生きる希望伝え感動呼ぶ、「福島の今」描いた創作劇


「福島の今」描いた創作劇

大沼高校演劇部「シュレーディンガーの猫」

 福島県立大沼高校(会津美里町、五十嵐研校長)の演劇部による創作劇が感動を呼び起こしている。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生後の「福島県の今」を描いた作品で、高校演劇としての高評価はもちろん、困難に負けず生き抜くことの大切さを訴えたものとして注目を集めている。(市原幸彦)

 この創作劇は「シュレーディンガーの猫~Our Last Question~」。原発事故で浜通りから避難し、会津地方の高校に転校した女子生徒2人が転校先の同級生6人と互いに心を通わせ、津波の恐怖や肉親を亡くした悲しみ、避難生活の苦労を一緒に乗り越えていくというもの。


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