教育
行方不明の届出が8万人 年代別では10代が最多に
警察庁のまとめによると、平成26年中に全国の警察が受理した行方不明者は8万1193人(前年比3.3%減)。全体の数は減少傾向にあるなか、70歳以上の高齢者と20代が増えている。 行方不明の原因は、疾病関係が2割、家庭…
「地下」に潜る危険ドラッグ、店舗摘発でネット販売に
東京都豊島区、薬物乱用防止デーで教育関係者ら討論 今月26日は国連の「国際薬物乱用・不正取引防止デー」。これにちなみ、教育関係者らが乱用防止についてのパネルディスカッションを東京都豊島区で行った。聴衆の関心を集めたのは…
シンポ「漆と社会の繋がり」、漆芸の喜びと夢語る
県輪島漆芸美術館で開催中の「漆芸の未来を拓く」で 石川県輪島市の県輪島漆芸美術館で開催中の「漆芸の未来を拓く―生新の時2015―」で、大学や大学院で伝統工芸の漆芸を学び、この3月に卒業および修了した学生が作品を発表して…
公立小中学校の学校数・教員数・生徒数の推移
今年1月、文部科学省は公立小中学校の適正規模・適正配置の手引きを見直した。小中学校の規模をみると、標準規模12~18学級以下の小規模校が約半数を占める。手引き改訂を受けて、これまで以上に学校の統廃合が加速化すると見られ…
副読本は依然「軍令」明記 「集団自決」をめぐる沖縄の教育
文部科学省は4月、2016年度から中学校で使用する教科書の検定結果を公表した。社会科では沖縄戦における集団自決における強制や軍命を記述した出版社がなくなった。これには検定意見が出ておらず、歴史的な事実が反映される結果と…
防犯団体、10年で6倍に課題は構成員の高齢化
警察庁は今年4月、自主防犯活動に関する調査結果を公表した。それによると、月に1回以上活動している地域の防犯ボランティア団体は4万7532団体で、構成員は277万6438人(昨年12月末現在)。団体数は10年前の約6倍、…
通信アプリの利用時間が長いほど成績低下
仙台市教育委員会と東北大学が中学生を対象に調査 未成年者のスマートフォン(スマホ)所有が急増する中、仙台市教育委員会は東北大学と連携し、市内の中学生(1~3年生)2万2439人(スマホ所有者1万4282人)を対象に調査…
起業家の3割がシニア層 若者はチャレンジ精神を
2014年版の「中小企業白書」によると、日本の起業希望者は33年前(1979年)の約半分、83.9万人に減った。バブル崩壊以降、開業率の低迷が続いている。 とくに変わったのは年代層だ。2012年の起業家の約3割は60…
物で解決しない子供の貧困
名寄市立大学教授 加藤 隆 個人主義で未熟な親に 質素な幸せ見た戦前外国人 「こどもの日」の5月5日が過ぎたが、明るい響きとは裏腹に、子どもの貧困が日本社会に広がっている。世間では株価2万円、春闘ベア最高水準の新聞見出…
「北海道博物館」、札幌市に新たにオープン
自然・歴史・文化研究の中核拠点に これまで北海道の開拓史を中心に調査研究を進めてきた北海道開拓記念館とアイヌ文化調査・普及活動を行ってきた道立アイヌ民族文化研究センターが統合され、「北海道博物館」(札幌市厚別区)として…
グローバル人材の資質は「柔軟に対応する姿勢」
「グローバル人材」と盛んに言われるが、具体的にはどのような資質が求められているのだろうか。 経団連が昨年11月から今年2月、企業(463社)に行ったアンケート調査によると、グローバル人材に求める素質・能力として最も多…
下村文科相、考え議論する道徳教科に
都内で「日本創生シンポ」 「日本創生シンポジウム」で基調講演する下村博文・文部科学大臣=16日、都内で[/caption] 道徳教育の充実や倫理経営、公益資本主義の実施を目指して討議する「日本創生シンポジウム」(主催・…
250年の伝統息づく曳山子供歌舞伎
石川県小松市「お旅まつり」の呼び物 石川県小松市で、日本三大子供歌舞伎の一つに数えられる曳山(ひきやま)子供歌舞伎が8日から10日までの3日間、華やかに上演された。演じたのは小学3年生から6年生の女子児童ばかり。2カ月…
自己肯定感につながる早寝と朝の食卓での会話
日本の子供は諸外国と比べて自己肯定感が低いと言われている。文部科学省が4月に発表した「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査結果」(小5~高3の児童生徒2万3千人回答)は、自己肯定感の低さと生活習…
勉強嫌いを勉強好きに 「勉強の技術」で学習困難克服
「発達障害」専門の塾講師・福嶋和幸さん 「発達障害」とされる子供が増える中、学習に困難を抱える子供の指導に情熱を燃やす塾講師がいる。個別指導塾「スタディフォライフ」(東京都練馬区)代表の福嶋和幸さん(27)だ。高校時代…
高3の英語力「中卒程度」 「書く」では3割が0点
文部科学省が発表した高校3年生の英語力調査によると、英語が苦手な生徒が多く、平均では英検3~5級(中学卒業程度)の英語力にとどまっていた。調査は昨年7~9月、全国約480校の生徒約7万人を対象に、「読む・聞く・書く・話…
夢と目的をはっきり持つことが大切
五輪とスポーツ教育テーマに講演 宜野湾ロータリークラブは4月3日、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会CEOとして東京五輪誘致を導いたミズノ株式会社の水野正人会長を招き、沖縄の中高生のアスリートらを対象に…
大学生活の重点とスマホ平均利用時間
第50回学生生活実態調査(昨秋、全国30大学学部生約9200人対象)によると、大学生の1日のスマートフォン(スマホ)利用時間は平均163.6分に上る。 1日3時間もスマホに費やす一方、授業時間以外の予習・復習・論文な…
復興を担う若い人材を育成 新設の福島県立「ふたば未来学園高」開校
東京電力福島第1原発事故で住民の6割以上が避難したままの福島県広野町で今月8日、中高一貫校の県立「ふたば未来学園高校」(丹野純一校長)が開校した。双葉郡(8町村)の高校では、今年度唯一の生徒募集だ。県内で初めて文部科学…
低い高等教育の公支出 OECD加盟国で最下位
統一地方選挙で、多くの政党が教育分野の公約として掲げるのが「教育の予算増」。OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、日本の公財政教育支出(国や地方自治体等の支出)の対GDP比率が低いことは、かねてから問題とされてきた…
スマホ依存、無意識のコピペに警鐘
信州大学長と東大教養学部長の式辞話題に 大学の卒業と入学のシーズンがほぼ終了した。今年は信州大学の入学式で「スマホ依存症」からの脱却を迫った山沢清人学長のあいさつと、東京大学教養学部の卒業式(学位記伝達式)で「無意識の…
増加する児童ポルノ被害未就学児にも拡大傾向
今月、元中学校長が児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。フィリピンで20年以上にわたる買春行為撮影写真は14万枚以上、被害女性の1割は18歳未満の少女という。 警察庁によると、昨年の児童ポルノ送致件数は前年…
国旗国歌の尊重は当然だ
入学式や卒業式で国旗を掲揚しない国立大学が少なからずあり、国歌斉唱に至ってはほとんど行われていない。放置しておいていいのか――。そんな疑問が国会質問で提起された。 ほとんどが斉唱せず 文部科学省によると、全86校の…