教育
両陛下、親善と慰霊 パラオ御訪問
大統領と御会見 晩餐会御出席 天皇、皇后両陛下は8日午前、戦後70年の戦没者慰霊と友好親善でパラオを公式訪問されるため、羽田空港発のチャーター機で同国へ向け出発された。空港での歓迎式典に臨まれた後、レメンゲサウ大統領と…
科書検定、教師は教育正常化に努めよ
来年4月から中学校で使われる教科書の検定結果が発表された。文部科学省は今回から新しい検定基準を用い、領土問題について日本政府の考え方が書かれるようになった。慰安婦や戦後補償など政府見解がある事柄については明確に、また見…
中学教科書 社会科全てに「竹島・尖閣」
検定基準、解説書見直しで 文部科学省は6日、2016年度から中学生が使用する教科書の検定結果を公表した。歴史や領土問題について政府の統一見解を反映させるよう求めた新たな検定基準が初適用された。竹島と尖閣諸島については学…
日韓の理解・融和を願い、札幌市で講演会
「今こそ思想を学ぶ価値がある」 戦後、最も関係が冷え込んでいる日本と韓国。互いに新政権になっても未だに首脳会談が開かれず、異常な事態が続いている。関係改善には何よりも対話が必要だが、そのためには草の根レベルでも両国の文…
増え続ける少年少女の「振り込め詐欺」加担
このところ、振り込め詐欺で検挙される少年の増加が問題になっている。警察庁が2月に公表した「少年非行情勢」によると、昨年1年間に振り込め詐欺で検挙された少年は311人(前年比18.7%増)に上っている。この2年で2倍、統…
スマホの代わりに文庫本を
評論家 太田 正利 向学心欠かせぬ大学教育 読書積み重ね成果上げよう 「デカンショ、デカンショで半年暮らしゃ…」とは旧制高校でよく唄われていたもの(因(ちな)みに、これは、デカルト、カント、ショーペンハウワー)だが、今…
日系米国人、未来に向けて歩み続けよう
戦後70年を節目に首都ワシントンの連邦議事堂周辺を行進 第2次大戦中の強制収容など、日系米国人の過去の経験を伝えるため、日系市民が首都ワシントンの連邦議事堂周辺を行進する毎年恒例のイベントが28日、開かれた。今年は大戦…
卒業生の力作が来館者魅了 人間国宝の技の伝承者を研修所で養成
石川県立輪島漆芸技術研修所は創立47年を迎える 金沢市の中心部しいのき迎賓館で、石川県立輪島漆芸技術研修所(輪島市)の卒業生による作品展が開かれている。同研修所は重要無形文化財保持者(人間国宝)の技術の伝承者を養成する…
沖縄の平和教育の是正を
モンゴル国際経済経営大学客員教授 徳松信男氏が講演 NPO法人沖縄の教育を考える会(﨑山用豊会長)は8日、沖縄県南風原町で石垣市在住でモンゴル国際経済経営大学客員教授の徳松信男氏を招いて講演会を行った。「沖縄県における…
ネット利用の長時間化ルール作りで親子にズレ
スマートフォンの普及などで子供のインターネット利用時間が長時間化している。内閣府の調査によると、スマホや携帯電話などでネット接続する小中高生の1日(平日)当たりの利用時間は平均142.6分。5割は2時間以上利用するとい…
地域復興の担い手を育成 東北大のカタールサイエンスキャンパス
小中高生が科学実験体験 東北大学工学部(仙台市)では、カタール国が東日本大震災復興支援のために設立した「カタールフレンド基金」(QFF)を活用して、地域の子供たちが最先端のものづくりや科学を学べる「カタールサイエンスキ…
子育て新制度控え“質のよい”保育士不足が深刻
4月から始まる「子ども子育て支援新制度」に合わせ、厚生労働省は今月を「保育士就職促進対策集中取組月間」と位置付けている。待機児童解消のため、資格を持ちながら保育士として働いていない「潜在保育士」を掘り起こし人材不足の改…
危険から子供を守るための連携を
不登校で連絡が取れない状態が続いたり、不良グループなどと交際したりする中で、危険な目に遭う恐れのある子供が全国で400人に上るとの調査結果を文部科学省が公表した。 学校は警察や児童相談所など関係機関と協力して子供を守…
秋田公立美術大学附属高等学院、1年次から美術工芸の授業
「充実した3年間」と卒業生 秋田公立美術大学附属高等学院(秋田市、鈴木司校長、全校生徒86人)は全国的にも珍しく、美術工芸の授業を一年次から実施している。創立63年と歴史は長く、設立当初は手に技術をつけるための工芸学校…
スクールカウンセラー配置20年、活用に課題も
スクールカウンセラーの配置は、いじめや不登校問題の解消を目的に平成7年度に始まった。現在、公立小学校の65%に当たる1万3800校、中学校全校約1万校、あわせて2万3800校に配置されている。開始20年、カウンセラーの…
川崎中1殺害、子供権利条例の弊害ないのか
どうすれば少年凶悪事件を防ぐことができるのか。 川崎市の中学1年男子生徒が多摩川の河川敷で殺害された事件は、同世代の子供を持つ親だけでなく、国民全体に波紋を広げている。 非行少年への甘い対応 少年事件では、佐世保…
道徳虚偽報告、意図的であれば厳重な対処を
文部科学省が実施した小中学生向け道徳教材「私たちの道徳」の活用状況調査で、山梨県教育委員会が山梨市内の小中学校から上がってきた回答を書き換えて同省に報告していた。文科省などの中央省庁は、現場の報告内容を参考に今後の対応…
歴史教科書に著作権なしか
教育研究者 杉原 誠四郎 疑問ある東京地裁判決 他社記述流用が増える恐れ 昨年、年の瀬も迫った12月19日、東京地裁(東海林保裁判長)で、歴史教科書には著作権はないというまことに奇妙な判決が出た。 訴訟の原因となる事…
宗教教育は人格形成の根幹
「北海道人格教育協議会」が札幌市でフォーラムを開催 小中学校での道徳教育の特別教科化や教育委員会制度の見直しなどが進められている。その一方で、いじめや青少年の凶悪犯罪が後を絶たない。戦後70年の日本の教育を根底から改革…
「自分の時間を失いたくない」が結婚しない理由
内閣府の「少子化社会対策大綱の見直しに向けた意識調査」で、39歳以下の未婚男女では「結婚の意志がある」が76.5%に上った。これは、他の先進諸国と比べると高い割合だ。 ただ、「結婚する意志がない」も23.5%。結婚適…
山梨県教委、文科省の道徳教材調査内容を書き換え報告
学校の回答正確に伝えず 文部科学省発行の小中学生向け道徳教材「私たちの道徳」を児童・生徒の自宅に持ち帰らせていない学校が多くある問題で、文科省が昨年10月までに実施した同教材に関する調査のうち、山梨県教育委員会が山梨市…
グローバル人材育成へ 東京藝術大学、英仏米の芸術大と連携協定
「共同カリキュラム」を構築 グローバル時代を担う人材の育成を目指し、東京藝術大学(宮田亮平学長)は23日、世界最高峰の芸術系大学であるロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校、パリ国立高等美術学校、シカゴ美術館…
伝統芸能受け継ぐ子供たち
石川・金沢市の「加賀宝生子ども塾」 伝統芸能の能楽「加賀宝生(かがほうしょう)」の盛んな金沢市では、その技を子供たちにも受け継いでもらおうと、「加賀宝生子ども塾」を開いている。日頃の稽古(けいこ)の成果を披露する発表会…