「今こそ思想を学ぶ価値がある」
戦後、最も関係が冷え込んでいる日本と韓国。互いに新政権になっても未だに首脳会談が開かれず、異常な事態が続いている。関係改善には何よりも対話が必要だが、そのためには草の根レベルでも両国の文化や歴史を知ることが不可欠。そうした中で、2年前に設立した金玉均研究会(会長、卞東運氏)は定期的に専門家を招いて講演会やセミナーを開催している。(札幌支局・湯朝 肇)
「金玉均については日本の中学校の教科書に名前が載っている程度。また、韓国内に金玉均に関する資料が沢山残っているわけではありません。ただ、知られていない歴史に光を当てることはとても大事なことだと思います」