教育
自然の不思議が子供の好奇心生む
札幌市で環境教育シンポジウム 「持続可能な開発」あるいは「持続可能な社会の構築」といった言葉が頻繁に使われるなど環境保全に対する取り組みが官民で繰り広げられている。そうした中で、これからの環境教育の在り方を論議するシン…
母親と「同居」か「近居」出生数が多い傾向に
母親と同居する夫婦、つまり三世代の家庭ほど多くの子供を生む傾向にある。 国立社会保障・人口問題研究所が行っている「出生動向基本調査」によると、夫婦の平均出生子供数(完結出生児数=結婚15~19年の夫婦の平均出生子供数…
米国の大学制度と大学改革
評論家 大藏 雄之助 認可、評価、入試に違い 個別学科試験に議論の余地 日本の常識は外国では非常識と言われるが、国際的に比較すれば、日本の大学制度が特異の存在であることがわかる。ただし、ヨーロッパの高等教育機関はほとん…
動物画にみる長谷川等伯の世界
出身地の石川県七尾美術館で展示 桃山画壇を代表する巨匠・長谷川等伯(1539~1610年)の描く動物画には、当時の絵師には見られない独特の情感がこもっている。出身地の石川県七尾市にある県七尾美術館で開催中の「長谷川等伯…
学校支援ボランティアの活用で放課後など豊かに
今年度から、各教育委員会の判断で土曜授業を実施できるようになった。ただ、現在のところ、「教員の負担が大きい」との理由で、土曜授業を導入する自治体は一部に止まっている。一律に学校5日制導入前の状態に戻すというより、むしろ…
生きる希望伝え感動呼ぶ、「福島の今」描いた創作劇
大沼高校演劇部「シュレーディンガーの猫」 福島県立大沼高校(会津美里町、五十嵐研校長)の演劇部による創作劇が感動を呼び起こしている。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の「福島県の今」を描いた作品で、高校演劇と…
理想の家族の住み方は祖父母と同居・近居5割
三世代家庭は年々減少しており、2010年の国勢調査では全世帯の7.1%にとどまっている。ただ「理想の家族の住み方」として、祖父母との「近居」か「同居」を望む人が5割を超えていることが、内閣府が先月公表した「家族と地域に…
教育委員会制度改革の課題
(社)全国教育問題国民会議理事長 秋山 昭八 国民の信頼を裏切るな 地方公共団体の責任明確に 学校で起こった問題に教育委員会が適切に対応できない状況が続く中で、教育委員会制度改革論議が始まった。 自民党の教育委員会改…
コシノジュンコさんがSOLA沖縄学園の客員教授に
学校法人SOLA沖縄学園(宜野湾市)は今年度、世界的デザイナーのコシノジュンコさんを客員教授に迎えた。沖縄観光大使を務めるほか、G8沖縄サミット(2000年)のかりゆしウェアのデザインや琉球海炎祭(宜野湾市)の花火をデ…
激減するボーイスカウト活動そのものが難しく
団塊世代が子供の頃、ボーイスカウトはあこがれの存在だった。ところがいま、子供数の減少幅を上回るペースでボーイスカウトの会員数が減っている。 連盟のまとめでは、平成10年会員15万4292人が同23年は8万4554人に…
縄文人の神話的世界観を考察
札幌市で「こころの平和フォーラム」 縄文時代の遺跡が数多く存在する北海道。青森、秋田、岩手県の北東北地方と連携して北の縄文遺跡を世界遺産に登録する活動が道内で広がっている。そうした中、伊達市噴火湾文化研究所の大島直行所…
スマホによる夜更かしで健康や学業に深刻な影響
厚生労働省は先月、「健康づくりのための睡眠指針」を11年ぶりに見直した。眠りと健康について研究成果を踏まえ、対応策なども示している。 この中で、特に中高生については次の点に言及している。子供たちは、もともと年齢が上が…
教科書問題から我田引水な教委改革批判する「サンデーモーニング」
◆異例なのは竹富町側 教育委員会を改革する地方教育行政法改正案(教委改革法案)が通常国会で15日に審議入りし、20日朝放送の報道番組ではTBS「サンデーモーニング」とNHK「日曜討論」が取り上げていた。 サンデーモー…
佐賀大学に賠償命令、地裁判決で信仰の自由侵害認める
佐賀大学(佛淵孝夫学長)の准教授に研究室に呼び出され、信仰について侮辱され棄教を迫られたなどとして元女子学生(24)と両親が准教授と佐賀大を相手取り440万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、佐賀地裁(波多江真史裁判長)…
国の安寧害する教科書批判
NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 領土を教えるのは基本 卑屈な共産党や過激派 文科省は、教師が学習指導要領の内容を的確に教えるための「手引書」として「学習指導要領解説書」を発行しているが、今…
財団法人日本宇宙少年団「ノシロ分団」設立へ
JAXAの施設がある秋田・能代市 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設があり、宇宙のまちづくりを進める秋田県能代市で宇宙や科学、自然に対する子供の探求心を育てる財団法人日本宇宙少年団(本部・東京都)の「ノ…
不足する特別支援学級 専門教員の養成を急げ
学校基本調査によると、普通学級が減少する中、特別支援学校や特別支援学級は増えている。特別支援学校は平成25年度1026校(前年度比21校増)、特別支援学級は最多の34133学級で、10年前の約1.6倍に上る。 平成1…
高校教師が息子の入学式に行き自校入学式を休む是非を論じた文春
◆批判後にブログ炎上 相変わらず「STAP細胞」騒動が続いており、週刊誌もこれに紙数を割いているが、世の中には他にも次々に色々なことが起こっている。目を引いたのは、息子の入学式に出るため、自身が担任を持つ高校の入学式を…
沖縄県竹富町教科書、身勝手な要望は許されない
沖縄県竹富町が採択地区協議会の答申と異なる中学公民の教科書を使用している問題で、町教育委員会は石垣、与那国、竹富の3市町でつくる八重山採択地区協議会からの分離を、沖縄県教委に要望した。 竹富町教委は、教科書無償措置法…
教育委員会制度改革は両刃の剣 北海道師範塾「教師の道」塾頭 吉田洋一氏に聞く
教育改革 政府は今月4日、教育委員会の制度改革を目指す地方教育行政法の改正案を閣議決定した。これは教育長と教育委員長を一本化した新しい責任者を置くことや自治体の首長と教育委員会が方針などを協議する「総合教育会議」を新設…
義家弘介元文科政務官「沖縄を教育特区に」
名護市で教育講演会、教職員・PTAなど400人が参加 日米両政府が普天間飛行場(宜野湾市)の代替施設の受け入れ先として合意している沖縄県名護市で3月29日、教育講演会(同実行委員会主催)が行われ、校長、教職員、PTAな…
基本的生活習慣や読書のすすめ、学力向上に影響
文部科学省は、昨年4月の全国学力テスト(小6と中3対象)を基にした、家庭環境と学力に関する分析結果を先月公表した。 この中では、両親の学歴や収入など家庭状況との関係と合わせて、生活習慣や親子のコミュニケーション、読書…
15周年を迎えた京都市学校歴史博物館
教科書や給食の変遷をたどる 京都の学校の歴史に関する資料の保管や展示を行っている京都市学校歴史博物館(同市下京区)が15周年の節目を迎えた。平成10年の開館以降、さまざまなテーマの展示を行い、体験教室や講座も人気だ。新…