約定…

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米民主党期待の新星AOC

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 党動かす影響力と注目度 トランプ氏再選には追い風?  彗星(すいせい)のごとく現れた米下院議会最年少女性議員アレクサンドラ・オカシオコルテスがアメリカ政治に新たな…

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ハウスのあるホームレス

名寄市立大学教授 加藤 隆 孤独死とホテル型家族 人間関係「分離」する無縁社会  ホームレスという言葉を聞くと、どのような光景を思い浮かべるだろうか。都会の地下通路の片隅でうずくまっている寄る辺なき人々だろうか。最近では…

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「竹島の日」と日韓主張の対立

拓殖大学大学院特任教授 濱口 和久 「先占」の原則に則り編入 講和条約発効で日本領と確定  今年も2月22日に「竹島の日」式典が島根県松江市で開催された。日本政府からは安藤裕内閣府政務官が出席。政務官の出席は7年連続とな…

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どこへゆく 危機状態の英国

日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 再度の国民投票実施も EUと共に“次善の策”模索を  「英国よ、どこへゆく(Quo Vadis,Britain?)」、この言葉が現実味を帯びてきた。来たる3月29日の欧州連合(E…

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今必要な「ポジティブ心理学」

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 充実した人生を求めて 心構えを変えて生活を変革  1998年の夏にサンフランシスコで開催されたアメリカ心理学会(APA)で、会長のマーティン・セリグマン教授(ペンシルベニア大学)が…

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幻想の普天間5年以内運用停止

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 辺野古以外にも選択肢 日本政府に欠ける「誠実さ」  24日の「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」(沖縄県民投票)を3日後に控え、同県のみ…

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発想の転換なき大学入試改革

沖縄大学教授 宮城 能彦 「知識不足」の学生たち 「選別」から「育てる」に重点を  2020年度から大学の入試の方法が変わるらしい。  大学で勤めているのにもかかわらず「らしい」などという表現を敢(あ)えてしたのは理由が…

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楽観的な政府の経済見通し

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 消費増税などの影響軽視 日銀・民間予測は横這い・悪化  1月28日に通常国会が召集され、来年度予算案とその背後にある政府の来年度(2019年度)経済見通しが明らかになった。…

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中国が選ぶ18年十大ニュース

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 習主席の権威付け前面に 成長鈍化や格差拡大に触れず  2018年は習近平2期政権の初年であったが厳しい年であった。前年秋の19回共産党大会(19大)で中国は21世紀中葉に向けて「世界最大の国…

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俺流の金正恩氏「新年の辞」

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 非核化言及も放棄せず 人民は寒さと飢えに苦しむ  朝鮮半島の北部地域の冬の寒さは厳しく、大正11(1920)年1月18日には鴨緑江の上流にある中国と北朝鮮の国境都市・中江で氷点下41・6…

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米中国交「40周年」中国の本音

平成国際大学教授 浅野 和生 台湾統合に武力行使も 米国はアジアの安定を保証  40年前の1月1日、米中の国交が正常化された。これに伴い、その1月1日にアメリカと台湾は断交となった。しかしそのアメリカは、国内法で「台湾関…

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在米ユダヤ人の改姓事情

獨協大学教授 佐藤 唯行 進学・就職の差別回避策 70年代以降姿消し旧姓復活も  在米ユダヤ人の間で改姓が無視し難い割合で行われてきた事実はユダヤ社会内部の公然たる秘密であった。ここで言う改姓とはユダヤ姓を捨て、米英のキ…

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